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斎藤工、「この物語は因数分解のような壮大さ!」長澤まさみ、西島秀俊「斎藤工はウルトラマンそのもの!」 映画『シン・ウルトラマン』完成報告会

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映画『シン・ウルトラマン』の完成報告会が、5月2日、セルリアンタワー東急ホテルにて行われ、主演の斎藤工をはじめ、共演の長澤まさみ、西島秀俊と、樋口真嗣監督が登壇した。

昭和41年(1966年)の放送開始以来、海外でも100を超える地域で放送され、今なお根強い人気を誇る日本を代表するキャラクター“ウルトラマン”がウルトラマン55周年記念作品『シン・ウルトラマン』として映画化。庵野秀明が企画・脚本、監督はこれまで数々の傑作を庵野氏と共に世に送り出してきた樋口真嗣が務める。

主人公の【ウルトラマンになる男・神永新二】には、斎藤工。主人公・神永の相棒・浅見弘子役に、長澤まさみ。そして、神永、浅見の所属する、防災庁の専従組織・禍特対(カトクタイ)の班長・田村君男役に、西島秀俊。同じく禍特対のメンバー・滝明久役を有岡大貴、船縁由美役で早見あかり、その他、田中哲司、山本耕史、岩松了、嶋田久作、益岡徹、長塚圭史、山崎一、和田聰宏ら演技派・個性派キャストが総出演!「ウルトラマン」の企画・発想の原点に立ち還りながら、現代日本を舞台に、未だ誰も見たことのない“ウルトラマン”が初めて降着した世界を描く、感動と興奮のエンターテイメント作品となっている。

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本作の公開について、斎藤は「このタイミングでの公開、(制作時間の)この期間は必要だったんだと思います。(公開は)今なんだと思いました」としみじみ。最初に脚本を手にしたときは「活字の量が凄い。僕ごときが理解できるものじゃないと一度本を閉じました」と衝撃を語り、「因数分解のような壮大さは一度読んだだけでは理解できないような物語。これは自分がどうこうしようというより、制作陣の方々に委ねようと思った。好奇心や夢の詰まった魔法の事典のようでもありました」と、物語の大きさを実感した様子。

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長澤も同じ気持ちになったようで、「これがどうやって映像になるんだろうと、想像が追いつかなかった。なので、とにかく自分が担当する持ち場を全うしようと思いました。1度観ただけでは理解できないので、何度も観たい」と興奮気味に話す。

西島は「人間ドラマを真正面から描こうとしている作品だと感じました。覚悟を持った脚本でした」としみじみ。

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ウルトラマンを演じることに、斎藤は「変に軽々しく口にすると、純朴に観ていただくことと遠くなってしまう気がします。私情みたいなものを持たないほうがいいんじゃないかと思って、先輩方や共演者の皆さんから力をいただき、役と向き合いました」と真摯に語る。

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撮影では約17台ほどのカメラが常に回っており、色々な方面から撮影。西島は「自分は最先端な現場にいるんだなと、毎日楽しくてしょうがなかったですね」と笑顔で振り返った。
また、俳優が演技をしながら対峙する相手をカメラで撮るという手法も取り入れられ、斎藤と長澤が「大変でした」とこぼす場面も。監督は「お芝居に集中できなくて、配慮が足りなかったですね」と謝りつつ、「視点が増える。皆さんに苦労していただいたものに見合ったものがある。とてもいい画が撮れました」と満足気。

さらに、それぞれの印象を聞かれたキャスト3人。斎藤は「このお二人にご一緒していただけてこのプロジェクトが正しいところに行けるんだと思った。こんなに頼もしいお二人にはありがとうございますという気持ちでいっぱいです」と感謝の気持ちを口にする。

長澤は「斎藤さんはいつも穏やかで大人っぽくて・・・。ウルトラマンのような存在でした。いるだけで頼もしい方。西島さんは俳優の中でも班長でした。たわいもない話で輪を和ませてくれる」と称える。

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西島も斎藤を「ウルトラマンのような人」と言い、「自分の視点を持ってその場にいるので安心感がある」と。長澤については「凄いな、映画女優だなと感じました。生まれつきもっているものかなと」とその存在感を示した。

会見の直前に完成作品を鑑賞したという3人。斎藤は「自分の少年性、映画の夢を全身で浴びた気持ちがずっと続いている。これは人とシェアすることで育っていく作品!」と興奮を隠せない。長澤も「ビックリしました。禍特対のチームワーク、一人ひとりの感情が生々しく描かれていて、ウルトラマンと寄り添いあっている。高揚感が残っています」と続け、西島も「圧倒されました。自分が子供のころ観ていた『ウルトラマン』を継承して、さらにもの凄いものができた。大人も大興奮すること間違いない。子どもたちには深く刺さる作品になっている。観れるならすぐまた観たいです!」と熱く語ると、思わず長澤も「私もです!」と声を揃えた。

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最後に斎藤は「子供たちに何を残すか・・・という円谷組のテーマ。人間と人間の距離感、自分と違う他者へ思う気持ちなど、1つの概念と好奇心がたくさん詰まった作品です。この作品に参加できて心から誇らしく思います。公開を心待ちにしてほしい」とメッセージを送り会見を締めくくった。

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『シン・ウルトラマン』
<ストーリー>
次々と巨大不明生物【禍威獣(カイジュウ)】があらわれ、その存在が日常となった日本。
通常兵器は全く役に立たず、限界を迎える日本政府は、禍威獣対策のスペシャリストを集結し、
【禍威獣特設対策室】通称【禍特対(カトクタイ)】を設立。
班長・田村君男(西島秀俊)、作戦立案担当官・神永新二(斎藤工)、非粒子物理学者・滝 明久(有岡大貴)、汎用生物学者・船縁由美(早見あかり)が選ばれ、任務に当たっていた。
禍威獣の危機がせまる中、大気圏外から突如あらわれた銀色の巨人。
禍特対には、巨人対策のために分析官・浅見弘子(長澤まさみ)が新たに配属され、
神永とバディを組むことに。
浅見による報告書に書かれていたのは・・・【ウルトラマン(仮称)、正体不明】。

■出演:斎藤 工 長澤まさみ 有岡大貴 早見あかり 田中哲司 / 西島秀俊
山本耕史 岩松 了 嶋田久作 益岡 徹 長塚圭史 山崎 一 和田聰宏
■企画・脚本:庵野秀明
■監督:樋口真嗣
■音楽:鷺巣詩郎
■主題歌:「M八七」米津玄師
■製作:円谷プロダクション 東宝 カラー
■制作プロダクション:TOHOスタジオ シネバザール
■配給:東宝
■公開:2022年5月13日(金)
■マルシー:Ⓒ2021「シン・ウルトラマン」製作委員会 ©️円谷プロ
■公式サイト:https://shin-ultraman.jp/
■公式Twitter:@shin_ultraman

2022年5月13日(金)全国公開