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女優・大島優子主演作が遂にお披露目!!AKB48時代には見られなかった無防備な表情解禁!大島優子の女優魂 映画『ロマンス』ジャパンプレミア レポート

8月29日(土)より全国公開となる映画『ロマンス』の完成を記念し、8月13日(木)ジャパンプレミアが行われ、国内で初お披露目致しました。舞台挨拶には主演の大島優子、大倉孝二、タナダユキ監督が登壇し、大盛り上がりとなりました。

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MC:映画『百万円と苦虫女』以来7年ぶりのタナダユキ監督オリジナル作品として遂に完成した映画『ロマンス』。海外からの注目度も高く、第18回上海国際映画祭パノラマ部門、第9回JAPAN CUTS(ジャパン・カッツ)!と続けて海外映画祭に正式出品され、そして本日、ようやく日本のみなさまに初お披露目となります。

本作で主人公・北條鉢子(ほうじょう・はちこ)を演じました大島優子(おおしま・ゆうこ)さん、映画プロデューサーの桜庭洋一(さくらば・よういち)を演じました大倉孝二(おおくら・こうじ)さん、そしてタナダユキ監督です。本日が日本のみなさまに映画『ロマンス』をご覧戴く初お披露目の場となります。今の心境をお話しいただけますでしょうか。

初めに、主人公ロマンスカーアテンダントの北條鉢子役を演じました大島優子さんからお願いいたします。

大島:この日を迎えるのがとても楽しみでした。海外映画祭に出品させて頂き、実際に映画祭に行ったタナダ監督から海外の反応を聞くたびに早く日本の皆さまにお届けするのが楽しみでしょうがなかったです。AKB48卒業後初めての主演ですが、気負うことなく自分の思い出アルバムを見て頂くような思いです。(笑)早く公開日の8月29日が来ればいいなと思っていました。まずは本日、来て下さった皆さまありがとうございます。このあとたっぷり癒されて、映画を堪能してください。

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MC:ありがとうございます。それでは続きまして、本作の主人公の鉢子と一緒に鉢子の母を探しに行く謎の映画プロデューサー、桜庭洋一を演じました大倉孝二さんお願い致します。

大島:洋一っていう役名だったの?(笑)。初めて知った!

大倉:そうだよ(笑)。今日はお集まりいただきありがとうございます。昨日の朝10時から30時間近く並んでくれたお客さまもいらっしゃるそうで・・ありがとうございます。

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大島:え!新機種発売、みたいな(笑)

大倉:楽しんで頂けると何よりです。是非ゆっくりご覧になってください。

MC:そして、本作の監督を務められましたタナダユキ監督、ご挨拶をお願い致します

タナダ:皆さま、お盆の中お集まりいただきありがとうございます。二人の珍道中を一緒に楽しんで頂ければと思います。

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MC:それではいろいろとお話をお伺いしたいと思います。本日は大島優子さんが現在出演しているCMのMINON presentsジャパンプレミア試写会になります。大島さんとタナダユキ監督の出会いはこのCMがきっかけなんですよね? 初めてお仕事された時のお互いの印象はいかがでしたか?

大島:タナダ監督とお仕事ご一緒したいなと以前から思っていました。短いCMの中でタナダ監督の世界観に入れるかが最初は不安でしたが、短いなかでどっぷりタナダワールドに浸かれました。そのときにいつか映画でご一緒したいです、とお話ししたんですが、実はそのときに『ロマンス』のお話しが決まっていたんです。

タナダ:大人の事情でお話しできなかったんです(笑)。大島さんだけまだ知らなくて・・もともと私はAKB48時代から‘推しメン’でした(笑)。まさか縁があるとは思ってなかったので映画の話が進んでいる中、CMのお仕事が決まりましてありがたいなと。CMの最初のカットがバスシーンだったんですがこれは仕上がりを見て間違いないと思いました。

MC:大島さんと大倉さんは初共演とのこと。お互いの印象、お仕事ご一緒されていかがでしたか?

大倉:ちっちゃ!

大島:でか!

MC:本読みのときすでに、まるで“鉢子”と“桜庭”の様だったとか?

大島:最初はお互い伺ってました。

大倉:いい年して僕ナイーブぶるんで(笑)。人見知りな感じで。

大島:全然目を合わせてくれなくて、うつむき加減で「オハヨウゴザイマス」って(笑)。シャイな方なんだなって思いました。親しくなれたのは現場初日でお話ししてから・・・

大倉:なんか、ばかにされた感じで・・

大島:違いますよ!

タナダ:主導権は握られていましたよね。素晴らしいコンビです。最近はますます大島さんのほうが力を増していて(笑)。大阪のプロモーションキャンペーンの前日がロマンスカーのイベントで3人顔を合わせていたんです。大阪キャンペーンの日は大倉さんがお休みということで二人で文句を言ってたんです。そしたらなんと大倉さん自腹で来てくださったんです。大島さんは当日大倉さんに「えらーい!」って言ったんです(笑)。そんな関係性(笑)。

大倉:お使いじゃないんだから。

大島:だってえらかったんだもん。

MC:タナダ監督は、CM、映画と大島さんとお仕事をご一緒にされていかがでしたか? 大島さんの新たに発見したところなどありますか?

タナダ:今どき5、6歳の子だって自分がどう写真に映れば可愛いかを知っていて、ましてやアイドルってすごく見られるお仕事なので自分がどうしたら魅力的に映るかを分かっているはずですが、映画の撮影ではどこからどう撮られても構いません、とさらけ出してくれたのですごくやりやすかったです。可愛く映ろうなんてまったくない女優さんです。

MC:大島さんはタナダワールドの住人になってみて如何でしたか?

大島:タナダ監督はすごく信頼をしてくれていたんですよ。役者に自由に動かせてくれていたんで、どう撮られていてもお任せしていました。だから私も裸になってお芝居が出来ました。それがタナダワールドなのかな、と思いました。

本作で大島さんが演じる“鉢子”と大島さんは同じ26歳ですが、役作りをする上でやはり共感する部分はたくさんありましたか?

大島:漠然とした将来の不安や家族や恋人や結婚のこととかすごく共感できました。台本を3回呼んでセリフがすっと入ってきました。

MC:昨年は映画『紙の月』で数々の賞を授賞された大島さん。本作で主演を務められて、女優として新たな一歩の作品になったかと思います。 今後女優という仕事を続けていく上で映画『ロマンス』がもたらしてくれたことを教えていただけますでしょうか。

大島:‘ロマンス’という言葉って男女の仲のロマンスが浮かびやすいかと思いますが、人と人の出会いであると思います。この作品を通して皆さんと出会えたことが私にとってすてきな‘ロマンス’となりました。

大倉:30時間待ってる方は本編で寝ないでくださいね(笑)。

『ロマンス』

大島優子 大倉孝二 野嵜好美 窪田正孝 西牟田恵
脚本・監督:タナダユキ
製作:東映ビデオ
配給:東京テアトル
2015年/日本/97分/5.1ch/ビスタ/カラー/デジタル ©2015 東映ビデオ
movie-romance.com

『ロマンス』メインs

【STORY】
箱根の景勝地を舞台にした、たった1日の出会いと別れ。人生を“ちょっとだけ”肯定してくれる、小さな旅の物語。
北條鉢子は、特急ロマンスカーのアテンダント。仕事の成績は常にトップで、その日もつつがなく業務をこなしていたが、ひょんなことから映画プロデューサーを名乗る怪しい中年男客・桜庭に“母親からの手紙”を読まれてしまう。桜庭に背中を押され、もう何年も会っていない母親を捜すことになった鉢子。かつて家族で訪れた箱根の景勝地をめぐる“私とおっさん”の小さな旅が始まった──。
脚本・監督は本作で『百万円と苦虫女』以来7年ぶりにオリジナル作品を手がけるタナダユキ。鉢子には『紙の月』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞をはじめとする数々の賞に輝いた大島優子、桜庭には個性派俳優として人気を博す大倉孝二がそれぞれ扮する。
たった1日の出会いと別れ=ロマンスが、迷って生きていくことを“ちょっとだけ”肯定してくれる、小さな旅の物語がここに誕生!

『ロマンス』サブ1s

8/29(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開