映画『プーと大人になった僕』のジャパンプレミアが9月5日、東京・品川プリンスホテルのステラボールにて行われ、プロモーションのため来日中のユアン・マクレガーと日本語吹替版を担当した堺雅人、プーが出席した。
本作は、世界的人気キャラクター「くまのプーさん」を、ディズニーが実写映画化。プーさんと大親友の少年クリストファー・ロビンが「100歳になっても、きみのことは絶対に忘れない」と約束を交わした感動の別れの後、大人になりロンドンで暮らすクリストファー・ロビンとプーさんの奇跡の再会からはじまる感動の物語。
主人公の大人になったクリストファ ー・ロビンを演じたハリウッド俳優ユアン・マクレガーが、親友のプーさんと共に初来日。本作のLAプレミアでも、「日本に行きたい」と話していたユアン。念願叶っての来日に「日本に来ることができてとても嬉しい。しかも僕が大好きな映画『プーと大人になった僕』とともに来日できたんだから！」と挨拶し、満面の笑みを浮かべた。
そして、抽選で選ばれたファン約250人に歓迎の大歓声を浴びながらレッドカーペットを闊歩。サインやツーショット写真に応じるほか、ファンが差し出す雑誌を開きながら会話を楽しむなど1時間あまりの時間をかけ交流を楽しんだ。
続いて、ステージ上にプーを抱えて再登場したユアン。本作に出演し「時間を過ごすのか、何もしないことが大切ということを教えてもらったんだ。撮影が終わって、プーの言う通り“何もしない“ことが忙しかったよ」と振り返る。
続いて堺雅人も登場し、二人はがっちりと握手。プーを真ん中に挟んでベンチに座ってトークを始めた。堺から「声をあてさせていただく際、ずっと、（ユアンと）一つになろうと思って過ごしていたので、お会いできて嬉しいです」とニッコリ。ユアンが「これから堺さんの作品が英語圏で公開される時には、僕が声をあてます！」と笑顔で返すと、「今日始めたお会いしたんですが、すぐに『やさしくていい人なんだろうな』とわかりました。小さいころ出会っていたら、一生ついていったと思う」とユアンを褒め称えた。
作品の内容にちなみ、「子どもの頃に大切にしていた夢、そのなかで叶っているものは？」という質問に、ユアンは「自分は本当に運が良くて、幼い頃に抱いていた夢を叶えることができているんだ」と。「9歳の頃から役者になりたかった。舞台や映画で違う世界に誘われるたびに、自分も大きなスクリーンのなかでキャラクターを演じたいと思っていたので、一番大きな夢の役者になれて幸せ」としみじみ。
堺は「子供の頃、『白雪姫』で森の小鹿役だった僕が、まさか俳優になるとは思っても見なかった(笑)。でも、ママゴトが好きだったりしたから（今も）自分の好きなことをやっているのかも」と語った。
さらに、「劇中のセリフで心に残っているのは？」と問われると、「何もしない時間が好きだ」と答えたユアン。「例えば1日何も予定がない時は、子どもたちや犬と過ごしたり、あるいはひとりきりで過ごす。稀なことではあるけれど、そんな1日が大好き」とコメント。堺は「今日が一番好き」という言葉を選び、「お寺の和尚さん、お茶の先生が言うようなありがたいお言葉。なんか不思議な力を持つ人の深い言葉･･･“マスター”が使う言葉」と「スター・ウォーズ」シリーズで若きオビ＝ワン・ケノービを演じたユアンを思い出させるように彼を見やると、ユアンは「（プーが）赤いマントを身に着けているかもしれないね（笑）」と大笑い。
最後にユアンが「皆さんの感じるままに観て楽しんでほしい。監督のマークの美しい感性で美しい映画を織り上げたんだ」とPR。「あと、吹替版を観ると『ユアンってこんなに日本語が上手だったんだ！』と驚くかも（笑）」とジョークを飛ばし、イベントを終了した。
【Story】
『美女と野獣』のディズニーが「くまのプーさん」を実写映画化！１００エーカーの森を飛び出したプーと、大人になった親友のクリストファー・ロビン。ロンドンを舞台に、奇跡の再会をはたした２人が繰り広げる感動の物語。主役のクリストファー・ロビンを、ユアン・マクレガーが演じる。
■タイトル： 『プーと大人になった僕』
（原題：『Christopher Robin』 ）全米公開：8月3日（金）
■監督：マーク・フォスター（『チョコレート』『ネバーランド』）
■出演：ユアン・マクレガー、ヘイリー・アトウェル 他
■配給：ウォルト・ディズニー・ジャパン
■公式HP：http://disney.jp/Pooh-Boku
コピー表記：©2018 Disney Enterprises, Inc.
9月14日(金) 全国ロードショー
