映画『マイ・エレメント』の公開記念舞台挨拶が、8月5日、東京・TOHOシネマズ 日比谷にて行われ、日本語吹替版声優を務めた川口春奈、玉森裕太、MEGUMIが登壇した。
ディズニー＆ピクサーが贈る最新作、火・水・土・風のエレメントたちが暮らす世界を描く『マイ・エレメント』。すでに全世界で大ヒットを記録している本作が、いよいよ８月４日より公開する。アツくなりやすくて家族思いの女の子・火のエレメント・エンバー役を川口春奈、涙もろくて優しい自由な心をもつ“水”の青年・ウェイド役を玉森裕太（Kis-My-Ft2）が日本語版の声を務める。
公開初日に映画館で本作を鑑賞したという玉森は、「ちっちゃいお子さんが『楽しかったー』とお母さんに言っている声を直に聞けて嬉しかったです」と明かし、自身のSNSにもアップした姿は変装もなく、「公式グッズ（を身に着けて）で行きました。ポップコーンと飲み物を持って楽しみました」と笑顔を見せた。
ウェイドの上司で、どんな困難も吹き飛ばす“風”のゲイル役を務めたMEGUMIは、「中三の息子も観てくれたようで『いい仕事してんじゃん！』と言われました。子育てとともに、何十回と観た作品もあるピクサーに関わることができて息子も誇らしげでした」と満足気。
川口は「私もたくさんの方から声をいただき、『大人が１人で行っても泣きました』という方もいて、皆さんに届いているんだなと感じました」と感慨。
見どころたくさんの本作だが、特に注目してほしいシーンを聞かれると、MEGUMIは「やっぱりエンバーとウェイドの初デートのシーンですね。今ならではかもですが、女子のほうが引っ張っていくところとか。二人を見ていると心が開かれると思います」と答える。
玉森は「エンバーとウェイドの２人が協力して行う様子。かける言葉や表情を見て２人が通じ合っているところにも注目してほしいです」とし、川口は「大スクリーンで、この映画の色彩の美しさを観てほしいですね。カラフルなエレメントシティの世界を見ているだけで癒されます。ぜひ大画面で楽しんで！」とアピールした。
また、誰の人生にも宝物のような出会いがあることを描いている本作にちなみ、「宝物のような出会い」を問われると、MEGUMIは「息子との出会いですね」ときっぱり。玉森は「学生時代の先生」と答え、「授業中にちょっと寝てしまうことがあったんですが、その先生は絶対に怒らないんです。どうしてか尋ねたら『寝たければ寝ればいい。でも、周りの子は頑張ってる。そこで差が出て公開するのはお前だぞ』って。その教えを僕の中で大事にしようと思っているんです」と理由を述べた。
川口も「友達が応募してくれたことが、この仕事をするきっかけ。友達や家族がいなければ、今ここにいないと思う」と、周囲の人たちへの感謝の気持ちを口にした。
イベントでは、“エレメントトーク”も展開。「自分の特性に合っているエレメントは？」を質問にエレメント（火、水、土、風）の札で答えることに。「自分に近いエレメントは？」には、MEGUMIと川口は「火」と回答。「とにかく熱いですから」とMEGUMIが言えば、川口も「暑苦しいですね(笑)。私も師匠と一緒です」と息もピッタリ。玉森は「水」の札を挙げ「僕も流れのままに身を任すという感じで、あまり自分からこうしたい、あれしようとか発言しないので。あと年々涙腺が弱くなっている気もしますね」と説明していた。
最後にMEGUMIは「本当に素晴らしい作品です。世界観はとても可愛らしいし、最後までこだわりを持って作った作品。本当に感動します。その中に自分に当てはまるものがあるはず。新しい1歩を踏み出してみようかな、新しい概念を自分の中に持ってみようかなと、自分の背中を押してくれるようなストーリーです。きっと、皆さんの時間が豊かなものになると思います」と自信を持ってPR。
玉森は「誰にでもある、宝物の出会いというものを描いた作品です。映像も美しいので、大事な方などと、この夏休みにたくさん観ていただけたら嬉しいです」と声をかけ、川口は「自分では気づけなかった可能性があることに、ハッとさせられるような映画です。1歩踏み出す勇気や、新しいこをを始めるときに背中を押してくれるようなメッセージが詰まっていると思います。ぜひ大きなスクリーンでエレメントシティを堪能してください」と熱いメッセージを送り、舞台挨拶を終了した。
■監督：ピーター・ソーン（『アーロと少年』）
■プロデューサー：デニス・リーム（『カーズ２』、『スター・ウォーズ エピソード 3／シスの復讐』）
■日本版声優： 川口春奈（エンバー）、玉森裕太（ウェイド）
■配給：ウォルト・ディズニー・ジャパン
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8月4日（金） 全国ロードショー
