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宮﨑あおい、角野栄子にラブレター送る!「角野さんが好きすぎて」 宮川監督「角野さんが魔女なら、宮﨑さんは天女!」 映画『カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし~』初日舞台挨拶

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ドキュメンタリー映画『カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし~』の初日舞台挨拶が、1月26日、東京・角川シネマ有楽町にて行われ、)角野栄子、宮﨑あおい、宮川麻里奈監督が登壇した。

本作は「魔女の宅急便」の作者として知られる、児童文学作家・角野栄子の日常に4年にわたって密着したドキュメンタリー映画。NHK Eテレ「カラフルな魔女」で放送されていた映像を再編集し、新たに追加撮影したものが映画版として上映される。監督は、長年制作に携わってきた宮川麻里奈。宮﨑あおいが語りを務めた。

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公開初日を迎えて、角野は「なんか、恥ずかしい」とチャーミングな笑顔を見せつつ、「こういう機会をいただいて、皆さんに観ていただくのもこの世のプレゼントかなと思ったりしています」と嬉しそう。「普通の物書きですが、監督の宮川さんがこの素材を生かして150%以上上手くできていると思います。そして、私みたいな江戸っ子の言葉じゃない凄くキレイなナレーションをつけていただいて本当にありがとうございます」と、監督と宮﨑に感謝の気持ちを伝えた。

角野をずっと見てきた監督は「自分が見てきた角野さんをそのままに。角野さんへのラブレターだと思って作らせていただきました。宮﨑さんにラブレターを代読していただいて、本当に幸せな経験をさせていただきました」と作品への想いを吐露。

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1月1日で89歳を迎えた角野と宮崎はこの日が初対面。宮﨑の印象を角野は「可愛い。キュートでスマートな方」とニッコリ。一方で宮﨑は「『本物の児童文学作家の角野栄子さんだ!』という気持ちが一番大きかったです。でも、ちょっと合間にお話をさせていただいて、『黒革の手帳はなんで黒なんですか?』とか、『お洋服はアイロンかけられるんですか?』と個人的に気になったこととか伺えたので凄く嬉しくて楽しかったです」と、角野との出会いを喜んでいた。

また、宮﨑をナレーションに起用した理由を監督は「角野さんの作品の朗読もしてもらうので、14歳のキキ、母、幼い子供・・・など、全部できる方には、宮﨑さんの他にはいないんじゃないかと思ったんです」と説明し、「第一声を聞いたときには鳥肌が立ちました。素晴らしいナレーションを当ててもらいました」と、確信と絶対的な信頼を寄せていた。

監督のいう“ラブレター”の意をくみ取りナレーターを務めた宮崎。自身も実際に角野のラブレターを送ったそうで、「角野さんが好き過ぎて、お手紙を書かせていただきました。角野さんの喜んでいらっしゃる時の顔と声が大好き」と角野にぞっこん。

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手紙を受け取った角野は「(宮﨑は)字がおきれいでびっくりしました。いただくとは思っていなかったので、観に余る光栄です。魔法みたいな手紙でした」と満面の笑みを浮かべる。

この日はそれぞれ苺色のワンポイントを入れた衣装で登場。普段から苺色などのカラフルな洋服を身に着けているという角野。「派手かな~と思うけど、エイヤー!って着ちゃうんです」と話すと、宮﨑も「久しぶりに苺柄を着ましたが、気分が上がるので大事ですね」と満足気。そんな二人を監督は「角野さんが魔女だとしたら、宮﨑さんは天女みたいな人」とコメントした。

さらに、映画のタイトルにちなみ、「自分はどんな魔女?」と問われると、角野は「私は89歳ですから、(魔女力は)だいぶ落ちていると思いますけど、予感はするんです。今日は誰かが来そうだなって」と答え、宮崎は「ポジティブな魔女です。基本的に前向きにしか物事を考えないので。いつもそのおかげで凄く楽しくご機嫌に生活できています」と日々の生活に充実感をのぞかせていた。

早くも次回作が期待されるが、監督は「今回の制作スタッフたちが(角野さんに会えなくて)寂しがっているんんです。次回作は『カラフルな魔女2』で」と話すと、会場からは大きな拍手が送られた

『カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし~』
語り:宮﨑あおい
監督:宮川麻里奈 音楽:藤倉大
プロデューサー:山田駿平
制作:NHK エンタープライズ
制作協力:角野栄子オフィス エネット
映像提供:NHK
製作・配給:KADOKAWA
ⒸKADOKAWA
公式 HP:https://movies.kadokawa.co.jp/majo_kadono
X(旧 Twitter):@majo_movie Instagram:@majo_movie

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