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『ラーゲリより愛を込めて』全国の中・高校に向け、教材DVD制作決定!

未来を担う学生たちに、二宮が<シベリア抑留>教育を熱望し実現!
全国の中・高校に向け、教材DVD制作決定!

タイトル

場面写真

第二次世界大戦終了後、約60万人の日本人がシベリアの強制収容所(ラーゲリ)に不当に抑留された。あまりにも残酷な日々に誰もが絶望する状況下においても、生きることへの希望を捨てず、ダモイ(帰国)を信じ仲間たちを励まし続けた実在の人物・山本幡男<やまもと はたお>。ラーゲリで一筋の希望の光であった山本の壮絶な半生を、高い演技力と豊かな表現力で俳優・アーティストとして、多くの人々に希望を与え続けてきた二宮和也が演じ、この冬ついに映画化。妻のモジミを北川景子、山本と同じく抑留者となった男たちを松坂桃李、中島健人、桐谷健太、安田顕と豪華俳優陣が熱演じる。

先日行われた完成披露試写会では豪華キャスト陣が一堂に会し、雪景色を思わせるホワイトカーペット&スモークバブルの降りしきる中を登場し話題となった。SNS上では試写をご鑑賞頂いたお客様から「圧巻の2時間14分。ずっとずっと涙が止まらなかった。」「人を信じることが人を動かし、愛し愛されること。これを学んだ映画だった気がする。世界観に引き込まれ号泣してしまった。」など絶賛の声が数多く寄せられている。

先日行われた高校生試写会は「映画を通して<シベリア抑留>の歴史を少しでも多くの方に知ってほしい、特に若い学生の方たちに観て、感じて、考える場にしてほしい」という二宮たっての想いで実現。未来を担う学生たちに<シベリア抑留>の歴史を説くと共に、決して忘れてはいけない歴史であることを話す貴重な場となった。

そしてさらに多くの学生たちに届けたいと、主演の二宮和也が自ら発案&ナレーションを務め、
<シベリア抑留>を学ぶための学校教材として、本作の映像を使用したDVDの制作が決定した。

配布される素材は約15分間の映像。「映画に出演して、みなさんに伝えたい戦争の歴史があるということを強く感じました」と二宮のナレーションからスタート。平和祈念展示資料館に展示されている、抑留者が実際に着用していた衣服や、ラーゲリを再現した模型の展示などと共に二宮が<シベリア抑留>について概要を説明し、「<戦争>や<平和>について考えてみませんか」と問いかける。その後、本作の映像を使用し、<戦争の終わりとシベリア抑留>・<ラーゲリ(収容所)での生活>・<家族への想い~帰国>といった大きく3つの項目に別け、歴史上の事実を集約した。当時の抑留者たちが不当に受けた苦しみ、あまりに過酷な環境に希望が見いだせず絶望する姿。さらに抑留者だけではなく、日本で帰国を待ち続ける家族の懸命な姿も描かれている。ダモイ(帰国)までに及ぶ長い闘いの事実を、胸を鷲掴みにされる本作の映像と共に紡ぐ。最後には「この映像を観て、どんなことが心に残りましたか?みなさんが感じたことや、調べたことを誰かに伝えてみませんか?」と二宮が学生たちに自ら発信していくように投げかけ、「歴史上の事実を知ってほしい」という熱い想いの詰まった教材DVDとなっている。

このDVDは<シベリア抑留>について数多くの展示を行っている「平和祈念展示資料館」「舞鶴引揚記念館」協力の下、全国約1,500校の中学校・高校に順次申し込み案内を配布。来年度からは平和祈念展示資料館(総務省委託)が案内を継続する予定となっており、未来を担う学生たちへ歴史を繋いでいく。

生活様式や価値観が大きく変わり混沌とする現代にこそ贈りたい、鬱屈したこの時代に光をともす<愛の実話>。珠玉の人間讃歌であり、観る者全ての心震わす感動巨編にご期待ください。

<あらすじ>
第二次大戦後の1945年。そこは零下40度の厳冬の世界・シベリア…。わずかな食料での過酷な労働が続く日々。死に逝く者が続出する地獄の強制収容所(ラーゲリ)に、その男・山本幡男は居た。「生きる希望を捨ててはいけません。帰国(ダモイ)の日は必ずやって来ます。」絶望する捕虜たちに、彼は訴え続けた――

身に覚えのないスパイ容疑でラーゲリに収容された山本は、日本にいる妻・モジミや4人の子どもと一緒に過ごす日々が訪れることを信じ、耐えた。劣悪な環境下では、誰もが心を閉ざしていた。戦争で心に傷を負い傍観者と決め込む松田。旧日本軍の階級を振りかざす軍曹の相沢。クロという子犬をかわいがる純朴な青年・新谷。過酷な状況で変わり果ててしまった同郷の先輩・原。山本は分け隔てなく皆を励まし続けた。そんな彼の仲間想いの行動と信念は、凍っていた抑留者たちの心を次第に溶かしていく。

終戦から8年が経ち、山本に妻からの葉書が届く。厳しい検閲をくぐり抜けたその葉書には「あなたの帰りを待っています」と。たった一人で子どもたちを育てている妻を想い、山本は涙を流さずにはいられなかった。誰もがダモイの日が近づいていると感じていたが、その頃には、彼の体は病魔に侵されていた…。

松田は、危険を顧みず山本を病院に連れて行って欲しいと決死の覚悟でストライキを始める。その輪はラーゲリ全体に広がり、ついに山本は病院で診断を受けることになった。しかし、そこで告げられたのは、余命3ヶ月― 山本により生きる希望を取り戻した仲間たちに反して、山本の症状は重くなるばかりだった。それでも妻との再会を決してあきらめない山本だったが、彼を慕うラーゲリの仲間たちは、苦心の末、遺書を書くように進言する。

山本はその言葉を真摯に受け止め、震える手で家族への想いを込めた遺書を書き上げる。仲間に託されたその遺書は、帰国の時まで大切に保管されるはずだった…。ところが、ラーゲリ内では、文字を残すことはスパイ行為とみなされ、山本の遺書は無残にも没収されてしまう。山本の想いはこのままシベリアに閉ざされてしまうのか!?死が迫る山本の願いをかなえようと、仲間たちは驚くべき行動に出る――

戦後のラーゲリで人々が起こした奇跡―― これは感動の実話である。

作品概要
■タイトル:『ラーゲリより愛を込めて』
■原作:『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』(辺見じゅん著/文春文庫刊)
■監督:瀬々敬久
■脚本:林民夫
■企画プロデュース:平野隆
■出演:二宮和也 北川景子 松坂桃李 中島健人 寺尾聰 桐谷健太 安田顕 ほか
■制作プロダクション:ツインズジャパン
■配給:東宝
■公開日:2022年12月9日(金)全国東宝系にて公開
■撮影期間:2021年10月下旬~2021年12月
■コピーライト:ⓒ2022映画「ラーゲリより愛を込めて」製作委員会 ⓒ1989清水香子
■公式サイト:http://lageri-movie.jp/

2022年12月9日(金)全国東宝系にて公開