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大倉忠義と成田凌の可愛さに行定監督もニッコリ!「恭一と今ヶ瀬はもうこの二人でしか想像できない」映画『窮鼠はチーズの夢を見る』公開記念舞台挨拶

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映画『窮鼠はチーズの夢を見る』の公開記念舞台挨拶が、9月14日、東京・千代田区の神楽座にて行われ、主演の大倉忠義、共演の成田凌と、行定勲監督が登壇した。

本作は、水城そとなの傑作コミック「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」を原作に行定監督の手で実写映画化。主人公・大伴恭一(大倉)と、恭一への想いを募らせ葛藤する今ヶ瀬渉(成田)の狂おしくも切ない恋、揺れ動く心を繊細かつ大胆に描き出す。

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この日の舞台挨拶の様子は、全国102館のスクリーンと繋がり、約3万3,000人の観客が観ることとなった。コロナ禍の影響で、当初の公開日より遅れて初日を迎えたが、「やっと待ち望んでいた公開をすることができて嬉しい。皆さんに届けられて幸せです」と素直な気持ちを話す大倉。成田は「3万3,000人と聞いて、ドキッとしました。これからはこういうスタイルになっていくのかな。いいことだと思います」と多くの観客と繋がったことを喜んだ。

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行定監督は「僕はよく恋愛映画の名手とか言われて、いつも気恥ずかしい気持ちでいますが、この映画は恋愛への考察も入っている。これは『恋愛映画だ!』という作品だと言える」と自信をのぞかせ、多くの反響を受けていることに「とことん恋愛映画と、胸を張って言っていることが伝わっているのかもしれません」と満足気。

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原作者の水城氏から、「原作よりも今ヶ瀬が可愛いらしくなっている」と評価を受けたことについて、監督は「本当に成田がだんだん可愛くなっていくんです。そして、最初クールだった恭一がだんだん優しくなっていくんですよ」と微笑む。すると成田も「恭一というか大倉くんが他の女の人と話をしていると、なんだかジェラシーしちゃうんです」と、役に入り込んでいった様子を伺わせる。「成田に冷かった」と責められあ大倉は、「あれは、やっぱり距離感を気にしていたというか・・・、でも普通に話してましたよね?」と慌てる一幕も。

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さらに、MCから「グラタンのシーンの恭一が可愛かった」と絶賛し、食事をしてきた恭一に今ヶ瀬がグラタンを勧めるシーンに言及すると、成田は「え!?あのシーンは全てがバレていて、タバコを吸う手も震えるくらいムカついたシーンですよ(笑)」とツッコむ。監督も「あのシーンは大倉くんならでは」と、まさに窮鼠になっていた大倉を称え、「やはり僕には恭一と今ヶ瀬はこの二人しか想像できない」と伝えていた。

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また、好きなシーンを聞かれると、大倉は「海までのシーンです」と答え、「悲しいんだけど、画がとてもきれいで。残酷な感じが好きです」と続けると、監督も「海に行くってことは、精神的に心中をするように、どんつきまでいくことだと思う。だからそういう演出になったんだと思う。原作は車の中にいるんだけど、(映画は)外に出て良かったよね。突然風が吹いてきて凄く良かった。すごい風の中で2人はやっていたんですよね」とエピソードも披露していた。

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【物語】
7年ぶりの再会 突然の告白 運命の歯車が動き出す―
学生時代から「自分を好きになってくれる女性」と受け身の恋愛ばかりを繰り返してきた、大伴恭一。
ある日、大学の後輩・今ヶ瀬渉と7年ぶりに再会。
「昔からずっと好きだった」と突然想いを告げられる。
戸惑いを隠せない恭一だったが、今ヶ瀬のペースに乗せられ、ふたりは一緒に暮らすことに。
ただひたすらにまっすぐな今ヶ瀬に、恭一も少しずつ心を開いていき・・・。
しかし、恭一の昔の恋人・夏生が現れ、ふたりの関係が変わり始めていく。

原作:水城せとな「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」(小学館「フラワーコミックスα」刊)
監督:行定勲 脚本:堀泉杏 音楽:半野喜弘
出演:大倉忠義 成田凌 吉田志織 さとうほなみ 咲妃みゆ 小原徳子
配給:ファントム・フィルム
©水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会
映倫区分:R15
公式サイト:https://www.phantom-film.com/kyuso/
Twitter:kyuso_movie

TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開中