映画『金の国 水の国』の公開記念舞台挨拶が、1月28日、東京・丸の内ピカデリーにて行われ、W主演の賀来賢人と浜辺美波、監督の渡邉こと乃が登壇した。
本作は、「このマンガがすごい！」に同ランキングで史上初！異なる作品で２年連続１位（2017年「金の国 水の国」、2018年「マロニエ王国の七人の騎士」）という偉業を成し遂げた岩本ナオの「金の国 水の国」を初アニメーション映画化！100年断絶している敵同士の立場でありながら、国の思惑に巻き込まれ“偽りの夫婦”を演じ お互いの想いを胸に秘めながら、国の未来のため奮闘する姿を描く。商業国家で水以外なんでも手に入る“金の国”の、誰からも相手にされないおっとり王女サーラを浜辺美波、豊かな水と緑に恵まれる“水の国”の、貧しくも家族思いの建築士ナランバヤルを賀来賢人が演じる。
昨日公開し、早くも多くの感動の反響を受けている本作。賀来は「2年くらい前にアフレコをしたのですが、僕も浜辺さんも声優作品は3作目。何テイクではなく、何十回もスタッフの皆さん含め全員が納得するまで妥協することなく拘りに拘った作業でした」と述懐。「やっと公開できたという気持ち。試写を観てこんな素晴らしい作品に携わることができたんだなと思いました」と感無量の面持ちで、公開を喜んだ。
浜辺も「原作を読んで『劇場版で観たい』と、いち読者として楽しみにしていました。何年も前から製作のための作業をされていたそうで、色んな目線で映画の公開を嬉しく思っています」と微笑む。
監督も「世界がシビアな状況の中、この作品はほっこりする映画になっていると思います」と作品の出来栄えに自信をのぞかせた。
ニセモノの夫婦を演じるナランバヤルとサーヤにちなみ、「本物の夫婦でい続けるには？」という質問に、賀来は「会話じゃないでしょうか？」と答え、「口頭でも心でも会話すること。お互いを思う気持ちさえ忘れなないということは、友人でも家族でも大切だと思います」と説明した。最近の会話は？とMCが聞くと、少し恥ずかしながら「『乾燥機までやっといたよ。途中で出してまた回しといたよ』ですね(笑)」と日常の会話を明かし、会場もほっこり。
さらに、共演の声優からボイスメッセージが届くサプライズも！ ジャウハラ役の木村昴は「二人（賀来と浜辺）の声優が上手すぎる！」と絶賛。「ぜひ、ホワッとキュン！となってください」と作品をアピール。ジャウハラのキャラクターが一番好きだという賀来も「男ながらにキュンとしてしまう。女子だけでなく男子も惚れてしまうポイントがあります」とキャラクターを推していた。
続けて、ライララ役の沢城みゆきが「浜辺さんのサーラが可愛くて！ 本当に可愛いヒロイン。そして、ナランバヤルが何気に地味にカッコいいんですけど、賀来さんの声が加わってさらに超地味にカッコいい。映画を観てまたファンになってしまいました」と伝える。
さらに、サラディーン役の神谷浩史からも。「きっと慣れないアフレコに不安だったと思います」と二人を労いつつ、「この先も残る映画になったと思います。この作品は、恋が愛に変わり、やがて国を動かす物語。何かを動かすには自分が変化しなくてはなりません。この作品を観て皆さんの心に変化が生まれたら幸せに思います」とメッセージを送った。
賀来は「神谷さんを心の師匠だと思っていて、アフレコの時もずっと話をしてくださいました。とても人格者。まさに心の会話をしました」と嬉しそうに話す。一方の浜辺も「ボイスメッセージの完成度が凄かった。凄い言葉が盛り込まれていて、私も勉強になりました」と感慨し、「この音源欲しいです」と興奮を隠せない。
最後に、浜辺が「人の気持ちって伝染すると思っていて、この映画の温かい気持ちも広がっていくことを願っています」とコメント。賀来は「色々なことが起きている今の時代。明日どうなっちゃうんだろうと思うこともありますが、そういう不安定な時代だからこそ、こういう優しさに包まれた映画を皆さんに体感してほしいと思います」と思いの丈を語り、舞台挨拶を締めくくった。
『金の国 水の国』
＜ストーリー＞
敵国同士の2人が偽りの夫婦に！？2人だけの“小さな嘘”は、国の未来を変えるのか――。
100年断絶している2つの国。“金の国”の誰からも相手にされないおっとり王女サーラと “水の国”の家族思いの貧しい建築士ナランバヤル。 敵国同士の身でありながら、 国の思惑に巻き込まれ“偽りの夫婦”を演じることに。深刻な水不足によるサーラの未来を案じたナランバヤルは、戦争寸前の2つの国に国交を開かせようと決意する。お互いの想いを胸に秘めながら、真実を言い出せない不器用な2人の＜やさしい嘘＞は、国の未来を変えるのか――。
【キャスト】 賀来賢人 浜辺美波
戸田恵子 神谷浩史 茶風林 てらそままさき 銀河万丈
木村昴 丸山壮史 沢城みゆき
【原作】岩本ナオ「金の国 水の国」(小学館フラワーコミックスαスペシャル刊)
【テーマ曲（劇中歌）】「優しい予感」「Brand New World」「Love Birds」 Vocal:琴音(ビクターエンタテインメント)
【スタッフ】
監督：渡邉こと乃
脚本：坪田 文
音楽：Evan Call
【アニメーション制作】マッドハウス
【配給】ワーナー・ブラザース映画
【コピーライト】©岩本ナオ／小学館 ©2023「金の国 水の国」製作委員会 ※タイトルの間に半角スペース
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【映画公式Twitter】@kinmizu_movie #金の国水の国
