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賀来賢人&浜辺美波、「この映画で温かい気持ちになってもらえれば」 琴音の生歌唱に感動も! 映画『金の国 水の国』ジャパンプレミア

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映画『金の国 水の国』のジャパンプレミアが、12月12日、ヒューリックホール東京にて行われ、声優を務めた賀来賢人、浜辺美波、戸田恵子と、本作のテーマ曲(劇中歌)を歌ったアーティスト・琴音、劇中音楽を担当したEvan Callと、渡邉こと乃監督が登壇した。

本作は、「このマンガがすごい!」に同ランキングで史上初!異なる作品で2年連続1位(2017年「金の国 水の国」、2018年「マロニエ王国の七人の騎士」)という偉業を成し遂げた岩本ナオの「金の国 水の国」を初アニメーション映画化!100年断絶している敵同士の立場でありながら、国の思惑に巻き込まれ“偽りの夫婦”を演じ お互いの想いを胸に秘めながら、国の未来のため奮闘する姿を描く。商業国家で水以外なんでも手に入る“金の国”の、誰からも相手にされないおっとり王女サーラを浜辺美波、豊かな水と緑に恵まれる“水の国”の、貧しくも家族思いの建築士ナランバヤルを賀来賢人が演じる。

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イベントの冒頭では琴音の生歌唱により劇中歌の1つ「Brand New World」を披露。琴音の歌声で会場を映画の世界にいざなった。

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賀来はナランバヤルについて自身と共通するところはないと言いながら、「本当にいい男なんです。こういう男になれらいいなと尊敬の気持ちで彼を見つめながらお芝居させていただきました」と述懐。

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「2023年、あなたはきっと初泣きする」とキャッチコピーがついている本作だが、「この作品の“初泣き”ポイントを聞かれると、賀来は「サーラとナランバヤルは二人ともとても不器用なキャラクター。不器用なゆえにすれ違ってします。そのすれ違いにはお互いを思っての優しさがあるからこそ・・・なんです」とコメント。

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浜辺は「頑なな心が雪解けのように溶けて、それが涙になっていくのかも。そういうシーンが散りばめられているので、その優しさや温かさにたいな部分もぜひ注目してほしいですね」とアピールした。

ステージ上には劇中にも登場する“橋”がセッティングされており、その橋を歩いて登場した賀来と浜辺。橋のシーンは「自分の心に嘘をついて、相手のことを思って決断する」という重要な場面。賀来は「台本を読んだ段階で、間違いなく非常に大事なシーンになるということは分かっていました。表現の仕方がとても繊細でとても難しく、何十回と撮影を繰り返しながら作っていきました」と振り返る。

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浜辺も「何十回も撮影して、本当に美しいシーンになったと思います。完成された映像を観て、体中を風が通り過ぎていく感じがしました。”OK”の声がかかったときは心底ホッとしました」と、充実感を滲ませた。

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一方、“金の国”の第一王女・レオポルディーネ役を演じた戸田は「彼女は、強くて怖い印象があるかもしれませんが、いい人なんです! サーやとは親子くらい歳が離れていますが、しっかりした頭のいい王女。強さプラス品格もある女性ですね」と役どころを分析。

賀来と浜辺と一緒にアフレコをする時間はなかったそうだが、「完成作品を観て、二人は画のそのままの感じ。あまりにピッタリで息を飲みました。音楽も素晴らしく、声もマッチしていて、役にこんなに合っているんだと思った」と二人を絶賛。

賀来は「(戸田さんと)ご一緒できると聞いて楽しみにしていました」と笑顔。戸田の言葉に「光栄でございます!」と恐縮しきりだった。浜辺は「ナランバヤルが隣にいるようで、緊張がほぐれました。劇中でもアフレコでも助けられました」と語り、賀来の存在に感謝。

また、本作にちなみ「最近、泣いたことは?」と問われたキャストたち。賀来は「最近アクションの練習をしていて、跳び箱を飛んで足をぶつけた。その後にまた鉄パイプに同じところをぶつけて泣きました・・・(笑)」とお茶目な一面を明かすと、戸田は「サッカーワールドカップを観ていて、三苫選手の涙に泣きました。“三苫命です!”」とサッカーワールドカップカタール大会で先日まで健闘した日本代表たちを称えていた。

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浜辺は「1人でよく食事に出かけて、お酒をたしなむことがあるんですが、先日九州料理のお店で“からし蓮根”をいただいたのですが、出来立てで凄く辛くて泣きました(笑)」と告白し、キュートな笑顔を見せていた。

琴音は審査員の満場一致で決定したという逸材。琴音の歌声はもちろん、劇中の音楽もEvan Callの才能が光っている本作。

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最後に浜辺は「私はこの作品を観て勇気を与えてもらいました。心もぽかぽかしますので、ちょっと心が疲れた方には癒されて帰ってもらえたら」とPR。賀来が「優しい映画です。空気も音楽も、キャラクターも。キャラクターが発する言葉も、愛や思いやりがこもっている。温かい空気に包みこまれるような気持ちになると思います。無心で映画の世界に入ってほっこりした気持ちになってその輪を広げてもらえたら嬉しいです」とメッセージを送りイベントを終了した。

【11月26日(土)AM9時解禁】『金の国 水の国』本ビジュアル

『金の国 水の国』
<ストーリー>
敵国同士の2人が偽りの夫婦に!?2人だけの“小さな嘘”は、国の未来を変えるのか――。
100年断絶している2つの国。“金の国”の誰からも相手にされないおっとり王女サーラと “水の国”の家族思いの貧しい建築士ナランバヤル。 敵国同士の身でありながら、 国の思惑に巻き込まれ“偽りの夫婦”を演じることに。深刻な水不足によるサーラの未来を案じたナランバヤルは、戦争寸前の2つの国に国交を開かせようと決意する。お互いの想いを胸に秘めながら、真実を言い出せない不器用な2人の<やさしい嘘>は、国の未来を変えるのか――。

【キャスト】 賀来賢人 浜辺美波
戸田恵子 神谷浩史 茶風林 てらそままさき 銀河万丈
木村昴 丸山壮史 沢城みゆき
【原作】岩本ナオ「金の国 水の国」(小学館フラワーコミックスαスペシャル刊)
【テーマ曲(劇中歌)】「優しい予感」「Brand New World」「Love Birds」  Vocal:琴音(ビクターエンタテインメント)
【スタッフ】
監督:渡邉こと乃
脚本:坪田 文
音楽:Evan Call
【アニメーション制作】マッドハウス
【配給】ワーナー・ブラザース映画
【コピーライト】©岩本ナオ/小学館 ©2023「金の国 水の国」製作委員会 ※タイトルの間に半角スペース
【映画公式サイト/映画公式Twitter】kinnokuni-mizunokuni-movie.jp
【映画公式Twitter】@kinmizu_movie #金の国水の国