Open Close

生田斗真主演!荻上直子監督、5年ぶりの新作『彼らが本気で編むときは、』 2017年2月25日、劇場公開決定!

『かもめ食堂』や『めがね』の荻上直子監督、5年ぶりの新作、クランクイン!

 『彼らが本気で編むときは、』

荻上作品初出演となる、生田斗真、桐谷健太、
柿原りんか(新人)が創り上げる、新たな荻上ワールド!
2017年2月25日、劇場公開決定!

デビュー作『バーバー吉野』(03)や、『かもめ食堂』(06)、『めがね』(07)などで日本映画の新しいジャンルを築き、その世界観から女性に圧倒的人気を持つ、荻上直子監督。5年振りとなる、待望の最新作『彼らが本気で編むときは、』がクランクインした。本作は、2017年2月25日(土)より全国一斉ロードショーとなる。

荻上監督FINAL_DSC09251n

2013年、アメリカから帰った荻上監督は一つの新聞記事を見つけた。「トランスジェンダーの子どもを持つ母親が子どものためにニセ乳を作る」という心温まるエピソードだった。本作は、そこから着想を得て、監督自身が作り上げたオリジナル脚本だ。

◆カタチなんて、あとから合わせればいい。
◆彼らが本気で編んでいる理由を聞こうじゃないか。
◆育児放棄する母親に捨てられたも同然の少女が出会ったのは、優しさに溢れた一組の
 カップル。彼らもまた社会に受け入れられない大きな悩みを抱えて生きていた…

トランスジェンダーのリンコ、育児放棄された子どものトモ、リンコの恋人でトモを温かく見守る叔父のマキオ、主人公3人のどんなドラマが繰り広げられるのか。形に囚われない家族の中で、彼らは“何を”本気で編んでいるのか。
トランスジェンダーの主役には、「他は考えられない」という監督たっての希望により生田斗真が決定。生田自身も脚本に惚れ込み、難しい役どころに挑戦することに意欲を見せている。その恋人役には目覚ましい活躍を見せる桐谷健太。子役には、数回に渡るオーディションで輝く才能を見せ、本作が映画本格デビューとなる柿原りんか。

現在、順調に撮影が進められている現場から、生田、桐谷、そして今まで癒やし系監督として女性から圧倒的な支持を得ている荻上監督からも「(本作では)逆に癒やしてなるものか!」という本作にかける衝撃のコメントが到着した。

◆ 生田斗真からのコメント(リンコ役 / トランスジェンダー、介護士)
荻上監督の最新作ということで、企画書をいただきました。トランスジェンダーの女性を描いていて、荻上監督独特の、かわいくもあるし、優しくもある温かい脚本で、監督の期待に応えたいという思いが湧きました。監督はとてもサバサバした方で、違ったら違う、よかったらよかったと物事をはっきり言ってくださるので、とても信頼しています。
桐谷さんの存在もとても心強いです。僕のことをたくさん褒めてくれるし、大丈夫、大丈夫って背中をポンと押してくれるんです。もともとマキオさん()のように器が大きい俳優さんだし、頼りたくなる存在ですね。
撮影に入ってみて、難しい役だと改めて実感していますが、こうした役をいただくことはそうないことですし、全力で取り組んでいます。
本作での桐谷健太さんの役名

◆ 桐谷健太からのコメント(マキオ役 / リンコの恋人)
最初はマネージャーから「すごい良い物語だよ。育児放棄した姉の娘を自分で育てていこうと思う青年役だ」と聞きました。
荻上監督作品は、『めがね』や『かもめ食堂』、『トイレット』などを以前観ていて、ホッとしたのを覚えています。脳みそとか腸とか、内臓が休まる感じのイメージがあって(笑)。荻上監督は、自分で本を書いて、自分で監督されているので、説得力が半端じゃないし、演出の指示が的確で、「なるほど、確かにそれがマキオかも!」って思えるんです。監督の演出によって、俺のマキオは余分なところが削がれ、本物の「小川マキオ」になって、転がり出していく感じです。
斗真とも「この映画は俺らのターニングポイントになりそうやね」と話しています。自分にとって何かが凄く変わりそうな作品と感じていますし、今までやったことのない人物像なので、自分自身も凄く楽しみだし、肩の力を抜いてマキオとして監督の世界にちゃんと漂えるようにしたいです!
撮影は映画の現場!って感じで楽しいです!

◆ 荻上直子監督からのコメント
数日前にクランクインしましたが、私にとっても、生田さんや桐谷さんにとっても、転機となる作品だと思っていますし、そうなるように努力しているところです。癒し系、スローライフなどが、私の過去の映画のイメージでした。ならば言いたい。本作『彼らが本気で編むときは、』では、癒やしてなるものか!もはや、生ぬるいものを作る気など一切ありません。この映画は、私の人生においても、映画監督としても、荻上直子、第二部の始まりなのです。

生田斗真(リンコ役)
1984年10月7日生まれ、北海道出身。97年、NHK朝の連続テレビ小説「あぐり」にて主人公の息子役を演じて以降、ドラマ、映画、舞台を中心に活躍する。映画『人間失格』(10/荒戸源次郎)では映画初出演&初主演を飾った。主なドラマの出演作に「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」(07/CX)、「魔王」(08/TBS)、「うぬぼれ刑事」(10/TBS)、「遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~」(12/CX)、「ウロボロス~この愛こそ、正義。」(15/TBS)など。映画では『ハナミズキ』(10/土井裕泰)、『僕らがいた(前・後篇)』(12/三木孝浩)、『脳男』(13/瀧本智行)、『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』(14/三池崇史)、『予告犯』(15/中村義洋)、『グラスホッパー』(15/瀧本智行)など。現在、映画『秘密 THE TOP SECRET』(16/大友啓史/主演・薪 剛 役)が8月6日に公開を控えている。

桐谷健太(マキオ役)
1980年2月4日生まれ、大阪府出身。ドラマ「九龍で会いましょう」(02/EX)で俳優デビュー。03年には映画『ゲロッパ!』(03/井筒和幸)で映画初出演。以降、大河ドラマ「龍馬伝」(NHK)、「ROOKIES」(08/TBS)、映画『オカンの嫁入り』(10/呉美保)などドラマ・映画で幅広く経験を積み、11年には、第35回エランドール賞にて、将来有望な新人俳優に贈られる新人賞を受賞。13年には、『アウトレイジビヨンド』(13/北野武)で第22回東京スポーツ映画大賞男優賞を受賞。ほか『くちびるに歌を』(15/三木孝浩)、『GONINサーガ』(15/石井隆)、『バクマン。』(15/大根仁)など多くの話題作に出演している。また、auのコーマーシャル『あたらしい英雄、はじまるっ』他「三太郎シリーズ」(15年-)では浦島太郎役を演じ、お茶の間の人気を博している。映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』(16/宮藤官九郎)が公開待機中。

柿原りんか(トモ役)
2004年5月1日生まれ、奈良県出身。ドラマ「マルモのおきてスペシャル2014」(14/CX)出演のほかに、ミュージカル「モーツァルト!」でのアマデ役に注目が集まる。今回、多くの子役が参加したオーディションで繊細な演技力と存在感を見せ、見事にトモ役を勝ち取った。本作が映画本格デビューとなる。

荻上直子(監督)
デビュー作『バーバー吉野』(03) でベルリン国際映画祭児童映画部門特別賞を受賞。『かもめ食堂』(06) の大ヒットにより、日本映画の新しいジャンルを築く。『めがね』(07) は、海外の映画祭でも注目を集め、08年サンダンスフィルム映画祭、香港映画祭、サンフランシスコ映画祭などに出品され、ベルリン国際映画祭では、ザルツゲーバー賞を受賞した。『トイレット』(10) では、第61回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞し前作『レンタネコ』(12) では第62回ベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品された。本作『彼らが本気で編むときは、』は監督の脚本によるオリジナル企画である。

~ ストーリー ~
“カタチなんて、あとから合わせればいい”
小学生のトモ(11)は、育児放棄ぎみの母親ヒロミ(40)と二人暮らし。ある日母親が家出をしてしまったため、叔父のマキオ(35)の家に向かう。過去にも同じ経験があったが、今回マキオはリンコ(32)という美しい恋人と暮らしていた。リンコは、元男性でトランスジェンダー。老人ホームで介護士として働いている。リンコの美味しい手料理に、食卓の団らん。母よりも自分に愛情を注いでくれるリンコに戸惑いながらも、三人での奇妙な共同生活が始まった。

『彼らが本気で編むときは、』
出演:生田斗真、桐谷健太、柿原りんか ほか
監督・脚本:荻上直子
配給:スールキートス
© 2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会
※ 公式ウェブサイト、公式SNSは、初夏オープン予定

2017年2月25日(土)、
新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー!