『KAPPEI カッペイ』の最強最速プレミアイベントが2月16日、東京・TOHOシネマズ 六本木にて行われ、伊藤英明をはじめ、共演の西畑大吾（なにわ男子）、大貫勇輔、古田新太、山本耕史、小澤征悦の豪華キャストと、 平野隆監督が登壇した。
大ヒットを記録した『デトロイト・メタル・シティ』などで知られる漫画家・若杉公徳が手掛けた伝説のギャグ漫画「KAPPEI」を実写映画化！本作は、ノストラダムスの大予言を信じ、厳しい修行を続けてきたものの一向に世界滅亡の時は訪れず…活躍の場を与えられなかった最強の戦士たちが突如解散を告げられ流れ着いた現代の東京で初めて知る、ピュアな恋心、友情、葛藤、花見、合コン、嫉妬心…そんな前代未聞の救世主たちの遅すぎる青春物語。
主人公・勝平を伊藤英明、勝平が東京で運命的な出会いを果たす女子大生・山瀬ハルを上白石萌歌、勝平に振り回され続ける気弱な大学生・啓太を、西畑大吾（なにわ男子）が演じる。勝平とともに厳しい修行の日々を過ごした終末の戦士、守・正義・英雄とその師範役に、大貫勇輔、山本耕史、小澤征悦、古田新太ら、大人の色気と肉体美を持ち合わせた実力派俳優たちが大集結した。
華やかなレットカーペットセレモニーを終えたキャスト陣と監督は続いて、劇場での舞台挨拶に参加。
出演オファーを受けたときを振り返った伊藤は「原作はもちろん面白い。ここまで俳優キャリアを積み重ねてきて、平野監督に『満を持して伊藤英明主演でやってほしい』と言われた作品が、この『KAPPEI』。自分は、アクション満載のスパイ映画とか、賞レースを狙うような時代劇かと思っていたので、ものすごく“これじゃないよ感”があったんです」とぶっちゃけ。衣装合わせも3時間かかったそうだが、「決まった衣装を見て、もの凄くがっかりして。今さら降りられないし･･･と思いました」と続け、山本くんに『よくこの作品を受けたね』と言いましたよ」と言い、「今でも、もう降りたい！」と愚痴り続け、会場を湧かせる。
さらに、西畑に向けて「大ちゃんもね、撮影の時はまだデビューしてなかったのに、なにわ男子としてデビューしましたから」と微笑みかけたかと思うと、「この映画も（デビュー曲の）『初心LOVE（うぶらぶ）』にピッタリの世界観で･･･」と言ってジョークを飛ばし、「え･･･？ ちょっと違うと思いますが･･･ちょっと男臭さ過ぎる気が…(笑)」と西畑を慌てさせる一幕も。
そんな西畑も「関西人ということでお笑いが大好き」と言い、「皆さんが本気でバカをされていて、気持ちよくツッコミを入れることができました」と、出演を喜ぶ。「心の底から笑えて、観終わったときに『あの笑いはなんやったんやろ』という不思議な感覚に襲われる。めちゃめちゃ面白いので、笑って免疫力を上げていきましょう！」とアピールし、笑顔を弾けさせた。
強烈なキャラクターが揃う本作だが、衣装についてはそれぞれの思いもあったようで、山本は「大貫くんに関しては、衣装というより裸ですからね。お互い初めましての挨拶のときは異様だったよね」と大貫と顔を見合わせる。続けて「覚悟を決めないと精神的にきつかった。僕も（この作品を）降りられないかなと思っていましたよ･･･」と笑った。
衣装について言及するキャストたちに、古田は「衣装とか言ってるのはまだまだ。象とかカワウソとか壁、石とかやったことないだろ！？」と一蹴。「 皆さん、芸の幅を広げていってください(笑)」とエールを送る？
“常識とのギャップ”が笑える本作にちなみ、自身が「ギャップを感じたことは？」を聞かれると、「今、感じています！」と西畑。「撮影のときは皆さん役のコスチュームだったんですが、今日はタキシードを着られているのでちょっと違和感が。今日は皆さんがよりカッコよく見えて、そのギャップにやられています」と語ると、MCから「なにわ男子のファンの方も、西畑さんのタキシード姿にギャップを感じているんじゃないですか？」と声をかけられ、会場から大きな拍手が上がる。西畑は「感じてますかね？」とちょっぴり恥ずかしがっていた。
最後に、伊藤が「今日観ていただいて、口コミでもSNSでも上げていただけたらなと思います」とメッセージを送ると、「最後に西畑くんからメッセージをお願いします」と突然ムチャぶり。慌てながらも西畑は「僕、映画の中で半分以上変顔してます。みなさんとの掛け合いの中で、どんどんキャラクターが成長していく過程を一緒に見ていただけるんじゃないかなと思います」としっかりアピールし締めようとするも、小澤から「からの～？」とさらにムチャぶりが。西畑は「からの～？ はダメですって！ 無理…」とタジタジ。
ここで挨拶が終わると思ったら、伊藤はさらに「大貫くんが結婚後は初の映画だから、意気込みとかお願いします」と大貫にもマイクを向ける。大貫は「ここでですか？」と戸惑いながらも「このたび結婚させていただきまして、子供も生まれまして、父としても俳優としても頑張らねばと思っています」と決意を語る。
すると、小澤から「ぜひ祝いの言葉を西畑さんに…」と再び西畑にムチャぶりを。西畑は「ご結婚おめでとうございます。お子さんもおめでとうございます。末永くお幸せに」とお祝い。いつまでも終わらないムチャぶりに「もう（映画を）観ましょ！ 皆さんも末永くお幸せに！ ありがとうございました」としっかりとイベントを締めくくった。
映画『KAPPEI カッペイ』
＜あらすじ＞
1999年７月に世界が滅亡するというノストラダムスの大予言を信じ、乱世の救世主となるべく、人里離れた地で、殺人拳・無戒殺風拳(むかいさっぷうけん)の修行に人生を捧げてきた男・勝平（伊藤英明）。
だが、世界が滅亡する気配など一向に感じられないまま、師範（古田新太）から突如「解散」を命じられた終末の戦士たちは、それぞれ東京の地へと流れ着く。右も左もわからぬ大都会で、気弱な大学生・啓太（西畑大吾）を助けたことをきっかけに、天真爛漫な女子大生・山瀬ハル（上白石萌歌）と出会い、人生で初めて“恋”を知る勝平。そんな勝平の前に、かつてともに修行に明けくれた守（大貫勇輔）・正義（山本耕史）・英雄（小澤征悦）ら最強の漢(オトコ)たちも現れて・・・。
原作： 若杉公徳（「KAPPEI」白泉社・ヤングアニマルコミックス）
監督： 平野隆
脚本： 徳永友一 （『翔んで埼玉』、『かぐや様は告らせたい』シリーズ）
音楽： 遠藤浩二
出演： 伊藤英明 上白石萌歌
西畑大吾（なにわ男子） 大貫勇輔 ／ 古田新太 ／ 森永悠希 浅川梨奈 倉悠貴
橋本じゅん 関口メンディー（EXILE／GENERATIONS） 鈴木福 かなで（3時のヒロイン） 岡崎体育
山本耕史 小澤征悦
主題歌： 西川貴教 featuring ももいろクローバーZ「鉄血†Gravity」（EPICレコードジャパン）
（作詞：エンドケイプ 作曲：ゆよゆっぺ）
制作プロダクション： ダブ
製作： 映画「KAPPEI」製作委員会
配給： 東宝
撮影スケジュール： 2021年5月～6月（撮影済み）
◆原作「KAPPEI」データ
・2011年～2014年までヤングアニマルで連載。
・既刊6巻
（C）2022 映画『KAPPEI』製作委員会
（C）若杉公徳／白泉社（ヤングアニマルコミックス）
2022年3月18日（金）全国東宝系にて公開!キェェェェイ!!!
