
映画「時給三〇〇円の死神』の完成披露試写会が、8月31日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われ、W主演の定):西畑大吾と福本莉子をはじめ、共演の渋谷凪咲、齋藤潤、泉谷星奈、佐津川愛美と、酒井麻衣監督が登壇。さらに、ゲストとして本作の主題歌を担当したHY(新里英之、名嘉俊、許田信介、仲宗根泉)がサプライズで登壇した。
作家・まるによる同名小説を実写映画化した本作は、未練を残したまま亡くなってしまった死者たちの心残りに寄り添って、あの世に導く「死神のアルバイト」をめぐる物語。希望を失った大学生・佐倉真司を西畑大吾、彼を死神のアルバイトに誘う同級生・花森雪希を福本莉子が演じ、“死神バディ”として死者たちの想いを見届ける。
共演には渋谷凪咲、齋藤潤、泉谷星奈、佐津川愛美、山口馬木地、小澤征ら豪華キャストが顔を揃え、『美しい彼』シリーズや『ストロベリームーン 余命半年の恋』を手掛けた酒井麻衣監督がメガホンをとった。
冒頭挨拶で西畑がマイクを握ると会場から黄色い声援の声が上がり、すかさずその声に応えドヤ顔を見せ会場を沸かす。

最初にこの物語と出会った時のことを振り返り、西畑は「まずこのタイトルがすごく面白いと思いました。“時給300円”って、安すぎるやろ!と(笑)。『時給三〇〇円の死神』という不思議なタイトルにそそられました。原作、脚本を読ませていただいて、びっくりするぐらい泣きました。本当に素敵な作品に携わらせていただけるんだなという、すごく嬉しい気持ちになったのを覚えています」と話し、自身が演じた役について「佐倉くんは人生に希望を見いだせないところから始まっていて、その中で花森さんがアルバイトに誘ってくれて。時給300円やけどそれにすがるような気持ちで入るので、そこからの成長をぜひこのスクリーンで見ていただきたいです」とアピールした。


福本も「私も最初にお話をいただいた時に『死神役です』と言われて、「えっ、何ですか?」って。でも、ファンタジーなんですけど、すごく現実世界とリンクするような、それぞれ人が抱えている悩みだったり思いだったり、そういうものがリアルに描かれていて、すごく感動しました」と回顧。「死神役ということで、結構重いシーンもあるんですけど、二人のコミカルなシーンにも注目して見ていただきたいです。二人で楽しんで演じていたので。アドリブのシーンも多かったりします」とおすすめ。
時給300円で誘う側と誘われる側のバディになる2人だが、西畑は福本について「僕は“なにわ男子”というアイドルグループに所属していますが、(福本さんは)うちのメンバーと共演されていることが多くて、勝手に親近感があって。友達みたいな感覚になっていて、知り合いみたいな感覚になってたんですよ。なので、お芝居でも安心感もありました」と印象を語り、信頼感を寄せる。

その言葉に、福本が「全然初めましてだったんですけど(笑)。西畑さんはそんなことも感じさせないぐらい、何でも受け止めてくれるような、お芝居でも器の広さがあって、すごく頼もしかったです」と西畑に感謝すると、「器?地球ぐらいですかね?(笑)なにわ男子の中でも一番デカいかなと思います」とどや顔を見せ、会場を沸かす西畑だった。

酒井監督からも「(二人は)最高でした。あえて『てんさいこう(天最高)』と言わせていただきたいです!“天最高”なバディでした」と太鼓判を押す。西畑は「てんさいこう(天最高)っていうのは天才+最高という意味で僕の持ちネタみたいな感じで(笑)」と説明。


関西人同士ということもあり、息ぴったりだった様子だが、真司の元恋人役を演じた渋谷も同じく関西出身だが、「キャンパスのシーン、すごく微笑ましくて可愛らしいですよね」と西畑。それでも渋谷はクランクインは緊張していたそうで、「全然普通に真面目に、特に盛り上がることもなく(笑)。でも、その日に桜が満開だったんですよ。西畑(佐倉)くんがちゃんといたなと思いました」とニッコリ。西畑も「私が満開にさせました(笑)」と乗っかり、笑いを誘う。

『ストロベリームーン 余命半年の恋』に続いての酒井組に参加の齋藤は「酒井監督の作品にもう一度出たいという思いが強くあって。酒井監督の作品は自分にとって憧れであり、現場にいる時間も魔法にかかったような美しい時間だなと感じていたので。今回また現場に立てることはすごく嬉しかったです。スタッフさんも若い方が多くて、切磋琢磨するのも距離感を近く感じられて、心で支えられていた部分が多かったので、すごく楽しかったです」と充実感を滲ませる。

無邪気な小学2年生の死者の少女・四宮夕役の泉谷は「夕ちゃんは真冬に半袖でいるので、夕ちゃんの気持ちを考えるために、家でシャツだけになってベランダに出てみて。5秒しかいられないぐらい辛かったので、夕ちゃんの気持ちがよくわかりました。福本さんとは2回目の共演だったんですけど、相変わらず優しくてお芝居も上手で。西畑さんは、私が撮影中にお腹が痛くなってしまった時に、『全然大丈夫、俺もそんなことある時あるから』って。私が気にしないように言ってくれてすごく嬉しかったです。福本さんや西畑さんみたいな素晴らしい大人になりたいなと思いました」と述べ、西畑と福本との共演を喜んでいた。

赤ちゃんの母親で死者という役がらを演じた佐津川は「心境的にはデリケートなシーンもありましたが、準備段階の時から監督がものすごく丁寧に話し合ってくださったり、寄り添ってくださっていたので、不安なく挑めました。監督は衣装合わせがすごく細かいんです。キャラクター性も考えつつ、一人一人のキャラクターについてしっかり考えてくださっていたので、何の不安もなく挑めました」と吐露。


イベントでは、〈死神〉のアルバイトが、この世に未練を残した〈死者〉たちの“心残り”に寄り添う本作にちなみ、それぞれの「ちょっとした心残り」をフリップで発表。西畑は「映画館での話」と書き、「ある映画を観に行った時に、この映画の予告編が流れたんです。濡れ髪の西畑がドアップから始まるやつ。でも(その時に)マスクも帽子も何もしてなくて、思わず顔を隠しちゃって。堂々と『いい作品だから観てね』って言えばよかったなと」話し、福本は「ポストカード」と回答。「美術館によく行くんですが、グッズのポストカードを厳選して買わなかったやつがあって。買っておけばよかったな・・・と今でも後悔していて。それからは迷ったら絶対買うようにしています!」と真剣顔。

さらには主題歌「心海」を担当したHYのメンバー4名が本作の完成を祝い、サプライズで登場!仲宗根が「映画の完成、本当におめでとうございます」とお祝いの言葉を送りつつ、「一度完成された映画を観て、主題歌を書き下ろしました。映画の主題歌を書くというよりは、映画の物語と自分の人生の物語がリンクしていって、『これは私の歌だな』という感じになって。皆さんも映画を観終わってこの歌を聞いてもらうとわかると思いますが、“私って何のために生きてるんだろう”とか“愛が欲しい”と思う瞬間に刺さる歌詞じゃないかなと思います」と楽曲への想いを口にした。
最後に西畑が「この作品を観て、佐倉くんと花森さんの成長や働きぶり、そして、いま目の前にある当たり前の生活や周りにいる人たちの素晴らしさ、儚さを感じて、感謝をするきっかけになる作品になればいいなと思います。映像美もすごく綺麗ですし、本当に“てんさいこう”な作品になってると思います」と声をかけ、福本も「細部までこだわって作ってくださっている映画になっています。戻れない過去があるからこそ、今を大切に生きようと思えるような作品です」と自信をのぞかせていた。
<STORY>
不祥事を起こした父親の逮捕、両親の離婚など不幸続きの人生に絶望していた大学生の佐倉真司(西畑大吾)はある日、同級生の花森雪希(福本莉子)に《死神》のアルバイトに誘われる。雇用期間は六カ月間、依頼内容は郵便受けに投函され、交通費はなし。そして、時給は…たったの三〇〇円。嘘みたいで理不尽なその仕事は、この世をさまよう死者の心残りに寄り添い、願いを果たす手伝いをし、あの世へ送り出すことだった。死神のバディとして花森とともに様々な死者たちとの出会いを通じて、佐倉の止まっていた人生は少しずつ動き始めたのだったが…。
<作品概要>
■タイトル:『時給三〇〇円の死神』
■原作:藤まる「時給三〇〇円の死神」(双葉文庫)
■出演:
西畑大吾 福本莉子 ※W主演
渋谷凪咲 齋藤潤 泉谷星奈 佐津川愛美
山口馬木也 小澤征悦
■監督:酒井麻衣『劇場版 美しい彼~eternal~』『ストロベリームーン 余命半年の恋』
■脚本:福田果歩『366日』
■音楽;富貴晴美
■主題歌:HY「心海」(UNIVERSAL MUSIC / ASSE!! Records)
■制作プロダクション:楽映舎『366日』
■製作幹事・配給:ギャガ/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
■レーティング:<G>
Ⓒ2026藤まる/双葉社・「時給三〇〇円の死神」製作委員会
映画公式HP:gaga.ne.jp/jikyu-300movie/
映画公式SNSアカウント X / Instagram/TikTok:@jikyu_300movie
#映画時給300円の死神
10月2日(金)TOHOシネマズ 日比谷 他 全国ロードショー















