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星野源&高橋一生&及川光博のあだ名が決定!? 星野はまんじゅうであんこまみれに! 映画『引っ越し大名』完成披露試写会

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映画『引っ越し大名』の完成披露試写会が、7月23日、東京・有楽町朝日ホールにて行われ、主演の星野源をはじめ、共演の高橋一生、高畑充希、及川光博、小澤征悦、正名僕蔵、飯尾和樹(ずん)の豪華キャストと犬童一心監督が舞台挨拶に登壇した。

本作は、『超高速!参勤交代』シリーズで大ヒットを収めた土橋章宏の時代小説「引っ越し大名三千里」を、『のぼうの城』で知られる犬童一心監督が映画化。脚本は原作者の土橋が担当。物語は、幕府から生涯に7回もの国替え(引っ越し)を命じられた実在の大名・松平直矩(なおのり)のエピソードを基に、引きこもり侍と姫路藩の藩士たちがあらん限りの知恵と工夫で、莫大な費用と労力がかかる引っ越しを乗り切ろうと奮闘する姿を描き出す。“引っ越し奉行”に任命される姫路藩書庫番・片桐春之介役を星野、幼なじみで武芸の達人・鷹村源右衛門役を高橋、前任の引っ越し奉行の娘・於蘭役を高畑が演じる。

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観客の大きな声援で迎えられ、セットの城を山車のように引っ張ってキャストらが登場! 「こんな(登場)のは初めて・・・」と戸惑う星野は、今作で6年ぶりの映画主演。初めて脚本を読んだ時の感想を聞かれると、「脚本が面白くてしょうがなくて、すぐに出たいですと伝えました。春之介は“引きこもり侍”。職場の書庫に引きこもってずっと本を読んでいたんですが、引っ越し奉行をやらないといけなくなった。そこで大好きだった本の知識が生きてきていくんです。自分の大好きだったものを消さないで逃さないでどんどん大きくなっていく。今までの時代劇では観たことがない。面白くて笑っちゃうけど、最後はすごく感動します」と答え、作品をアピールした。

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姫路をはじめ様々な場所でロケを遂行したが、特に淡路島でも撮影が印象深いようで、「最後の殺陣のシーンをいっちゃん(高橋)が頑張っていました。砂浜で殺陣をやるので大変なんですよ。そんな中お殿様はずっと籠に入っているので激暑で(笑)。大変そうでしたよね、2人は」と高橋と及川を称える星野。松平直矩役の及川も「殿様なのでみんなより豪華な着物を着ているので、それがまた暑い・・・」と苦笑い。高橋は劇中で槍・御手杵(おてぎね)を手に殺陣に挑んでいるが、「3メートルくらいあるんですが、先端ほど重くなるので振り回していると怪我をしないかドキドキでした」と吐露。そんな高橋を及川は「一生くんカッコよかったよね!」と絶賛した。

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また、高畑は星野にまんじゅうを投げつけるシーンについて言及。「1回目投げたら右目に当たってしまって…、絶対2回目は当てないようにしようと思って投げたら、今度は左目にヒットしてしまって。もう終わった・・・と思いました。源さんをあんこまみれにしちゃって」とひたすら謝罪。星野は「あれは面白かった。気を使って優しいところに当るより、ちゃんと当ててほしいと思っていたんですけど、まさか両目に来るとは・・・。まんじゅうって痛いんですね(笑)」と笑い飛ばしていた。

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無理難題を与えられた春之介にちなみ、「これまでに自身に起こった無理難題は?」という質問があがると、及川は「僕は高校時代ホッケー部だったんですが、大学に進学すると当然のようにホッケー部に入部するように勧誘されて。でも僕はバンドをやりたかったし、俳優養成所にも通いたかったので辞めたかった。そしたら、紅白試合でシュートを入れたらいいと。でも僕はディフェンスだったんですよ。それでもシュートを入れました。ホッケー部に入っていたらデビューしていなかったからよかった」と今の及川の存在に関わる大きな無理難題を突破したことを明かした。

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星野は、現在出演中のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」に触れ、「英語が堪能な役なんですが、英語のセリフが最初は『Thank you』だけだったのに、撮影の3日前に8行くらいになって。僕は英語を話せないから丸暗記をしたんです」と、無理難題に挑んだ様子。ところが「一生懸命覚えたんですけど、前の日にそのセリフが半分になって・・・」と悔しがった。

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さらに、劇中で春之介が“かたつむり”というあだ名で呼ばれているところから、飯尾が登壇者たちにあだ名を付けることに。「無茶ぶりだな」と驚く飯尾だったが、星野、高橋、及川の3人を「国産ホワイトアスパラ!ふるさと納税人気No.1です 」と名付け、小澤は「そのホワイトアスパラの生産者」、高畑は「生産者の三女で小学時代は給食当番」、犬童監督は「アスパラ泥棒」で、正名は「泥棒を威嚇できない老犬」と即答し、会場は笑いに包まれていた。

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★引っ越し大名!_ポスタービジュアル

映画 『引っ越し大名!』
<STORY>

引っ越しは戦でござる!
姫路藩の書庫番、片桐春之介(星野源)は、人と話すのが苦手でいつも書庫にこもりっきり、周囲から「かたつむり」とあだ名で呼ばれている引きこもり侍。あるとき、藩主の松平直矩(なおのり)(及川光博)は、幕府から国替え(引っ越し)を言い渡される。行先は遠く離れた豊後(大分県)の日田。すべての藩士とその家族全員で1万人の引っ越しという、参勤交代をはるかに上回る費用と労力が必要な一大事業。これを成し遂げるには、引っ越し奉行の手腕にかかっている。お国最大のピンチに、いつも本ばかり読んでいるのだから引っ越しの知識があるだろうと、春之介に白羽の矢が立つことに。国替えの減封による人減らし。無理難題とも言える大役に怖気づく春之介だったが、幼馴染で武芸の達人・鷹村源右衛門(高橋一生)の説得もあり、嫌々引き受ける羽目になる。しかし、引っ越しの経験がない春之介は、どこから手をつけて良いか見当がつかない。そこで、前任の引っ越し奉行の娘である於蘭(高畑充希)に助けを借りることに。こうして源右衛門たち仲間の協力や於蘭の厳しい引っ越し指南に助けられて引っ越しの準備が始まった!果たして春之介はこの一世一代のプロジェクトを知恵と工夫で無事に成し遂げ、国を救うことができるのだろうか?!

■監督:犬童一心
■原作・脚本:土橋章宏「引っ越し大名三千里」(ハルキ文庫刊)
■出演:星野源 高橋一生 高畑充希 小澤征悦、濱田岳、西村まさ彦、松重豊、及川光博 ほか
■主題歌:ユニコーン「でんでん」作詞:川西幸一/奥田民生 作曲:奥田民生(Ki/oon Music)
■配給:松竹
ⓒ2019「引っ越し大名!」製作委員会
公式サイト:http://hikkoshi-movie.jp/

8月30日(金)全国公開!