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宮沢氷魚「あたたかい気持ちになれる作品」映画『はざまに生きる、春』初日舞台挨拶

あなたが分からなくて、あなたを知りたくて、わたしの恋が始まった

映画『はざまに生きる、春』

最速“感涙”初日舞台挨拶!
宮沢氷魚「あたたかい気持ちになれる作品」

メイン_はざまに生きる、春

2020年に実施した“映画をつくりたい人”を募集するプロジェクト「感動シネマアワード」(主催:レプロエンタテインメント)にて大賞を受賞した映画『はざまに生きる、春』が絶賛上映中!本作は現在出版社で漫画編集者として働く葛里華(かつ・りか)監督による初のオリジナル長編作品。発達障害の特性を持つ画家・屋内と、出版社に勤務する編集者・春の恋模様を描いている。主演・屋内透(おくない・とおる)を演じたのは第12回TAMA映画賞最優秀新進男優賞や第45回報知映画賞新人賞など数々の映画祭でその実力を認められ、2023年は映画『THE LEGEND&BUTTERFLY』、映画『エゴイスト』など出演作品が続く今最も目が離せない俳優・宮沢氷魚。5月26日、主演の宮沢氷魚さん、小西桜子さん、葛里華監督が登壇した初日舞台挨拶を実施した。

<イベントレポート>
人を好きになること、幸せの定義をそれぞれの胸に問いかける純愛映画『はざまに生きる、春』がついに公開!初日となる5月26日(金)に初日舞台挨拶が行われ、主演の宮沢氷魚、共演の小西桜子、そして葛里華監督が登壇した。

サブ02_はざまに生きる、春

青だけ描く天才画家・屋内透役の宮沢は、満員御礼の客席に向かって笑顔で手を振ってステージに登壇。「撮影したのは2年ほど前で、その時は公開日も決まっていなくて、いち早く皆さんに観ていただきたいと思っていました。今日という日を迎えることができて嬉しいです」と念願の封切りに感慨無量だった。それ以上に感慨無量だったのは、屋内(宮沢)に恋する空気ばかりをよんできた編集者・小向春役の小西。観客に向かって挨拶をし始めた途端、声を詰まらせて感涙し「ヤバい!早い!スミマセン…」と涙をぬぐっていた。そしてその涙に刺激を受けた葛監督も「皆さんに届けられることを嬉しく思います」と語り、熱い涙を流して「最速で涙を流してしまった…!」と照れながらも商業デビュー作の公開に胸いっぱいだった。

サブ03_はざまに生きる、春

本作は映画製作プロジェクト「感動シネマアワード」で大賞を受賞し、制作が決定した。脚本は葛監督の完全オリジナルで、宮沢は審査員として選定にも関わった。宮沢は「監督の想いや愛情が脚本の中の字から伝わって来た。こんなに素晴らしいものを書かれる方ならば信頼できると思った。今まで脚本選びの段階から立ち会うことがなかったので、自分としても新しい経験でした。これを映画化したいと言った以上、大きな責任があるので何としてでもいいものにしたかった」と並々ならぬ思い入れを口にした。また宮沢は初共演となる小西について「真っすぐで心の綺麗な方だと思ったけれど、実際も思っていた以上に真っすぐで素晴らしい方。撮影中もすべての感情を見事に表現されていて、一生懸命に毎日頑張っている桜子さんを見て素晴らしい女優さんだと思いました」と絶賛。その小西も「お芝居も役者としての佇まいも好きだったので、今回ご一緒できて嬉しかったです。宮沢さんが屋内さんとしてただ存在しているだけで私も春として存在させてもらえました。素晴らしい役者さんだなと近くで見ていて思いました」と返礼していた。

サブ01_はざまに生きる、春

映画の“見どころシーン”の話題になると、予告編でも使用されている<雨のシーン>を宮沢はピックアップ。「透君が雨に打たれながらそれを楽しんでいる場面。透君の純粋さがそのシーンに表れている。僕も子供の頃は雨が降ると後先考えずに雨の中を走り回って親に怒られたことがあったけれど、気が付いたら大人になって後先考えずに飛び込むこともなくなった。透君のように何事も楽しめたらいいなと思えた」と子供のころの純粋さを懐かしんだ。ただ撮影はハードだったようで「結構雨を降らせないと映像にしずくが映らないので、想像以上の量の水を浴びています。水の勢いが凄くて目が開けられなかった(笑)」と知られざる舞台裏を紹介した。葛監督はロケーションの素晴らしさに触れて「屋内君の家もスタッフの皆さんが良い場所を探してくれた。壁に絵を描くシーンも実際にある建物に描かせてもらいました。皆さんが親身になっていい場所を探してくれたおかげで素晴らしいロケーションで撮影することができました」とスタッフ陣の尽力に感謝していた。

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先行上映会などでは「温かい気持ちになった」という感想が多数寄せられた。それにちなんで「最近、温かい気持ちになった瞬間」を聞かれた小西は、宮沢が放つオーラを挙げて「宮沢さんは画面越しで見ても温かい気持ちになる人。マイナスイオンが出ていると思う」と癒しスポットに認定。当の宮沢も「周りからも“癒し系”と言われる」と認めて「友達から“氷魚君って空気清浄機みたいだよね”と言われた。よくわかりませんが…」と照れていた。本作が商業監督デビュー作となる葛監は「温かい気持ちは、まさに今この瞬間です。私の中の温かいが更新中。自分の商業監督デビュー作が劇場で上映されるなんて感無量です」と喜びを噛みしめていた。

最後に主演の宮沢は「温かい気持ちになれる作品になりました。深く考えず、映画を観て感じたことを大切にしてほしいです。観てくれた皆さんが少しでも笑顔になって嬉しい気持ちになってもらえたら僕らは報われます。楽しんでください。SNSも調べますので、感想の書き込みもよろしくお願いします」とヒットを祈願し、会場からは暖かい拍手が送られ舞台挨拶は幕を閉じた。映画『はざまに生きる、春』は全国の映画館で絶賛上映中!

0217 AM8時解禁『はざまに生きる、春』ビジュアル

【ストーリー】
出版社で雑誌編集者として働く小向春(小西桜子)は、仕事も恋もうまくいかない日々を送っていた。
ある日、春は取材で、「青い絵しか描かない」ことで有名な画家・屋内透(宮沢氷魚)と出会う。
思ったことをストレートに口にし、感情を隠すことなく嘘がつけない屋内に、戸惑いながらも惹かれていく春。
屋内が持つその純粋さは「発達障害」の特性でもあった。
ただ、人の顔色をみて、ずっと空気ばかり読んできた春にとって、そんな屋内の姿がとても新鮮で魅力的に映るのであった。
周囲が心配する中、恋人に怪しまれながらも、屋内にどんどん気持ちが傾いていく春だったが、「誰かの気持ちを汲み取る」ということができない屋内にふりまわされ、思い悩む。
さまざまな “はざま”で揺れる春は、初めて自分の心に正直に決断するー。

出演:宮沢氷魚 小西桜子
細田善彦 平井亜門 葉丸あすか 芦那すみれ
田中穂先 鈴木浩文 タカハシシンノスケ 椎名香織 黒川大聖 斉藤千穂 小倉百代 渡辺潤 ボブ鈴木/戸田昌宏

監督・脚本:葛里華
配給:ラビットハウス
©2022「はざまに生きる、春」製作委員会

公式サイト:hazama.lespros.co.jp
Twitter:@HazamaBlue
インスタグラム:@HazamaBlue

【感動シネマアワードとは?】https://www.lespros.co.jp/special/kandocinema/
「感動シネマアワード」は、画一的な“感動”ではなく、様々なニュアンスを持った、観客の“心を揺さぶる”企画を全国から募集し、レプロエンタテインメント出資のもとで作品を製作するコンペティション企画。

絶賛上映中!