映画『不能犯』の公開を記念し、1月23日、東京・新橋のスペースFS汐留にてイベントが行われ、主演の松坂桃李と共演の沢尻エリカが出席。メンタリストDaiGoと緊迫した心理戦を行った。
本作は、作画・神崎裕也、原作・宮月新による同名漫画を実写映画化。都会のど真ん中で、次々と起こる変死事件が続くなか、絶対に立証不可能な方法でターゲットを殺す男と、彼が唯一コントロールできない女刑事との対峙を描き出すスリラー・エンタテインメント。主人公・宇相吹正役を松坂、女刑事・多田夕子役を沢尻が演じた。
松坂は「2月のこの時期に、背筋がゾクッとする作品です。皆さんの反応が気になります」と挨拶。沢尻は「試写を観て、うわっ、怖くて グロい！と思った。私はそういうのが大好きなんです」とイタズラな笑顔を見せる。それに対し松坂が「僕は基本ホラーNGですから。そういう（霊が出そうな）場所に行かされるの嫌なので･･･」と苦笑い。すると「今回だって廃墟に行ったじゃん。あそこ 実は、霊が出るという話があって･･･」と話す沢尻に、松坂が「えーッ！ だからあのとき、ちょっと嫌な感じがしたのかなぁ」と慌てる一幕も。
イベントでは、メンタリストのDaiGoが登場。左目に赤色のコンタクトレンズをはめ、まさに宇相吹そのもの。DaiGoは、「ビジュアルを似せてきましたが、スタッフに見た目よりも性格のほうが宇相吹に似ているって言われてます」とまんざらでもない様子。映画を観た感想を「主人公に共感しました。予想していないオチだった」と絶賛。主人公の「愚かだねえ、人間は」というセリフに「僕も1日3回は言いいますね。僕も周りからこう見られているのかと思って。自分を見つめ直しました」とニッコリ。
早速、松坂と沢尻との心理戦に。方法はDaiGoが8色のペンのうち2人が選んだ色を当てるもの。「僕は、めっちゃ簡単ですよ」と松坂。沢尻が「私も分かりやすいですよ。気分が顔に出ちゃうから(笑)」と言うと会場から笑いがもれる。
松坂は事前にDaiGoからオススメされた緑色を選択する。DaiGoは「松坂さんは集中力が高くて真面目、負けず嫌いなタイプ。そういう人を挑発すると、必ず乗ってくるんです」と見事に見破られ、松坂は目を丸くして驚く。続く沢尻も同じく緑色を選択。こちらも見事にDaiGoが見抜き、二人とも「すごすぎる！」と呆気にとられていた。
「今日はDaiGoさんが来て、洗脳されて別途料金ですよね。得した気分です」と大喜びの松坂。最後に「あとからじわっとゾクッとくるものがある作品です。多くの人に届けばいいなと思います」とメッセージを伝えイベントを締めくくった。
【不能犯】とは─ 〈呪い〉や〈マインドコントロール〉で殺すなど、目的は犯罪だが、常識的に考えて実現が不可能な行為のこと。
≪あらすじ≫
都会のど真ん中で、次々と起きる変死事件。現場では、必ず黒スーツの男が目撃される。男の名は宇相吹正（松坂桃李）。電話ボックスに殺人依頼を残すと、願いを叶えてくれる男だ。ただし、依頼人の殺意が純粋でないと、恐ろしい事態を招くという。さらに、宇相吹は全てのターゲットを、一瞬の迷いもなく確実に殺すのだが、その死因は病死や自殺、事故に見えるため、絶対に捕まることはない。そう、彼は〈不能犯〉なのだ。「必ず宇相吹を止める」と熱い正義に燃える多田友子刑事（沢尻エリカ）と部下の百々瀬（新田真剣佑）。捜査の過程で、多田だけが唯一、宇相吹が支配することが出来ない相手だと判明するー。やがて日本中を震撼させた連続爆破事件と宇相吹の事件が繋がり、壮大な事件へと発展していくー。果たして多田は宇相吹を止められるのか？そして宇相吹の真の目的とはー。
出演：松坂桃李 沢尻エリカ
新田真剣佑 間宮祥太朗 テット・ワダ 菅谷哲也 岡崎紗絵 真野恵里菜 忍成修吾
水上剣星 水上京香 今野浩喜 堀田茜 芦名星 矢田亜希子 安田顕 小林稔侍
原作：『不能犯』（集英社「グランドジャンプ」連載
原作：宮月新／画：神崎裕也）
監督：白石晃士
脚本：山岡潤平、白石晃士
配給：ショウゲート
(C)宮月新･神崎裕也/集英社 2018「不能犯」製作委員会
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2018年2月1日(木)、全国ロードショー
