Open Close

中川大志、岡山天音とのあるシーンで「あの感触は忘れられない。目覚めそうになった」!? 映画『FUNNY BUNNY』初日舞台挨拶

DSC_1167

映画『FUNNY BUNNY』の初日舞台挨拶が、4月29日、東京・スペースFS汐留にて行われ、主演の中川大志と共演の岡山天音、飯塚健監督が舞台挨拶に登壇した。

本日より全国の映画館とauスマートパスプレミアムにて同時上映及び配信される、映画『FUNNY BUNNY』。飯塚監督のオリジナル戯曲を映画化した本作は、自殺志願者を見分ける能力を持つ、自称小説家の剣持聡(中川)と、親友の漆原聡(岡山)が、ウサギのぬいぐるみに扮して起こした「図書館襲撃」と「ラジオ局電波ジャック事件」の2つの事件に隠された謎と悲しい真実を描く、新感覚のシニカルミステリー。謎が謎を呼ぶ緻密なプロットで舞台版でも演劇ファンを熱狂させ、飯塚監督自ら小説も執筆している。

本イベントは、新型コロナウィルス感染拡大により緊急事態宣言が発令され、当初予定していた都内の映画館がクローズとなったため、急きょ場所を変えて開催。なお、イベントは無観客で行われ、イベントの様子はのちほどYoutubeにて配信される。

DSC_1172

DSC_1149

公開初日を迎え、中川は「本来であれば、直接お客様の前でご挨拶する予定でしたが、まずは皆さまにこの作品を届けることができて感謝します。作品が完成した感動、皆さまに観ていただけるという感動もあります」と、映画の公開を喜び、岡山も「こういう形での舞台挨拶はなかなかないと思いますが、(作品が)皆さまのもとに届くことを嬉しく思います」と挨拶し、「飯塚監督とは10年ぶりくらいにお仕事をご一緒しましたが、僕にとって原点回帰のような気持ち。参加させていただき、勉強にもなったし、思い入れのある作品になりました」としみじみ。

飯塚監督は「やはりお客様の前で挨拶したかったなと、改めて思います」と残念な思いも口にしつつ、「それでも、今日から公開になりましたので、ぜひ観てください」と笑顔を見せ、「準備期間も短かったが、二人は重い役をしっかり演じてくれた。スタッフもみんな時間との戦いでした」と感慨深げにこれまでの道のりを振り返った。

DSC_1139

DSC_1140

5~6年前にドラマの中で少しだけ一緒になったことはあったが、本格的な共演は初めてという中川と岡山。中川は「大好きな役者さんなので、現場でがっつりと一緒できて嬉しかったです」と共演を喜びつつ、「ただ、天音くんは感情があまり表に出てこないので、最初は楽しいのか、俺といてつまらなくないのかな?と思っていました。でも、だんだんと天音くんのことが分かってくると、一緒にいて居心地が良かったです」とニッコリ。

DSC_1173

DSC_1147

岡山も「初めて会ったときは(中川が)10代。スマートでエリートな印象だったけれど、今回、剣持を演じる姿を見てお芝居にも役に対しても愚直で、ピュアな部分もあるとこが分かり、ものすごくイメージがひっくり返りました。大志くんがいないところで『大志くん大好きと話しています。ファンです!」と言って、中川を照れさせた。

DSC_1130

岡山の起用について、監督は「何を考えているか分からない人がいいと思った。(岡山が)漆原に結びつくと思ったんです」と説明し、中川と岡山の化学反応に手ごたえを感じたよう。

本作の「世界なんて、想像力で変えられる」のキャッチコピーにちなみ、「今、想像力で乗り超えることは?」と問われると、中川は「今、目の前に観客の皆さんがいることを想像していますよ」と答え、「直接会って温度感を感じることが少なくなってきたので、より想像することが増えましたね」とコメント。

また、事前にSNSで募集した質問に答える企画も。「続編を希望しますか?」との問いには、「ほかにもエピソードがあるので、このメンバーでまたやれたら本当に幸せです」と意欲満々。岡山も「大好きな作品なので、また漆原を演じられたらうれしいです。やりたい!」と声を躍らせる。

DSC_1183

DSC_1122

さらに、ウサギが過去を呼び戻す・・・というセリフから「戻りたい過去は?」と聞かれると、中川は「先日、登下校をしている学生たちを見て、学生の頃に戻りたいなと思う気持ちになりました。もっと遊んでおけばよかったなとか、修学旅行に行きたかったなとか。制服を着る役も減ってきているんですが、まだまだやってみたいですね」とはにかんだ。

岡山と監督は「戻りたい過去はない」とキッパリ。岡山は「大変でした今まで(笑)」とジョークを飛ばしつつ、「未来が好きです」と明かした。

劇中では着ぐるみを付けたままでの演技など苦労も多かったようだが、中でも図書館でのシーンは衝撃的だった様子。岡山は「めっちゃうがいしました。嫌われないように(笑)」と話し、中川も「忘れられないですね、あの感触は(笑)。目覚めそうになりましたね」と大笑い。「でも、テンションが上がりすぎてリアルには覚えていないです(笑)」と吐露。エネルギーがぶつかりあうシーンについて言及していた。

DSC_1189

最後に中川は「この1年くらいで、現場の状況も観客の皆さんへの届けかたも変わってきました。この映画は劇場と配信で同時に公開します。このように楽しめるお客様の選択肢が増えたことは素晴らしいことだなと思います。お好きな場所、お好きな手段でこの作品を受け取っていただけたら嬉しいです」と伝え、岡山も「ミステリー、友情、コメディーありの盛りたくさんの作品です。強いメッセージが込められているので、今を生きる皆さんの心に刺さる作品になっていると思います」とアピールし、舞台挨拶を締めくくった。

WEB用チラシ表面

映画『FUNNY BUNNY』
中川大志 岡山天音 / 関めぐみ 森田想 レイニ ゆうたろう / 田中俊介 佐野弘樹 山中聡 落合モトキ / 角田晃広 菅原大吉
監督・脚本・編集:飯塚健
製作総指揮:森田圭
エグゼクティブプロデューサー:多田一国 大野高宏
プロデューサー:金山 宇田川寧 吉田憲一
共同プロデューサー:田口雄介
音楽:海田庄吾 撮影:小松高志
2021年/日本/103分/カラー/ビスタ/5.1ch/
公式サイト:https://funnybunny-movie.jp
原作:舞台「FUNNY BUNNY -鳥獣と寂寞の空-」(演出・脚本 飯塚健 /青山円形劇場、 2012)、小説「FUNNY BUNNY」(飯塚健/朝日新聞出版)
製作:KDDI
制作プロダクション:ダブ
配給:「FUNNY BUNNY」製作委員会
(C)2021「FUNNY BUNNY」製作委員会

全国の映画館にて上映&auスマートパスプレミアムにて配信中!