映画 『F1®/エフワン』の舞台挨拶が6月26日、丸の内ピカデリー Dolby Cinemaにて行われ、来日中のブラッド・ピットとF1®ファンの中尾明慶が登壇した。
世界各国で社会現象を巻き起こした『トップガン マーヴェリック』監督とブラッド・ピットがタッグを組み、F1®の全面バックアップを得て制作された映画『F1®/エフワン』。世界各国の本物のサーキットコースを使い映画史上類を見ない規模で撮影を施行した本作は、常識破りの元カリスマF1®レーサーをブラッド・ピットが演じ、最弱チームと共に昨日までの自分を超えていく感動と興奮が詰まっている胸熱ストーリー。
出演者本人は数か月の厳しいトレーニングを積みF1®マシンを実際に操縦するなど限界までリアルを追求。さらにプロデューサーには世界チャンピオンの称号を持つ現役スターF1®レーサーのルイス・ハミルトンも名を連ねるなど、すべてがリアルで埋め尽くされた超リアル・アクションの体感映画となっている。
まずは、モータースポーツ番組のMCを担当し、自身もF1®ファンとして知られる俳優の中尾明憲が「ここに来るまでドッキリだと思ってた。もうそこにいますよ、ブラピ」と興奮しながらブラッドを呼び込み、本人が登場すると大歓声が会場を包み込んだ。
ブラッドは「どうもありがとう!」と日本語で挨拶し笑顔を見せた。「日本に来られて嬉しいです。日本に来るといつもあたたかい歓迎を受けています。やさしく愛を注いでくれて、みなさんに感謝を伝えたいです。そして、日本でこうやって映画を公開できることができるのもすごく嬉しいです」と日本公開を喜び、「日本にはF1®の聖地のひとつ、鈴鹿サーキットがあります。F1®レーサーたちも、角田裕毅選手も、みんな鈴鹿サーキットがお気に入りだと言っています。愛している人たちが多いんです」と、思いの丈を口にした。
ブラッドと初対面を果たした中尾は、「本当にカッコいい!舞台袖でも気軽にお話してくださって、本当に感動です!」とファン代表の言葉に観客も納得顔。
一足早く本作を鑑賞した中尾は、「本当に素晴らしいんです。まるでF1®マシンの車載映像を見ているような迫力のシーンもあるし、ドラマも直球どストレートの物語で、僕らの背中を強く押してくれる映画が出来上がったと思います」と熱く語る。そのコメントに感動したブラッドが、突然ポケットから1万円札を出して中尾に手渡す一幕も!これには中尾も「ギャラいただきました!ありがとうございます!」と驚きながらも大興奮。会場の笑いを誘っていた。
イベントでは、映画公式SNSに寄せられた質問にブラッドが直接回答するコーナーも。「ジョセフ・コシンスキー監督はどんな監督でしたか?」という質問には、「とにかく彼は天才的な監督です」と答え、「コシンスキー監督は、ご存じのように『トップガン マーヴェリック』の監督であり、大ヒット作を作り終えたあと何を撮ろうかと考えて、俳優たちを本物のF1®マシンに乗せて、本物のサーキットで走らせる映画を作るという、無謀なアイデアが浮かんだんです。そして『マーヴェリック』の時からさらに進化したカメラを開発し、より小型化して性能がアップした新しいカメラをF1®マシンに乗せて撮影しました。完成した映画を観れば、まるで自分がコックピットに座ってレースしているような感覚になると思います」と監督を称えた。
ブラッドの言葉に同調した中尾が「映画館でこの作品を観た時に、本当に手が(ハンドルを握っているかのように)動いちゃって、左足でブレーキを踏みたくなるような瞬間が数多くあった」とコメントし、ブラッドをチラリ見。「このコメントだと、1万円もらえないですか?(笑)」と言うと、ブラッドはおもむろにポケットに手をやり、5千円札を中尾に手渡し、会場は再び大爆笑。
「実際に本作で演じてみて、F1®チームを作ってみたいという衝動にかられたりしませんでしたか?」という質問には、「レースは子供のころからの夢だったんです。一緒にやりませんか?」と中尾をスカウトするブラッド。中尾は、驚きながらも「ぜひともよろしくお願いします!」と頭を下げながら、ブラッドに渡されたお札を返却。「やったー!1万5千円でチーム組めました」と言って会場を沸かせた。
また、中尾から「これまでたくさんの映画でいろんな職業を演じられてきましたが、本作でF1®ドライバーを演じる難しさとは?」と問われると、ブラッドは「F1®はスポーツとしてすごく愛好家がいるし、同時に全然観たことがない人もいる。この映画ではどちらの人たちも満足できるようなものにしたかったので、脚本もたくさん練って、やっと良いバランスの作品ができました」と、リスペクト込めながら挑んでいたことを明かす。中尾も、「F1®を知らない方でも感情移入しやすい、素晴らしい作品になっていると思います」と同調。
続けて、「モータースポーツのようにご自身も、俳優業でそのようにうまくいかないと感じた挫折のようなものはありましたか?」と尋ねると、ブラッドは「人間ですから。常に太陽が輝いている日々ではありません。いろんな大変なことが人生にはあるけど、やはり“強くあれ”ということで、そういうものを乗り越えた時に成功を収めたり、成長できることもあると思う。夜があれば朝が来る、良いことあれば悪いこともある、人生としてすべて受け止めています」と熱弁。そんなブラッドに憧れの眼差しを向ける中尾は「皆さんも日々生きていていろいろ大変なこともあると思うけど、“夜があれば朝は来る”と思って、これを大事にして生きていきましょうね」と語りかけると、再びブラッドから1万円札が渡される一幕も。
レースシーンにも話が及ぶと、中尾が「危険も伴う撮影だったと思うけど、やり切ったのは凄いですよね。そういう環境があるのも、それに応えられる人とたちも凄いし、素晴らしいですね。やっぱりもの凄く怖いと思うので・・・」と話すと、ブラッドは「怖くはないよ!でもスリルはあります」と少年のような済んだ瞳で話していた。
さらに、この日は来場客の中から選ばれた幸運な1名が、ブラッドからプレゼントを受け取れるサプライズも。当選した観客1名がブラッドから直接サイン入りポロシャツとポスターが送られ、そしてハグを。観劇しきりのファンにブラッドは「この映画を観たらF1®のファンになるよ!」と語りかけていた。
最後に、中尾は「本当に映画史に残る、モータースポーツ映画の傑作が出来たと思っています。モータースポーツファンにも観てほしいですし、日本のみなさんにも、日々生きていく中でエールを送ってくれる映画だと思うので、ぜひ劇場に足を運んでくれたら!」と述べ、ブラッドは「この映画を皆さんにやっと共有できることが本当に嬉しいです。この映画は3年間かけた愛の結晶だと思います。楽しんでいただける作品になっていると思うし、もし楽しんでいただけなかったらそれはコシンスキー監督のせいです(笑)!ストーリーも感動的で、セカンドチャンスや贖罪について描かれています。ぜひ楽しんでください」とメッセージを送り、大盛況のなか舞台挨拶を終了した。
映画『F1®/エフワン』
◆Introduction
すべての映画をぶっちぎれ!
『トップガン マーヴェリック』監督×主演:ブラッド・ピット
2025年最高レベルの超高速“体感”エンターテイメント!!
これは地上版『トップガン』。スピード、興奮、情熱、友情――胸を熱くするすべてが詰まった、空を超えた最高で最強の一本が、ここに誕生する――!重力も追いつかない、時速300km超の映画体験――大スクリーンで絶対に観るべき究極の超高速“体感”エンターテイメントを堪能せよ!
◆Story
無冠のF1®レーサーが挑む、“常識破りの作戦”!
最弱チームは逆転できるのか?!
かつて“天才”と呼ばれた伝説のF1®レーサー、ソニー(ブラッド・ピット)が、再びサーキットに戻ってきた。誰よりもレースの過酷さを知る男が現役復帰を果たした先は、どん底の最弱チーム。
しかし、型にとらわれないソニーの振る舞いに、自信家のルーキードライバー・ジョシュア(ダムソン・イドリス)やチームメイトたちは困惑し、度々衝突を繰り返す。
バラバラのチーム、そして、最強のライバルたち。敗北が濃厚となる中、ソニーの“常識破りの作戦”が最弱チームを導いていく――!果たして彼らは、その無謀とも言える賭けで逆転できるのか?それぞれの情熱と誇りを胸に、命がけで夢<スピードの頂点>へ挑む!
監督:ジョセフ・コシンスキー『トップガン マーヴェリック』
プロデューサー:ジェリー・ブラッカイマー『トップガン マーヴェリック』
脚本:アーレン・クルーガー『トップガン マーヴェリック』
出演:ブラッド・ピット/ダムソン・イドリス、ケリー・コンドン/ハビエル・バルデム
配給:ワーナー・ブラザース映画
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公式サイト: f1-movie.jp
公式X:@f1movie_jp
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