映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』完成披露報告記者会見が、7月16日、ザ・リッツカールトン東京にて行われ、本作の声優を務めた、佐藤健、有村架純、波瑠、坂口健太郎、山田孝之、ケンドーコバヤシ、原作・監修の堀井雄二、作曲家・すぎやまこういち、山崎貴総監督、八木竜一監督、花房真監督が出席した。
1986年に第1作が発売されて以来大ヒットを続ける、日本を代表する国民的RPG「ドラゴンクエスト」。現在までに、80を超えるシリーズ作品が発表されている中で、“親子三代にわたって魔王を倒す”“結婚相手を選ぶ”等、まるで大河ドラマだと評されるなか、発売から25年以上経った今でも特に愛され続けているのが「ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁」（1992年発売）。そのストーリーを原案に、山崎貴が総監督・脚本を、八木竜一・花房真が監督を担当し、『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』として、ドラゴンクエストシリーズ初のフル3DCGアニメーション映画化された本作。“ドラゴンクエストの生みの親”堀井雄二が原作・監修、音楽にゲームの人気を支えてきたすぎやまこういちのが映画でも音楽を担当。主人公・リュカ役を佐藤、ビアンカ役に有村架純、フローラ役に波瑠、そして、ヘンリー役の坂口健太郎、パパス役の山田孝之ら豪華俳優陣がボイスキャスト役を担うことでも大きな注目が集まっている。
子供の頃からドラゴンクエストのファンと語る佐藤は「昔からドラゴンクエストのファンだと語る佐藤は「ゲームのファンの方は、その思いが強すぎるゆえに、もしかしたら今回の映画化を快く思っていない方もいるかもしれない。でも、今回の映画は、ドラゴンクエストの大切な思い出を持っている方こそ観ていただきたい作品だと確信しています」と力強く宣言。「8月2日の公開までに、この映画を観なきゃいけないと思ってもらえるようにしていきたい」と意気込んだ。
有村は「長年愛されている作品に自分が足を踏み入れることは恐れ多いこと」と恐縮しつつ、「どうすれば自分の力を出せるのか考えていたところ、健さんにアドバイスをいただきました。舞台にたっているように表現するとよりいいんじゃないかという言葉を胸にやらせていただきました」と明かした。「映画を観ると、登場人物の全てが愛おしく思えた。もう1回観たいと素直に思いました」とコメント。
すると、波留は「私は、佐藤健さんからアドバイスを受けていない･･･」とチクリ。慌てた佐藤は「だって、波留さんは声のお仕事が初めてじゃないでしょ？ それに最初から上手だったから･･･」と言い訳し、タジタジに。イタズラな笑顔を見せる波留は「1日で録ったんですが、もっとやりたかったです」と充実感を滲ませていた。
山田は「僕は声優のお仕事は何度もやっているので」と余裕の顔を見せるも「監督から“ハイブリットで”って言われて･･･最後までわからないでやってました。良くも悪くもなく、ほぼほぼのパパスです(笑)」と告白し苦笑い。
ケンドウコバヤシは、「１の時からかかさずゲームをしていた人間として、その世界に入り込めたこめて光栄！」とテンションあがりっぱなし。「ビアンカが一人で階段を下りてきて顔がアップになったときはゾクゾクしました」と映像の出来栄えに太鼓判を押した。
映画を観て思わず熱くなってしまったシーンを聞かれた坂口は「バトルシーンかな。そして、リュカと少し距離をおいて再び会うシーンです」とネタバレにならないように慎重に語った。同じ質問に佐藤は「プロポーズのシーンです。エモかったです(笑)」とし、「ビアンカが好きな人も、フローラが好きな人も両方満足できるやり方になっています」と笑った。山田は「僕は剣を抜く瞬間ですね。ゲームをやっていると、来るぞ！来るぞ！と分かっていても･･･泣きそうでした」と興奮を隠せない。
本作の制作について堀井は「“ゲームをやっていない人にわかりやすく”とリクエストしました。この映画を観て、ゲームをやりたいと思う人が出てくると思います」と吐露。すぎやまも「映画では音楽は1度しか聞かないのでそれぞれの曲の色をはっきり出すようにしました」と続ける。
山﨑監督は「今回はプレスコという、先に俳優さんにセリフを言ってもらってからCG制作する方法をとりました」とし、キャスティングについて「すぐに実写になっても大丈夫な人。お芝居がもつ人に来ていただきました。本当に素晴らしい人たちが集まってくれました」と満足げ。
最後に佐藤は「このチームでなければ（仕事を）受けなかったと思う。このチームだから成立したんだと思います」と晴れ晴れとした笑顔を見せ、「一番の見どころは、今日ここで話さなかったことです！」と期待を持たせ、お茶目な笑顔を浮かべていた。
公式サイト：https://www.dq-movie.com/
8月2日（金）全国東宝系にてロードショー
