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健太郎&山田裕貴、即興芝居で最高のバディ感を披露! 映画『デメキン』大ヒット御礼舞台挨拶

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映画『デメキン』の大ヒット御礼舞台挨拶が、12月10日、東京・新宿シネマートにて行われ、主演の健太郎と共演の山田裕貴、山口義高監督、脚本を務めた足立紳が登壇した。

本作は、バットボーイズ佐田正樹原作の「デメキン」を基に、『アルカナ』『猫侍』の山口監督の手で実写映画化。幼少期から“デメキン”と呼ばれいじめられた佐田が、喧嘩無敗と数々の伝説を作り出し、福岡最大勢力の暴走族の総長へと登り詰めていく様を描き出す。主人公・佐田役を健太郎、佐田の幼なじみ・合屋厚成役を山田が演じた。

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健太郎の印象を、足立は「「『14の夜』から半年くらいだと思うけど、わずか半年でえらいオーラが出ちゃって・・・という感じ。声がかけづらかったですね。10倍くらいカッコ良くなってる」と、自身の監督デビュー作映画『14の夜』に出演した健太郎を振り返り、その成長ぶりに目を細める。

映画公開後の反響を受け、健太郎は「女性のお客さんの声が届いていて嬉しいですね。『男ってバカだなって思いました』っていう感想は最高の褒め言葉です」とニッコリ。山田は「これがすべての男ではないけど、男の生き方を分かってもらえたなと。相手の目を見て向き合う、拳で語り合う男たちに憧れがあったので、それが良かったって声もあって嬉しかったです」と話した。

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山口監督は、自身の父親にも今作を観てもらったという。「普段、映画とかほとんど見ない人なんですが、『健太郎と、山田裕貴は凄いいい俳優だね。こんな俳優を出して、でかした!』って。『デメキン』で親孝行ができるとは思いませんでした」と喜び、年代を越えての反響に自信をのぞかせた。

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山田との共演について、健太郎は「山田さんとバディができて、上からみたいな言い方に聞こえてしまうかもしれませんが、やりやすかったです。ずっと厚成でいてくれて、引っ張ってもらいました。感謝しています」と素直な気持ちを伝える。それを受けて、山田は「健太郎にそう言ってもらえて嬉しい。学ランとか着てますけど27(歳)なんで。大人として引っ張って行きたい。どの現場でも『山田裕貴がいたからちょっとやりやすかった、ちょっと楽しかった』と思ってもらえればういいなと。」と述べ、「健太郎が楽しそうに『この現場よかった!』と言っている姿をみて、良かったなって。ちょっとお兄ちゃんな気分でした」とおどけながら、嬉しそうに笑った。

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また、映画のクライマックスでは二人の絆で感動のラストシーンを迎える。そこで、この日、足立がその後の二人を書いた脚本を即興で演じることに。怪我を負った厚成(山田)を正樹(健太郎)が支えながら歩いていく。「ラーメンのきくらげ、サービスしてくれって言うちょっただろうが!」と健太郎。「きくらげ、切らしとったわ。代わりに俺の特製激辛高菜入れたるわ!」と山田が返すと、「俺、柿の種以上に辛い物くったら死ぬんじゃ!」「じゃあ柿の種で殺したるわ!」とかけ合い、山田が柿の種を投げつけるような芝居をみせ、「あっ!豆の比率多い・・・」と、最後は笑いで会場を包み込み終了。なかなか「カット!」がかからず、「これ、大丈夫ですか?」と監督を見やる。

撮影現場でもカットがかかるのが遅かったそうで、監督が「わりと長めに回していましたね。二人が役になりきっていたので、セリフを言ったあともそのまま続けて、けっこうそういうところも使っています」と明かすと、山田も「そこを楽しみにしていたかも」と返し、健太郎も「わかる! 面白かったですよね。『ラーメン王になるったい!』とか言ったりしてた」と同調していた。

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二人の仲のバディ感は、舞台上でもバッチリ。山田を気遣って「山田さん」と呼ぶ健太郎に「(いつものように)裕貴くんでいいよ~」と山田が優しく声をかけると、安心したように微笑む健太郎。礼儀を重んじる健太郎と、優しく気遣う山田を観客も微笑ましく見つめていた。

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最後に、山田は「友達でも仲間でも恋人でも家族でも、ここまで人のことを思って戦える人がどれだけこの世界にいるんだろう・・・ということを感じさせてくれた作品。佐田さんがどれだけ心を通わせて、いろんな人と関わってきたのかがわかる。なので、それを僕らが代わりに生きないとといけないという使命感がありました。皆さんにそれが届いたら嬉しいです」と挨拶。健太郎は「この映画は僕の大好きな映画です。それを皆さんと共有できて、すごく幸せです。こうやって劇場に足を運んでくださり、本当に感謝しかありません」と観客に気持ちを伝え、「みなさんと一緒にもっともっと盛り上げていって、ロングラン(上映を)できるよう、頑張っていきたいと思います」と力を込めた。

「デメキン」本ポスタービジュアル

映画『デメキン』
<ストーリー>
幼少期からデメキンと呼ばれ、いじめられていた佐田正樹(健太郎)は、ある日、“強くならなきゃ”と覚悟を決めて拳を握った。そしてかつてのいじめっ子集団を返り討ちにするほど腕っぷしが強くなり、喧嘩では敵なしの存在となっていた。赤髪リーゼントがトレードマークの正樹。小学校からの親友・厚成(山田裕貴)と喧嘩やバイクに明け暮れる日々を過ごす。中学卒業後、正樹は高校へ進学し、厚成はラーメン屋で働き始める。環境は変われど人は変わらず、年上の不良に目をつけられてはひたすら喧嘩ざんまいの日々を過ごしていた。ある日、バイク事故で死んだ憧れの暴走族の総長・真木(栁俊太郎)のことを思い返していた厚成は正樹に福岡一のチームを作ろうと持ちかける。二人はチーム「亜鳳」を結成するが、次々と血気盛んな敵が待ち受けていて…。

出演:健太郎  山田裕貴
栁俊太郎 今田美桜 髙橋里恩 田中偉登 福山翔大 三村和敬 藤木修
岩永ジョーイ 神永圭佑 成田瑛基 笠松将 黒石高大 くっきー(野性爆弾) ケン(水玉れっぷう隊)  坂田聡
原作:佐田正樹『デメキン』
監督:山口義高
脚本:足立紳
音楽:海田庄吾
主題歌:LEGO BIG MORL『一秒のあいだ』(OORONG MANAGEMENT / SNOW WHITE MUSIC)
製作:東映ビデオ、AMGエンタテインメント 製作プロダクション:ステアウェイ
配給:AMGエンタテインメント 2017/日本/115分
(C)よしもとクリエイティブ・エージェンシー/ワニブックス/秋田書店・ゆうはじめ (C)2017映画『デメキン』製作委員会
公式サイト:http://demekin-movie.com/

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