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横浜流星、高橋海人の緊張ほぐすため「二人きりにして」と気遣い! 映画『アキラとあきら』完成披露舞台挨拶

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映画『アキラとあきら』の完成披露舞台挨拶が、8月8日、東京・イイノホールにて行われ、W主演の竹内涼真と横浜流星をはじめ、共演の髙橋海人(King & Prince)、石丸幹二、ユースケ・サンタマリア、江口洋介の豪華キャストと、三木孝監督が登壇した。

対照的な宿命を背負った二人の若者が、情熱と信念を武器に社会に立ち向かう感動巨編として注目を集める池井戸潤の大ベストセラー同名原作が満を持して映画化。WOWOWにて映像化された連続ドラマ版(主演:向井理、齋藤工)は、第34回ATP賞テレビグランプリを受賞し高い評価を得ている。幼くして過酷な運命に翻弄されてきた山崎瑛<アキラ>を内涼真、大企業の御曹司ながら次期社長の椅子を拒絶し血縁のしがらみに抗い続ける階堂彬<あきら>役横浜流星がW主演で演じ、兄・階堂彬(あきら)へのコンプレックスを抱く階堂龍馬を髙橋海人(King & Prince)、山崎の前に立ちはだかる冷徹な上司・不動公二を江口洋介、彬と龍馬の父であり、東海郵船の社長・階堂一磨を石丸幹二、一磨の弟で東海商会の社長であり東海グループを倒産の危機に晒してしまう階堂晋をユースケ・サンタマリアが務め、監督は今回初めて池井戸潤原作の作品でメガホンを取る三木孝浩。

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約1年前にクランクアップした本作。竹内は「今、あらためて池井戸先生の原作の素晴らしさ、映画の素晴らしさが蘇ってきてテンションが上がっています」と、会場の座席いっぱいに埋まった観客たちを観て興奮気味に語ると、横浜も「これからご覧になる皆さんがどう感じるか楽しみです」と心を躍らせていた。

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今作で初共演を果たした竹内と横浜だが、竹内は「同時期に東映撮影所でよくすれ違っていましたが・・・」と述べ、竹内は『仮面ライダードライブ』、横浜は『烈車戦隊トッキュウジャー』でお互いにヒーロー作品に出演していた時代を振り返り、共演を喜んでいた。対照的な<アキラ>と(あきら)を演じるうえ、監督は(撮影以外でも)口を利かないくらいバチバチにさせたかったそうだが、監督も「現場では本当に仲が良くて・・・」と苦笑い。

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竹内は横浜について「最初に先入観を持たないようにしていたんですが、現場で話していると、無骨ながらも可愛らしい部分も見えて。お互いの到底話せないくらいのダサいところをさらけ出せたのですぐに仲良くなれました」と言って顔を見合わせてニッコリ。

横浜も「勝手に仲間意識をもっていました」と同じくヒーロー時代を振り返りつつ、「嘘のない、真っ直ぐなひと。真っ直ぐすぎますよね」と竹内の印象を語る。

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「二人を見てどうでしたか?」と突然話を振られた高橋だったが、実際に二人の様子は見ていなかったようで、「夢のなかでとても仲良かったです!」「夢の中に3日間くらい出てきました・・・」と慌てて答え、会場の笑いを誘う場面も。

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そんな高橋は、「池井戸作品で、こんなに豪華な先輩たちとご一緒できて緊張しました」と、出演を喜びながらも、ずっと緊張感に包まれていたよう。兄にコンプレックスを持っている難しい役どころだったが、「自分自身は一般的な家庭で、利害関係などない環境で育ってきたので、この役はチャレンジングだなと思いました。ワンシーン、ワンシーン、感情を使い分けて演じられるように頑張りました」と充実感を滲ませる。

特にクライマックスの兄・彬(あきら)とのシーンに言及した高橋は「毎日緊張していたんですが、流星くんに支えてもらいとてもステキなシーンになりました。周りの人たちに『二人きりにしてくれ』と言ってくれて、最後はハグしてくれたんです」と感謝する。横浜も海人くんが緊張しているし、時間も気にしていたので、そういうことを気にしないようにと二人にしてもらいました。結果、いいシーンになってよかった」と満足気。

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また、2人のアキラがお互いの「信念」を胸に切磋琢磨する本作のストーリーにちみ、登壇者それぞれが「仕事をする上で大切にしている“信念”は?」と尋ねられると、竹内は“信念”という言葉に反応し、「えっと、これは“六本木の男”としてはでなく、アキラとしてですよね? 復讐ということではなくて・・・」と言い、自身が出演しているドラマにひっかけながらも、「コミュニケーションをとること」と答える。

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一方の横浜は「妥協しないこと」とし、「皆さんの心に残る作品のためには少しも妥協しません!」と言い切った。高橋は「自己満足にならないこと。これはアイドルとしても同じこと。みんなに寄り添えるようにずっと考えています。全てのことに通ずると思います」と真摯にコメントした。

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同じ質問に、石丸は「チームプレイ」、ユースケ・サンタマリアは「サンタマリアの無駄遣いにならないように(作品を)見極めること」、江口は「挑戦していくこと。僕は1シーンでもオファーは全部受けますよ(笑)」と言って、ユースケ・サンタマリアを慌てさせる一幕もあった。

さらに、本作を観賞した原作者・池井戸潤からのコメントも届き、「本当に素晴らしい!」太鼓判を押し、横浜も「生みの親が認めてもらえることは幸せなこと」と感激しきりだった。

メインカット

<ストーリー>
父親の経営する町工場が倒産し、幼くして過酷な運命に翻弄されてきた山崎瑛。
大企業の御曹司ながら次期社長の椅子を拒絶し、血縁のしがらみに抗い続ける階堂彬。

偶然同じ名前を持った二人は、運命に導かれるかのごとく、日本有数のメガバンクに同期入社する。
だが、人を救うバンカー(銀行員)になりたいという熱き理想を持つ山崎と、情を排除して冷静沈着に仕事をこなす階堂は、銀行員としての信念が真っ向から対立する。ライバルとしてしのぎを削る二人だったが、山崎は立ちはだかる<現実>という壁を前に、自らの信念を押し通した結果、左遷される。
一方、順調に出世していた階堂の前にも、親族同士の骨肉の争いという試練が再び立ちはだかる。
階堂は<現実>から眼を背け続け、ついに階堂家のグループは倒産危機に陥る。

グループの全社員とその家族4800人の人生が掛かった危機的状況の中、
山崎と階堂の人生が再び交差する———

乗り越えられない“宿命”などない!
絶望的な状況を前に、【アキラとあきら】の奇跡の逆転劇が始まる!!

映画『アキラとあきら』
■原作:「アキラとあきら」(池井戸潤著/集英社文庫刊)
■出演:竹内涼真、横浜流星
髙橋海人(King & Prince)上白石萌歌 / 児嶋一哉 満島真之介 塚地武雅 宇野祥平
奥田瑛二 石丸幹二 ユースケ・サンタマリア 江口洋介
■監督:三木孝浩
■脚本:池田奈津子
■企画:WOWOW
■制作プロダクション:TOHOスタジオ
■配給:東宝
■撮影時期:2021年7月~9月
■コピーライト:ⓒ2022「アキラとあきら」製作委員会
公式サイト:http://akira-to-akira-movie.toho.co.jp/

2022年8月26日全国東宝系にてロードショー