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人生最高の輝きの時を… 八千草薫主演 舞台『黄昏』ゲネプロ【動画】

8月10日(金)に紀伊國屋ホールで初日を迎える舞台『黄昏』が、9日にゲネプロを公開。出演する八千草薫、村井國夫、朝海ひかる、松村雄基が囲み取材を行った。

『黄昏』は1981年にヘンリー・フォンダ、キャサリン・ヘップバーン共演で話題となった映画でも知られる78年初演のアーネースト・トンプソンの名戯曲。八千草は03年06年に続く3度目の出演。青井陽治の翻訳、鵜山仁による新演出。
【囲み取材】 老夫婦を演じる八千草薫と村井國夫、その娘役の朝海ひかるとパートナーを演じる松村雄基が登壇した。

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朝海ひかる 村井國夫 八千草薫 松村雄基

八千草:なんか新しいものをやっているみたいですね。2回やって、今回はもっと違うものをなんかできたらと思ったんですけれど、初めての作品をやっているみたい。(共演の)皆さんも初めてですし。こんなに変わるものなんだなと思います。(「ご主人もかわりますね」と言われて)暖かくて優しくて。皆さんが優しくて、いたわってくださって。
(演じている)エセルという人がすごく魅力的な女性なんです。私もこういう役はなかなかできない。だから大事にしたいと思いました。

村井:僕等は初演ですが、八千草さんの可愛らしさ。かわいらしくてどうしようもないんですよ。私の母性本能が。(笑) 「お守りしなきゃ」というぐらいの。楽しいです。

朝海:昨日の舞台稽古で八千草さんのあまりの美しさとオーラ。ずっと稽古場でも分かっていたのですが、舞台の上で更にオーラが増した八千草さんを前にしてドキッとしました。キラキラされていて、台詞を忘れてしまいました。(笑)

松村:一幕しか出演しないので、客席から(舞台稽古を)拝見していて、本当に可愛らしいというかチャーミングで、僕も台詞を忘れそうになりました。(笑)

スタミナをつけるため、朝でもいつでも肉を食べ、朝の散歩を欠かさないという87才の八千草。隣で、73才の村井が力強く「お守りします」と宣言していた。

【ゲネプロ】
80才をむかえようとしているノーマン(村井)と年下の妻・エセル(八千草)は、今年も美しい湖のほとりでひと夏を過ごそうとゴールデン・ポンドを訪れた。変わらぬ湖と隣人たち。だがふたりの48回目の夏は、いつもと違っていた。
父・ノーマンとそりが合わず家を出ていた娘・チェルシーが、新しいパートナー・ビルと彼の息子を連れてやってくる…。

夫への穏やかで細やかな愛情をにじむように表現する八千草と、ぶっきらぼうな物言い中に優しさを秘めた村井。長年連れ添った老夫婦だからこそのいたわり合いがじっくりと心に沁みてくる。そして娘を迎えて変わっていく家族の姿には、新しい希望を垣間見せてくれる。
そんな舞台を動画からご覧下さい。

東京公演は8月27日(月)まで。その後、9月1日(土)埼玉県志木、9月2日(日)神奈川県大和、9月4日(火)石川県金沢、9月5日(水)6日(木)愛知県名古屋、9月11(火)12日(水)兵庫県西宮にて上演。
公式HP https://www.stagegate.jp/stagegate/performance/2018/tasogare/