Open Close

香しくも謎めいた大人の物語 ミュージカル『シークレット・ガーデン』開幕! 公開ゲネプロ

シアタークリエにて、石丸幹二、花總まり、石井一孝、昆 夏美、松田凌と、豪華キャストでおくる名作ミュージカル『シークレット・ガーデン』が、6月11日(月)から開幕した。
公演に先立ち、前日10日に行われた公開ゲネプロをレポート!
(物語の核心には触れておりませんが、あらすじ・公演写真を掲載しております)

IMG_6953
アーチボルト(石丸幹二)

世界中で長く愛されてきたバーネットの小説『秘密の花園』を原作に、1991年にブロードウェイでミュージカルとなり、その年のトニー賞3部門受賞した名作ミュージカル『シークレット・ガーデン』。
これまでにもコンサート版や来日版が上演されてきたが、今回が日本語版の初上演となる。

IMG_6847
リリー(花總まり)

【公開ゲネプロ】
音楽、セット、謎めいた登場人物たち…そして流れる空気…。幕が開いた瞬間から『シークレット・ガーデン』という香しくも不可思議なタイトルどおりの、美しく幻想的な世界が広がります。

IMG_6858

物語の始まりは…
突然、両親を亡くして一人ぼっちとなったメアリー(池田葵、上垣ひなた Wキャスト)が、生まれ育ったインドを離れ、イギリス・ノースヨークシャーに住む伯父・アーチボルトに引き取られていきます。

IMG_6845

メアリー(池田葵) のびやか歌声が、子供の一途さと無限の可能性を信じさせてくれます。

IMG_6908

IMG_7158

アーチボルト(石丸幹二)は最愛の妻・リリー(花總まり)を亡くして以来、気難しくなっていました。

IMG_6921
そんなアーチボルトを弟のネヴィル(石井一孝)が支えています。

気づまりな屋敷でしたが、メアリーは次第に使用人たちと親しくなり、心を開いていきます。
実力派キャストのソロが、コーラスが、時に緩やかに、時に一瞬で、場面を、空気を塗り替えていきます。

IMG_7014

しっかり者で優しいメードのマーサ(昆夏美)

IMG_7097

マーサの弟のディコン(松田凌)

IMG_7073

庭の手入れをするベン(石鍋多加史)

やがてメアリーはリリーが大切にしていたという「秘密の花園」の存在を知ります。
しかし、その庭はアーチボルトが鍵をかけて閉ざしてしまっていました。

IMG_7263

メアリーの父(上野哲也)と母(笠松はる)

主人公・メアリーが、『シークレット・ガーデン』を探すとき、観客もまた『シークレット・ガーデン』を探してしまいます。
それはまるで、秘密の答えを知りたくて、本のページを次々とめくり、読み進んでいくような、そんな気持ち・・・。

その先に、メアリーが出会った人は・・・?
そして、あなたが見つけたものは?

劇場にいながら、想像の翼を広げる自分を感じる…そんな不思議な『シークレット・ガーデン』の公演は7月11日(水)まで、日比谷・シアタークリエにて。
その後、神奈川、福岡、兵庫にても上演。

観劇前には、是非とも公式HP http://www.tohostage.com/secretgarden/ で人物関係をチェック!

アーチボルド役 石丸幹二 コメント
舞台稽古に入り、演出の“アリマ・マジック”に掛かりながら『シークレット・ガーデン』の世界観がより深まっていくのを感じています。原作小説は子供の目線で描かれていますが、このミュージカル版は大人の物語でもあり、人生の喜び、哀しみを味わえる作品になっています。
アーチボルドという一人の男が、伴侶の喪失から再生していく……。誰しもが経験する肉親との別れ。人生最大の危機を乗り越えるための鍵穴が、ここにあります。アーチボルドに心を添わせて観てください。皆さんの心の中に堅く閉ざされた扉があるなら、きっと鍵を見つけて頂けると思います。

リリー役 花總まり コメント
原作の「秘密の花園」を子供の頃に読んだことのある女性は多いと思います。
ミュージカル版も観れば観るほど心に響いてくる作品になりそうだなと、お稽古をしながら日々感じています。
一度だけではこの作品の全貌を知ることが難しいかもしれません(笑)。
ぜひ何度でもご覧ください。そして、皆様それぞれの人生と重ね合わせて、何かを感じていただけるととても嬉しく思います。劇場でお待ちしております。