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『民衆の敵』をジョナサン・マンビィ×堤真一 そして安蘭けい、谷原章介

「シアターコクーンが海外の才能と出会い、新たな視点で挑む演劇シリーズ」
DISCOVER WORLD THEATRE第4弾上演決定!
『るつぼ』の演出・ジョナサン・マンビィ×主演・堤真一のタッグが再び!
『民衆の敵』
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『ペール・ギュント』『人形の家』『ヘッダ・ガーブレル』など、日本でもなじみの多い代表作を持つイプセン。
その中でもアーサー・ミラーによって翻案され、ブロードウェイで上演。高い評価をされて、1978年にはスティーブ・マックイーン製作・主演によって映画化、2005年にはノルウェーで設定を現代に置き換え映画化と、長く高い人気を誇る『民衆の敵』が、Bunkamuraシアターコクーンの開館30周年記念公演の第1弾として上演される。

演出を手掛けるのは、シアターコクーンには2016年の『るつぼ』以来2年ぶりの登場となるジョナサン・マンビィ。
ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)出身で古典から現代劇まで幅広く精通し、2009年には『The Dog in the Manger』にてヘレン・レイズ賞最優秀演出賞候補にノミネートされ、常に世界中で作品を発表し続けている。日本でも『るつぼ』での演出が各方面で絶賛され、その実力は折り紙つきだ。

 そしてジョナサンとの2度目のタッグで主演を務めるのは、 堤真一。
「真実の告白」という正義を志すばかりに、次第に「民衆の敵」となってしまう、正義が暴走し、やがては家族との幸せも危ぶまれていく孤高の男トマス・ストックマンを堤真一がどのように演じるのか、期待が高まる。
そんなトマスの味方となり支え続ける妻カトリーネに安蘭けい
新聞「民報」の編集者でご都合主義のホヴスタに谷原章介
トマスとカトリーネの娘で教師のペトラに大西礼芳、カトリーネの養父で、水質汚染の原因である製革工場の主モルテン・ヒールに外山誠二、住宅所有組合の会長で印刷屋のアスラクセンに大鷹明良、トマスの唯一の理解者ホルステル船長に木場勝己、そしてトマスの実兄で、市長にして警察署長、温泉管理会会長も務める町の権力者ペテル・ストックマンに段田安則など、魅力あふれる実力派が集結した。

今公演ではアーサー・ミラー翻案の戯曲ではなく、新たに戯曲を翻訳し上演。7月からの改修工事を経て、新たにスタートする劇場Bunkamuraシアターコクーンで、新生『民衆の敵』が誕生する。

【STORY】
温泉の発見に盛り上がるノルウェー南部の海岸町。
その発見の功労者となった医師トマス・ストックマン(堤真一)は、その水質が工場の廃液によって汚染されている事実を突き止める。汚染の原因である廃液は妻カトリーネ(安蘭けい)の養父モルテン・ヒール(外山誠二)が経営する製革工場からくるものだった。トマスは、廃液が温泉に混ざらないように水道管ルートを引き直すよう、実兄かつ市長であるペテル・ストックマン(段田安則)に提案するが、ペテルは工事にかかる莫大な費用を理由に、汚染を隠ぺいするようトマスに持ち掛ける。一刻も早く世間に事実を知らせるべく邁進していた、新聞「民報」の編集者ホヴスタ(谷原章介)と若き記者ビリング、市長を快く思っておらず家主組合を率いる印刷屋アスラクセン(大鷹明良)は、当初トマスを支持していたが、補修費用が市民の税金から賄われると知り、手のひらを返す。兄弟の意見は完全に決裂し、徐々にトマスの孤立は深まっていく・・・。

公演名称 『民衆の敵』
作 ヘンリック・イプセン
翻訳 広田敦郎
演出 ジョナサン・マンビィ
出演 堤真一、安蘭けい、谷原章介、大西礼芳、外山誠二、大鷹明良、木場勝己、段田安則
企画・製作 Bunkamura

【東京公演】
公演期間 2018年11月29日(木)~12月23日(日・祝)
会場 Bunkamuraシアターコクーン
チケット発売 2018年9月予定
お問合せ Bunkamura 03-3477-3244(10:00~19:00) http://www.bunkamura.co.jp/

【大阪公演】
公演期間 2018年12月下旬
会場 森ノ宮ピロティホール
お問合せ キョードーインフォメ―ション 0570-200-888(10:00〜18:00) http://www.kyodo-osaka.co.jp