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井上芳雄の渾身の小林多喜二が帰ってくる!!井上ひさし最後の戯曲、舞台『組曲虐殺』2019年10月上演決定!!

2010年4月に没した井上ひさしの没後10年目のメモリアルイヤーとなる2019年。井上ひさし最後の戯曲『組曲虐殺』が再演される。

29歳4ヶ月で死に至ったプロレタリア文学の旗手・小林多喜二を演じるのは井上芳雄。2009年、 2012年に続く再々演となる。
ヒロインは上白石萌音。 高畑淳子、 山本龍二、 神野三鈴ら初演から本作を支えてきた俳優陣と世界的ピアニスト小曽根真に、 若手実力派の土屋佑壱も加わり、 激動の時代に翻弄された優しくも切ない人間模様を描き出す。

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上段左より)井上芳雄、 上白石萌音、 神野三鈴
下段左より)土屋佑壱、 山本龍二、 高畑淳子、 小曽根真

上演は2019年10月東京・天王洲銀河劇場よりスタート、 11月には福岡・大阪 他、 地方公演数箇所を予定 。 チケット発売時期は未定。

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<あらすじ>
ときは昭和5年の5月下旬から、昭和8年2月下旬までの2年9ヶ月。
幼い頃から、貧しい人々が苦しむ姿を見てきた小林多喜二(井上)は、言葉の力で社会を変えようと発起し、プロレタリア文学の旗手となる。 だが、 そんな多喜二は特高警察に目をつけられ、「蟹工船」をはじめ彼の作品はひどい検閲を受けるだけでなく、治安維持法違反で逮捕されるなど、追い詰められていく。そんな多喜二を心配し、姉の佐藤チマ(高畑)や恋人の田口瀧子(上白石)はことあるごとに、時には変装をしてまで、彼を訪ねていく。 瀧子は、活動に没頭する多喜二との関係が進展しないことがもどかしく、また彼の同志で身の回りの世話をしている伊藤ふじ子(神野)の存在に、複雑な思いを抱いている。言論統制が激化するなか、 潜伏先を変えながら執筆を続ける多喜二に対し、刑事の古橋鉄雄(山本)や山本正(土屋)は、彼の人柄に共感しながらも職務を全うしようと手を尽くす。 命を脅かされる状況の中でも、 多喜二の信念は決して揺るがず、 彼を取り巻く人たちは、 明るく力強く生きていた。
そしてついにその日は訪れる…

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【公演概要】
こまつ座&ホリプロ公演『組曲虐殺』
期間:2019年10月
会場:天王洲 銀河劇場
※11月 福岡・大阪 他、 地方公演数箇所を予定

作:井上ひさし
演出:栗山民也
美術:伊藤雅子/照明:服部基/音響:山本浩一/衣裳:前田文子/ヘアメイク:鎌田直樹/歌唱指導:伊藤和美/振付:田井中智子/映像:井形伸一/題字:和田誠/演出助手:坪井彰宏/舞台監督:加藤高

出演:
小林多喜二(作家):井上芳雄
田口瀧子(多喜二の恋人):上白石萌音
伊藤ふじ子(多喜二の妻):神野三鈴
山本正(特高刑事):土屋佑壱
古橋鉄雄(特高刑事):山本龍二
佐藤チマ(多喜二の実姉):高畑淳子

ピアニスト: 小曽根真
主催・企画制作:こまつ座/ホリプロ
▼こまつ座HP  http://www.komatsuza.co.jp/index.html
▼ホリプロHP  http://hpot.jp/stage/kumikyoku
▼公式ツイッターアカウント @KUMIKYOKU2019