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NEWSの小山慶一郎 3年ぶりの舞台は帯番組をやりながらの挑戦!『グレート・ネイチャー』プレスコール&囲み取材

9月12日より東京グローブ座で小山慶一郎の3年ぶりの主演舞台『グレート・ネイチャー』が開幕。
初日当日にマスコミを招いてのプレスコール&囲み取材が行われた。

小山は『ハロー、グッドバイ』(12年)以来の舞台主演ではあるが、前作とは違い平日昼間に報道番組を抱えながらのステージとなり、多忙を極める中で挑戦する舞台となる。

脚本・演出は劇団カムカムミニキーナを主宰する松尾武。
独特な世界観を持ち、多くの舞台人と競演してきた松尾と、平日キャスター・週末アイドルの小山とのコラボレーションも大変楽しみな作品となっている。

プレスコール

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バス型のパネルに次々と映し出される出演者紹介映像に圧倒されていると暗転。再び照明が付くと“SON”と書かれたバス停。そこには、小山演じる篠崎、久ヶ沢演じる真田と中山が演じる長谷川がいた。三人は、居なくなってしまったSONで一番の問題児のマックスを探す事になるが、久ヶ沢と中山が客席におり、観客を巻き込んでのマックスの捜索は、終始笑いが止まないほど楽しい演出だ。

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探し回った末に舞台に篠崎を残し去る二人。そこへ、仮面をつけたマックスが登場する。マックスは、アイドルグループ「アイドリング!!!」出身の谷澤。仮面をはずしたその顔は可愛らしいアイドルとは程遠い“ヤンキー”姿。迫力すら感じる。

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マックスを加え4人のシーンはテンポ良く進み、アドリブも満載。特に篠崎が3人にダンスを見せながら全力で教えるシーンは、“アイドル小山”が存分に発揮され、とても楽しいシーンだ。

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場面が転換するとシーンが10年後へと変わる。それまでの騒がしい雰囲気とは一変して暗く静かな喫茶店。めがねをかけ、帽子を被りコートに身を包む篠崎が登場すると、篠崎も暗く静かだ。そこへ、サングラスをかけ、赤いドレスに実を包んだ様子がすっかり変わったマックスが登場する。変わってしまったマックスと何も変わらないという篠崎。二人の会話から10年の間に何があったのか・・・・とても気になる場面でプレスコールが終了した。

囲み取材
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初日の幕が上がる2時間前というタイトな時間で取材が行われた。
教師・篠崎の衣装のままの小山と、脚本・演出の松村が登場した。
取材が始まる前に「お忙しいところありがとうございます」と小山が挨拶。腰の低いその姿は、もはやサラリーマンの様。

「3年ぶりになるんですね」との問いかけに小山は「そうですね、毎日報道番組をやっているので、なかなかお芝居をする時間が取れなかったんですけど、オビも少し慣れてきたところで、新たな挑戦をさせていただくという事で。(「どうですか?舞台というのは?」と質問が)そうですね、もちろん好きですし、大変さというのは分かっていたんですけど、自分が(報道番組を)毎日やりながら、夜稽古ですし、それ以外の時間は報道番組の事をやっているので、あー、こんなに時間がないものなんだなという実感がありましたね。」と新たな挑戦の大変さを語った。

「作品作りが今回は違うんですよね?」という問に松村が「そうですね、妙な作り方(会場笑い)妙な作品だというのは(プレスコールをみて)分かっていただけたと思いますが、台本があってキチっと覚えるだけって言う作業ではなくて、その場で稽古しながら生れたものを取り込んでいくという作り方をしたので、毎日気が抜けない、スルーできない日が続くという・・・(「松村さんとしては小山さんのどういうところを出してあげようと思っていますか?」と問われて)なんか、やっぱり、色んな面というか、この『グレート・ネイチャー』は自然に振舞うっていうことがテーマなので、人間の何にも作ってない自然な状態っていうのを小山くんのそういう状態っていうのかな、舞台の中で出たらいいなと思っています」と答えた。

「素が出てますか?」と問われると、小山は「出ちゃってますし、最初の稽古のときに、まずやってみてっていう、すっごい雑な稽古だなと思ったんですよ。乱暴だなって思ったんですけど、でも、一回やってみて、みんなで台本にない台詞を言っていって作って行く環境は初めてだったので、今までは決められた台本を、なんなら、どこの点の位置までやってほしいって言う演出家の方もいらっしゃいましたし、松村さんに関しては、とりあえずそういうこと言って。っていう、そういうこと言っての中には一応決まりはあるんですけど、でも、そこってセンスが出てくると思うので、そういう面ではすごく頭を使うので、毎日家に帰って疲れ果ててソファーで寝ちゃう感じでしたね」と答え、今までとは違う演技スタイルに挑んでいる姿がうかがえた。

ダンスの振り付けは素であるかどうかについて聞かれると、小山は「あれは実はホントは最初台本は違ったんですよ。全然違ったんですけど、僕が稽古中に何かやりだしちゃったのをイイな!って言い出してしまって・・・・」と、松村が「でも、あれはなんか、夢中になった先生にしたかったので、内容は何でも良かったんです。本当に夢中になった瞬間が踊りを始動している時に見えたので、それで行きましょう!ってなりました」と引き継ぐ。すると、今度は小山が「そこから僕のコーナーになってしまいました。責任持ってやるしかないなって」とリレーのように答え、会場から笑いが起きた。

「かなり熱血な教師の役ですね」という問われると、小山は「頭の中は、松岡修造さんをイメージしてて(会場笑い)僕修造さん大好きなんで、そこはちょっと子供たちにテニスを教えるかのような感じで、それをイメージしてやりました。(「修造さんから許可は?」と聞かれると)得てはないですけど、いつかお会いする機会があったら、本当に僕大好きなので、そういうことをやらせていただきましたといえたらいいですね。」と、熱血漢は松岡修造をイメージしたことを明かした。

教師役について小山は、「教師役っていうのは、なかなか自分に来る役だとは思っていなかったんですけど、キャスターっていう仕事をやらせていただいてからですね、教師もやらせていただけるようになったんだなっていう感覚がちょっとあって、そういう意味ではやれる幅が今回広がったのかなっていう気がします」と、自らの仕事の広がりについて語った。つづいて、どんな部分を見て欲しいかと問われると、「先ほど松村さんがおっしゃったように、素の部分がいつ出てもおかしくない環境が舞台の上で繰り広げられているので、アドリブと言うか、まだ決まっていない部分が何箇所かあって、そこで自分がどれだけ舞台の上で、今日のお客さんの反応と舞台上の役者の反応とで変えていけるのか?っていう勝負もあるので、毎日違うことが起きる芝居棚と思ってやっているので、その辺の僕のアタフタ具合を、かなりテンパってると思うので、キャスターで慣れている方がいらっしゃったら、僕がアワアワしているのを見ていただければと」自身が慌てふためいているところが見所だと語った。

小山の魅力について松村が「今話したような舞台を作るのは、本来舞台だけやっている人にとっては難しいと思うんですよ。それを割りと意図も簡単にやられてるんですよね。それで始まって数日で、できるんだから丸投げみたいなシーンをいっぱい作ろう!みたいな感じで、実際彼(小山)にもいっぱい作ってもらって、あの後(プレスコールの上演シーン)今見ただけでは分からなかったかもしれませんけど、あの後重くなっていくところがあるんですよ。こんなにアドリブでやってるのに、最終的には重くなっていくところも背負えてますので、いろんな面を楽しんでいただけたらなと思います。」と、小山のいろんな面がみられることを明かした。

シーン内で10年後と出てくるが、小山自身の10年後を聞かれると「僕10年後は41歳ですからね。夕方のアノ椅子に座っていたいですね、まだ。そこはベースにしながら他のお仕事をさせていただくって事を目標に・・・いま東京オリンピックに向けて、そこまではあそこにいたいっていう思いを持ちながらやっているんですけど、そこから先にまた座らせていただけるチャンスがあるなら、41でもあそこに座っていたいですね」とキャスターの仕事について熱い思いがあることを明かした。

「結婚は?」と聞かれると「あー!自分の将来の夢としてはもちろんありますけど、今は芝居やったりエブリ・・・あ、すみません・・・報道の仕事があって・・・すみませんってことはないですね(笑)・・・それもあるので、追々夢として考えています。(前日に発表された事務所の先輩国分太一さんの結婚報道を受けて)本当におめでとうございますと。(「どのタイミングで知ったか?」という問に)それは皆さんと同じタイミングで知りました。(笑)NEWSのアルバムの中にウエディングソングがひとつあるので、それを渡してみようかなと・・・もし何かあれば使ってくださいって。(国分さんとの交流について)なかなか無いのですが、ウチのメンバーのシゲ(加藤シゲアキ)は、一緒に番組やらせていただいていると思うので、たまにVTRで出させていただいたりしますけど、カウントダウンコンサートでお会いするくらいなので、お会いした時にはおめでとうございますと伝えたいです。(「国分さんはキャスターの先輩ですね。」という言葉を受けて)そうですよね!でも、まだ国分さんのような技量はないので、その辺は勉強しながらですね」と、尊敬する先輩への思いに自らの希望を沿えて語った。

NEWSのメンバーが観劇に来るかということについて「メンバーに来てくれるといいですけど!手越は来ないでしょうね!!(会場笑い)どうかなー??大体まっすー(増田貴久)とシゲは来てくれるんですけどね、手越は結構押さないと来ないので、ギリギリまでメールしたいと思います(笑い)後は、マネージャーさんに無理矢理スケジュール入れてもらうっていう形で。サッカーばっかりしてるんだったね、一回ね、僕の舞台くらい来てくれてもね、そんな遠くないですし!そこは言いたいところですね!」と、メンバーの話にはそれまで以上に声を弾ませ、NEWSの仲の良さが伺える瞬間だ。

村松から「(小山は)本当に素晴らしい芝居をしていると思うし、絶対に面白いよね!(小山もうなづき)自信を持ってオススメできます!」と力強い言葉も飛び出した。
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最後に小山から「帯をやりながらのツアーになるので、これで、僕は今年帯をやりながらのツアーをやり、帯をやりながらの舞台をやったことになるので、これで怖いものはありません。どんなお仕事が来ても自分のメンタルと仕事の体力が付いていると思うので、これからNEWS4人でどんどん大きい会場でできるように頑張って行きます。応援よろしくお願いします。」と個人としての自信とNEWSとしての活動の意気込みとを、力強い言葉で示して会見を締めた。

【あらすじ】
「School of Nature」通称 SONと呼ばれる山奥の学校に赴任してきた教師の篠崎(小山慶一郎)。
そこは、世の中に見放された問題児ばかりが集まる伝説の学校だった。先輩教師(久ヶ沢徹・中山祐一朗)や生徒(谷澤恵里香)の振る舞いや授業に戸惑いながらも、日々奮闘する篠崎。青春の輝き、そして生きることのイミを問う壮大な授業が始まる…。

【公演名】  『グレート・ネイチャー』
【脚本・演出】松村武
【出演】小山慶一郎 久ヶ沢徹 中山祐一朗 谷澤恵里香 千代田信一 吉田晋一 米田弥央 菊川耕太郎
【会場】東京:東京グローブ座 2015年9月12日(土)~9月29日(火)
大阪:シアター・ドラマシティ 2015年10月9日(金)~10月11日(日)
公式サイト www.great-nature-stage.jp

【東京公演】
公演日程 2015 年9 月12 日(土)~29 日(火)
会場       東京グローブ座
チケット発売日  8 月29 日(土) 10:00~
チケット料金  S 席8,800 円 A 席7,800 円 B 席5,800 円 (全席指定・税込み)※未就学児入場不可
お問合せ    東京グローブ座 03-3366-4020

【大阪公演】
公演日程 10 月9 日(金)~11 日(日)
会場       シアター・ドラマシティ
チケット発売日  8 月29 日(土) 10:00~
チケット料金   8,800 円(全席指定・税込み) ※未就学児入場不可
お問合せ     キョードーインフォメーション 0570-200-888