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KAI(カイ)独占インタビュー! クロスオーバー歌手&ミュージカル俳優、MC・・・マルチな才能を持つアーティストKAI(後編)

2014年11月より韓国で初上演されているミュージカル『マリー・アントワネット』でアクセル・フェルゼン伯爵役として活躍中の俳優が今、大きな注目を集めている。圧倒的な歌唱力と甘いマスク、迫真の演技で人々を魅了している彼の名は「KAI」。ソウル芸術高校を首席で卒業後、ソウル国立大学声楽科で学士号を取得後、現在も大学院で研鑽を積んでいる。正規の音楽教育を受け、実力は折り紙付きのエリートであるのは間違いないのだが、当の本人は「ただ音楽を愛しているだけ」と屈託なく笑う。10月には待望のセカンドアルバム「KAI IN ITALY」を韓国にてリリース。イタリアをテーマに「O Sole Mio」「She」「Volare」など馴染みあるナンバーでKAIの世界を作り出している。

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<クロスオーバー歌手KAI・・・幸せな歌手になりたい>

―― アルバム「KAI IN ITALY」をリリースされましたが、選曲はご自分でされたのですか?
はい、自分で選曲しました。選曲から一緒に演奏するアーティストたちを選んで、音楽的な色を合わせるなど全てのプロデューシングを手がけました。

―― イタリアという国をテーマにした理由は?
理由はたくさんありますが、まず僕がイタリアの音楽と芸術がとても好きであるということと、ポッぺラ(ポップ&オペラ)歌手として、ポップとオペラの境界にあるというか、多くの人々と共感するものがありながらも僕の関心事をうまく表現することができる中心がイタリアのカンツォーネや音楽だと考えた部分があるんです。それに学生時代にイタリアで勉強した期間もあったので思い出もありました。

―― 実際にイタリアにも行かれたそうですが、久しぶりに訪れていかがでしたか?
ご存知だと思いますが、イタリアという国は大きな変化をもたない国で、僕が以前滞在した当時と変わったところはありませんでした。今回は短い期間ではありましたが、主に都市よりもイタリアの小さな田舎町を周り、ローマや有名なスカラー劇場などの巨大な文化の威厳よりも小さな日常の楽しさなどを感じて、その気持ちを音楽に収めました。

―― アーティスト活動の他にもボランティアやチャリティーにも精力的に活動されているKAIさん。以前『アンニョン?!オーケストラ』というTV番組で子供たちに音楽を教えていらっしゃいましたが、どのような気持ちからチャリティー活動をされているのですか?
これは正直な話、完全に僕自身の満足のためなんです。どういうことかというと、そういった行動をとったからといってこの世の中が変わるとか、僕が善人というイメージを持つといったことを望んでいるわけではありません。でも僕が舞台の上でたくさんのことを表現する者として、舞台の上での人生ではない舞台以外の場所での分かち合いの重要性を僕自身大切に考えているんです。

―― ただ自分の満足のためにされているとおっしゃいましたが、人を助けることなどが舞台に立つ自分自身に対しても返ってくるのでは?
もちろんそうですね。僕は目に見えることよりも見えないことが大きいと感じます。先日読んだ本に書いてあったのですが、私たちが見ることのできる光の大きさが実際に地球上に存在する光の大きさの5パーセント以下しか満たないそうです。僕はKAIという名前で舞台に立っていますが、それは僕の人生の5パーセント未満であると思います。実際僕は残り95%以上の自分のことに重要性を感じています。

―― 先日、フランスのクロスオーバー歌手アモリ・ヴァッシーリさんとジョイントコンサートをされたそうですが、いかがでしたか? また、コンサートをすることになったきっかけは?
ジョイントコンサートはとても楽しかったです。アモリヴァッシーリさんが僕のラジオ番組に出演してくれたことがきっかけでした。彼は僕よりも年下ですが、若いアーティストとして似たコンセプトの音楽をしているということからとても仲間意識を感じましたし、一緒にコンサートができたらいいなと昨年話していたんです。
アモリ・ヴァッシーリさんはアジア圏ではまだあまり知られていませんが、ヨーロッパではとても有名なスターなんです。僕が評価できることではありませんが、彼は今後もっとすばらしい歌手になると思います。なぜなら彼はとても謙虚でいつも最善を尽くし、何が一番重要なのかをわかっている人だから。

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2014年12月をもって、4年間続けていたクラシックコンサート「マチネコンサート」の司会と、5年間続けてきた音楽ラジオ番組を終了することとなったKAI。新たなステップのために大きな決断をした。

―― マチネコンサートお疲れ様でした。現在出演されているラジオ番組のDJも終了されるそうですね。残念に思っているファンの方も多いと思いますが、マチネコンサートとラジオはKAIさんにとってどんな存在でしたか?
(しばらく天を仰ぎながら沈黙・・・)ヨジャチング(彼女)ですね・・・。
今は彼女との別れのように悲しく感じています。でも全てが永遠であり、終わりを迎えることだけが愛の完璧な姿ではないですよね。全て完璧にすることだけが愛ではないと思います。別れもありうるし、新しい出会いもあります。しかし、どのような出会いや別れも自分にとって大切なものです。今は終わることはとても残念で悲しいことですが、また別の愛が始まることを感じるし、先ほどお話した見えない95%の見えないものに対する重要性を自ら整理して埋める充電期間になると思います。

―― ご活躍に期待しています。今後どのような歌手、アーティストになりたいですか?
これはよく聞かれますし難しい質問ではあるんですが、幸せな歌手になりたいですね。

――それは誰に向かっての幸せですか?
僕自身のための幸せです。僕が幸せで成熟していれば観客の皆さんにも幸せを与えることができるのではないかと思います。

―― これから歌手または俳優、“KAI”としてやってみたいことは?
日本にしょっちゅう行きたいですね。これが日本のインタビューだからと言うのではなくて(笑)、僕は普段から日本に行きたい、活動したいと話しているんです。上手く言えませんが・・・、見た目よりも中に潜んでいる本当の姿をとても高く評価してくれるという日本の皆さんのマインドがとても好きです。日本の音楽ファンの方々は、自分が一度好きになったアーティストを簡単には心変わりしないという、変わらない気持ちというのがあると聞きます。それが僕がクラシック音楽を好きな理由ともつながります。変わらないもの。ですから、僕は今後日本の皆さんともっとコミュニケーションを取る機会を作りたいし、舞台に立てるように努力したいと思います。

―― 日本のファンに向けてメッセージをお願いします。
様々な愛を送ってくださりありがとうございます。すばらしい姿でお会いできるよう期待しています。ありがとうございます。
前編はこちら

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<KAI(カイ)>プロフィール
1981年12月5日生まれ、ソウル出身。名門・ソウル国立大学声楽科を卒業後、同大学院にて修士号を取得、現在博士課程に在学中のポペラ(ポップスとオペラのMIX)歌手&ミュージカル俳優。2007年「東亜音楽コンクール声楽部門」3位、2009年「大阪国祭音楽コンクールAge-Gオペラコース」3位など、国内外のコンクールで受賞経験をもつ実力派であり、大物歌手スミ・ジョー全国ツアーの共演で一躍注目の的となった。デビュー・シングルは2009年韓国のジャンル別チャートで4週連続第1位を獲得。また、2012年5月「愛は深く」で日本デビューを果たす。世界のあらゆるジャンルのアーティストとの共演するほか、MC、ラジオDJなどもこなすマルチ・エンターテイナーとして活躍し、2008年『サ・ビ・タ~愛は雨に乗って~』でミュージカルの舞台に立つ。その後『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』『二都物語』と演技力を培い、2012年「韓国ミュージカル大賞」新人俳優賞を受賞。その圧倒的な歌唱力とあわせ存在感ある俳優として観客を魅了している。

【ミュージカル作品】
2014 年『マリー·アントワネット』アクセル·フェルゼン伯爵役
2014年『ドラキュラ』ジョナサン役
2012年・2013 年『二都物語』チャールズ・ダーニー役
2011年『ストーリー·オブ·マイ·ライフ』トーマス役
2008年『サ・ビ・タ~愛は雨に乗って~』ドンヒョン役

【ALBUMリリース】
2014年 アルバム「KAI in ITALY」
2014年 Digital Single「ハーモニー」
2013年 Digital Single「FIRST CHRISTMAS」
2012年 Digital Single「私を泣かせてください(Lasciach’iopianga)」
2012年 日本アルバム「愛という名前」
2012年 日本 デビューSingle 「愛は深く」
2011年 アルバム「I AM KAI」
2010年 Digital Single「Clad Meets Piano」
2009年 Digital Single「Edge Walker」
2008年 デビューDigital Single [未完]

写真提供:EA&C

※ミュージカル『マリー・アントワネット』は2015年2月1日まで、
韓国・シャルロッテシアターにて上演中!!
http://musicalmarieantoinette.com/

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