Open Close

10月10日WOWOWにてスタート!有村架純主演の「連続ドラマW 海に降る」完成試写会

WOWOWでは10月10日から、有村架純主演の「連続ドラマW 海に降る」(毎週土曜よる10:00※初回放送無料)をスタートさせる。放送直前となった10月6日には品川グランドホールにて第1話完成試写会が行われ、主演の有村架純、共演の井上芳雄、板谷由夏、時任三郎、そして山本剛義監督が出席した。

uminihurus

作家・朱野帰子による同名小説が原作。海洋科学に関する研究機関・JAMSTEC(海洋研究開発機構)を舞台に、有人潜水調査船「しんかい6500」の日本人初となる女性パイロット・天谷深雪(有村)の姿を描く。

連続ドラマ初主演の有村は「自分としては毎日必死で、いい作品にしようという気持ちだけで最後まで走り切ることができました。本当に面白いドラマが出来たと胸を張りたいです」と手応え十分。撮影前にはJAMSTECに見学に行ったそうで「それがあった事で、女性パイロットの仕事が理解できた。とてもたくましくて、男気があってカッコいいと思わせてくれる役でした」と振り返った。

深雪をサポートする地質学研究者・高峰浩二役の井上は「思った以上のセリフ量と専門用語が多くて、周りの先輩から“大変だね”と圧力が凄かった」と苦笑い。撮影と同時にミュージカル出演もしていただけに「死神役のミュージカルをやっていたので、その姿でセリフをブツブツ覚えていたのが面白かった。でもセリフを覚えるのは苦じゃなくて、知らない世界を知っていく喜びがありました」と好奇心を武器に乗り越えたよう。

JAMSTECの元パイロット兼研究者である深雪の父・天谷厚志役の時任は、実は回想シーンのみの出演。深雪役の子役との共演だった事もあり、壇上の“成長した深雪=有村”の姿を見て「深雪、大きくなったな。こんなに美しい女性に育つとは思ってなかったよ」と感激の声を上げて笑いを生んでいた。

JAMSTECの広報戦略室長・正田眞美子役の板谷は「JAMSTECという機関を知ることができたのは、今年の夏の収穫。未知の世界を知ることができたのは大きかった」と喜びながら「本物は凄かった。まさに未知との遭遇で、今度は息子を乗せてあげたい」と「しんかい6500」との対面に声を弾ませた。

そんな板谷に女優として憧れを抱いていたという有村は「男性陣が多かったので、板谷さんがいてくれただけでホッとしました。整備場にいる時の深雪と、板谷さんと一緒にいるシーンの芝居が自然と変わって、居心地が良かったです。私は大好きです」とニッコリ。「告白されちゃった」と肩をすぼめる板谷さんも「彼女の世代が持っているパワーは言葉にはならない引っ張る力がある。今回の撮影ではそれについて行こうと思っていました」と座長をリスペクトしていた。

本日、ドラマとしては日本初となるHDR(ハイダイナミックレンジ)で制作した1話を特別上映。有村は「撮影時に自分の目で観たそのままの世界がくっきりと表現されていている。バッチリですね」と映像の持つ魅力を解説。実際に海底に行くなら?と聞かれると「深海生物は見てみたいですね。好奇心旺盛な親友を一緒に連れて行きたいです」とはにかんでいた。

WOWOW土曜オリジナルドラマ「連続ドラマW 海に降る」は
10月10日(土)より放送開始(毎週土曜夜10:00/全6話[第1話無料放送])。
http://www.wowow.co.jp/dramaw/umi/

<ストーリー>
JAMSTEC(海洋研究開発機構)で、有人潜水調査船「しんかい6500(6K)」の運航チームに所属する天谷深雪(有村架純)は、6Kのパイロットになることを夢見ていた。父・厚志(時任三郎)もパイロット兼研究者だったが、志半ばで病死。深雪は、幼少期に父が話してくれた“深海の宇宙”を探索することを目標に、パイロット候補生として日々業務にいそしむ。そんなある日、深雪は6Kに搭乗するチャンスをつかむ。JAMSTECも日本人初の女性パイロット誕生とあって広報活動に余念がない。しかし潜航直前、深雪は父のロッカーの中から1本のテープを見つける。そこに記録されていたのは、未知なる巨大な物体や深海に取り残されたパイロットたちの恐怖の映像であった。そこには父の最期の姿も映っていた。美しき深海とは程遠い、衝撃的な映像を目にした深雪は、激しい恐怖に襲われる。果たして彼女は、暗黒の深海から無事に帰還できるのか。

<番組概要>
朱野帰子が執筆した同名小説をドラマ化。本作は、海洋科学に関する研究機関、JAMSTEC(海洋研究開発機構)を舞台にした壮大なるヒューマンドラマだ。深海には、未知の生物が存在し、新たな資源が眠っていると考えられている。さらに深海は巨大地震の発生源でもあり、そのメカニズムの解明が求められている。今回JAMSTECの全面協力を得て、2014年に完成25周年を迎えた有人潜水調査船「しんかい6500」をはじめとした潜水船、研究船で撮影を行ない、「リアルな深海世界」「海洋科学技術の最先端」を圧倒的なリアリティで描く。また今年「しんかい6500」に撮影クルーが搭乗し、沖縄本島近海、水深1500mでの撮影を敢行。前代未聞の神秘的でかつ、驚異的な深海の映像美を体感できるのも、このドラマの大きな魅力だ。さらに本ドラマは全編4K収録を行ない、深海の美しさを追求している。なお、放送はフルハイビジョン画質でお送りする。
物語の主人公を演じるのは、連続ドラマ初主演となる有村架純。大ヒットした『映画 ビリギャル』の主演を務めるなど、女優として今最も活躍著しい有村が、組織の中で奮闘し、亡き父の遺志を受け継ぎ、深海の謎に命を懸けて臨むパイロット役に挑戦する。

<スタッフ・キャスト>
出演:有村架純 井上芳雄
板谷由夏 筒井道隆 高橋和也 石田卓也 水澤紳吾 ・ 時任三郎 ・ 西岡德馬 平泉成 竹中直人
原田知世 遠藤憲一

原作:朱野帰子『海に降る』(幻冬舎文庫)
監督:山本剛義(「夜行観覧車」)
脚本:徳永友一、山浦雅大、三浦駿斗、浅野敦也
音楽:稲本響(「連続ドラマW 私という運命について」)
プロデューサー:岡野真紀子、浅野敦也
協力:JAMSTEC(海洋研究開発機構)
製作:WOWOW ドリマックス・テレビジョン