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成田凌&清水尋也が最優秀新進男優賞! 最優秀男優賞に井浦新、最優秀女優賞に蒼井優!豪華受賞者が勢揃い!蒼井、「これからも挑戦していきたい!」 第10回TAMA映画賞授賞式

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第29回映画祭TAMA CINEMA FORUMの「第11回TAMA映画賞」の授賞式が、11月17日、東京・中央大学 多摩キャンパス クレセントホールにて行われ、受賞作品に携わったスタッフや受賞者が登壇。記念の盾や花束を受け取り、受賞の喜びを語った。

受賞一覧は以下となる。
最優秀作品賞:本年度最も活力溢れる作品の監督及びスタッフ・キャストに対し表彰
『嵐電』鈴木卓爾監督、スタッフ・キャスト一同
『長いお別れ』中野量太監督、スタッフ・キャスト一同

特別賞:映画ファンを魅了した事象に対し表彰
新海誠監督、及びスタッフ・キャスト一同(『天気の子』)
藤井道人監督、及びスタッフ・キャスト一(『新聞記者』)

最優秀男優賞:本年度最も心に残った男優を表彰
山崎努(『長いお別れ』)
井浦新(『嵐電』『こはく』『赤い雪』『止められるか、俺たちを』『宮本から君へ』ほか)

最優秀女優賞:本年度最も心に残った女優を表彰
蒼井優(『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』『ある船頭の話』『海獣の子供』)
前田敦子(『旅の終わり世界のはじまり』『葬式の名人』『町田くんの世界』ほか)

最優秀新進男優賞:本年度最も飛躍した男優、もしくはもっとも顕著な活躍をした新人男優を表彰
成田凌(『愛がなんだ』『チワワちゃん』『さよならくちびる』『人間失格 太宰治と3人の女』『飛んで埼玉』ほか)
清水尋也(『ホットギミック ガールミーツボーイ』『パラレルワールド・ラブストーリー』『貞子』)

最優秀新進女優賞:本年度最も飛躍した女優、もしくはもっとも顕著な活躍をした女優を表彰
岸井ゆきの(『愛がなんだ』『ここは退屈迎えに来て』『ゲキ×シネ「髑髏城の七人」Season風』)
シム・ウンギョン(『新聞記者』)

最優秀新進監督賞:本年度もっとも飛躍した監督、もしくは最も顕著な活躍をした監督を表彰
山戸結希監督(『ホットギミック ガールミーツボーイ』『21世紀の女の子』)
奥山大史監督(『僕はイエス様が嫌い』)

【授賞者のコメント】

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奥山監督は「宗教の映画を新しい視点で撮りました。海外で上映したときに、『日本人なのにどうしてイエス様のことがわかるんだ?』と言われました。子役がとてもよかったんです」とニッコリ。

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山戸監督は『ホットギミック ガールミーツボーイ』について実行委員会の女性の方が泣きながら感想を伝えてくださった。世界の見え方が変わる受賞になりました」と感激し涙をこぼした。『21世紀の女のこ』については「15人の女性監督が集まってできた作品。一人ひとりの才能が結集されている」と自信を持って語った。

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シム・ウンギョン:今日の受賞は特別な意味をもっていると思っています。新進女優賞というのは一度きりの受賞でもあるし、日本でステップを踏むことになって嬉しいです。スタッフの皆さんのおかげでクランクインからクランクアップまで役を演じることができ、現場はひと言では言い表せない熱気がありました。彼女の気持ちに寄り添って演じました。これからも心から楽しく演じられるようになりたいです。韓国と日本の撮影の違いはあるけれど、どの現場でも撮影に入る気持ちは変わらないと思います。これからも頑張ります。

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また、松坂桃李から「この映画は公開できるんですか?」と聞かれたというプロヂューサーだったが、「やるよ!」と自信を持って宣言したという。松坂との共演について、ウンギョンは「たくさん刺激を受けることができました。神崎さんの家で会うシーンではお互いにたくさんの熱量を感じた大好きなシーンです」と目を輝かせた。

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岸井ゆきの:主人公・テルコのことだけを考えて演じていました。テルコの誠実さとキャスト、スタッフの皆さんに支えらえてやり遂げることができました。これからも、おごらず、怯えずに“岸井ゆきのはいいぞ!”と思っていただけるように誠実に頑張っていきたいと思います」と授賞の喜びを語り、映画が公開されると「表参道で3回も『愛はなんだ』観ました・・・と声をかけられてビックリしました」と映画の反響を嬉しそうに話した。

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清水尋也:僕一人に力では1本の映画を作り上げることも、このようなステキな賞を手にすることはできませんでした。どんな現場にいてもどんな仕事をしていても誰かに支えてもらいながら仕事をしてきました。改めて関係各位の皆さま、日ごろより応援してくださっている皆さま、そして家族・友人に感謝の気持ちでいっぱいです。今年20歳になり、特別で重要な年に自分の仕事を評価していただき嬉しく思います。そして、僕にとって人生初めての映画賞をこのTAMA映画祭でいただき光栄に思います」と真摯に挨拶。
世代の近い俳優との共演に「同世代が近いと影響を受けることが多いです。以前共演経験がある板垣瑞生くんとの共演で、彼にも成長した自分の姿を見せたかった」と話す。山戸監督は「この世界中で清水さんにしかできないなと思う演技をしてくれた。天才です」と言われ、「今、天才と言われ急にギュっと気持ちがひきしまりました(笑)。これからも気を引き締めてやっていこうと思います」と恐縮しながらも決意を新たにしていた。

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成田凌:本当にステキな作品とステキな方々と出会うことができて、作品を一緒に作ることができて、そしてたくさんの方にこの作品を観ていただいて、今この重いトロフィーを持たせていただいています。胸を張って最高の作品と言えます。これからもここにいらっしゃる皆さんのように映画界に欠かせない人間になれるように精進していきたいと思います」と語った。『愛がなんだ』では、「今泉監督と岸井ゆきのさんと本当にていねいに一瞬も間違えられない緊張感の中でやってきました」と振り返る。

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ここで今泉監督がお祝いにかけつけ、成田と岸井に花のブーケをプレゼント。ブーケを持った監督に成田が「似合わないですね」と苦笑い。昨年自身も新進監督賞を受賞した今泉監督は「呼ばれてないのに来ちゃいました(笑)」と頭をかきながら、「この二人が頑張ってくれてこの作品が出来上がりました」と満足気。懐かしそうに『愛がなんだ』の撮影現場の状況を明かしていた。大ヒットを記録した本作に「これからの励みになります」と話し、成田は「初めて試写を観たときに、この映画がヒットしないのはおかしい・・・と思った」と述べ、岸井は「本当に多くの人に観ていただいて嬉しいです」と笑顔を見せた。
続けて、成田は「12月13日から公開されます『カツベン!』を持って来年も(授賞式に)来たいと思います!」と意気込み会場から大きな拍手が送られていた。

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『天気の子』の新海監督はスケジュールの都合で出席できなったが、代理で出席したコミックス・ウェーブ・フィルム代表の伊藤絹恵氏は「『君の名は』終わってから休むことなく『天気の子』を制作してくださいました。1000人くらいのスタッフで作り上げることができました。数多くのお客様に届いたことを嬉しく思います」とコメント。また、新海監督が中央大学出身ということから、この場で中央大学学長からもお祝いのメッセージが送られた。

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前田敦子:以前、新進女優賞をいただき、またこの場所に戻ってくることができて嬉しいです。ウズベキスタンの撮影を振り返り「特別な先入観を持たずに現地入りをしました。毎日が新鮮でした」と語り、「歌を歌うシーンにはみっちり準備をさせていただきました」と微笑んだ。『町田くんの世界』では、「『27歳で制服を着るんですよ』と黒沢監督に話したら笑われました」と『旅の終わり世界のはじまり』が終わってすぐに撮影に入ったそう。「普段とは違う口調で話すのは大変でしたが、しっかりとした役だったので頑張れました。映画の世界は夢が詰まっていて、やればやるほどワクワクする。やっていくペースはゆっくりと考えながら、毎日ひたむきにやっていきたいです」と自分のペースを大事にしながらも、映画界への思いを口にした。

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蒼井優:たくさんの作品で呼んでいただきましたが、一つひとつが重要な作品です。『斬、』では塚本信也監督のもと、モノ作りの喜びと美しさを体の底から体感させていただきました。それを踏まえてこれからも映画人として映画を作っていきますが、新しい1歩を踏み出す時期に、このような賞をいただいて光栄です。ある種の叱咤激励だと思って頑張っていきたいと思います。皆さんに、これからも映画を信じていただけたら」と自身を鼓舞していた。

共演した山﨑努について「山﨑さんはカメラに映らないところで色んな挑戦をされてくる方。これまでのメゾットでやられてもいいのに・・・。私もこれからも挑戦していいんだなと思わせてくれました」と刺激を受けた様子。山﨑著の「俳優のノート」を教科書替わりに10代後半に線を引きながら俳優としての勉強をしたという蒼井。『長いお別れ』では「自分が受け取ったものと、監督が求めるものが違くて難しかった」とも。『宮本から君へ』は、「疲れました。本当に疲れましたね。5年早ければ・・・(笑)、歳とったなと思いました」と言って会場の笑いを誘った。

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井浦新:「生まれ育った、完全なる地元でこのような賞をいただいて本当にありがとうございます」と満面の笑みを浮かべた。『嵐電』については「鈴木卓爾監督の作品は本当に難しい」と一言。「『自分ができないから演じてほしい』という監督ですが、わからないからやってみようという監督の姿勢についていこうと思いました」と監督との信頼感を表し、「京都での撮影は観光地に行くこともなく撮影し、役にも作品にも没頭できました」と振り返った。今年だけでも5本の映画に出演。「これからも精進していきます」と力を込めた。

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山崎努は残念ながら欠席となったが、代理で中野量太監督が表彰状を受け取った。山崎に授賞を伝えると「作品を評価してもらって嬉しい。感謝!」とラインが送られてきたそう。中野監督は「山崎さんは『この役は俺に来る』と思ったそうで、役どころがピッタリとあって本当に良かった。順撮りではなかった撮影も『大丈夫だ』と言ってくださったんです」と山崎の出演を喜んでいた。

続いて、最優秀作品賞を受賞した中野監督は「初めて映画制作をして評価してくれたのが、このTAMA映画祭でした。ここで賞をもらえたからこれまで頑張ってこれた。また今回作品賞をいただいて、20年経って受賞できました。これからもこの賞に恥じないように頑張っていきたい。今後もTAMA映画祭に僕を見ていていただきたい」と語った。4人のメインキャストについて、「理想の4人が集まった」とし、撮影初日から家族に見えるようにしたいということで、クランクインの前に幸せだったころのおじいちゃんの誕生日67歳の誕生日会を行ったという。「半分リハーサルでもありますが、ここで家族ができていた」とした。
そして、来年は「嵐の二宮さんと妻夫木さん共演の作品が公開されるので楽しみにしていてください」とアピールを忘れなかった。

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『嵐電』で最優秀作品賞を受賞した鈴木監督は「私一人では受け取り切れないもの。なので、今日は皆(スタッフ・キャスト一同)で来ました」と言い、「たくさんで押しかけてすみません」と笑った。「京都と東京では『嵐電』のイントネーションが違うんですが、映画を観てもらうとき、それがヒントになると思います」と伝え、「電車は特に好きということはないですが、生活の中に溶け込んでいるものですよね。でも、映画として映像に映しだされるとワクワクしたり、何かを感じることができるんです」とコメントした。
また、井浦は「ここに立っている新人たちをぜひ覚えていってください。きっと成田凌くんたちを突き上げてくると思います」と熱く語っていた。

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第29回映画祭TAMA CINEMA FORUM
11月17日(日)及び11月23日(祝・土)~12月1日(日)(11月25日(月)は休映)、東京都多摩地区の4会場にて開催
公式サイト:https://www.tamaeiga.org/