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長渕剛20年ぶりの主演映画 『太陽の家』 クランクアップ直前、キャスト発表記者会見!

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4月1日にクランクインした日本を代表するアーティスト、長渕剛の主演映画『太陽の家』より、5月上旬のクランクアップ直前にメインキャスト発表記者会見をユナイテッド・シネマ豊洲にて実施した。
本作で20年ぶりの映画主演となり、主人公の棟梁・川崎信吾を演じる長渕剛をはじめ、信吾の妻・美沙希を演じる飯島直子、信吾の娘・柑奈を演じる山口まゆ、そして信吾とかかわっていくシングルマザーの池田芽衣を演じる広末涼子、その息子・龍生を演じる子役の潤浩(ゆんほ)、更に信吾の愛弟子・河井高史を演じる瑛太といった豪華キャスト陣が集結。更に、本作でメガホンをとった権野元監督が華を添えた。

<レポート>
シンガーソングライターの長渕剛が映画主演することで話題の『太陽の家』が4月1日にクランクインし、クランクアップ直前となる25日にユナイテッドシネマ豊洲にてキャスト発表記者会見が行われた。主演の長渕剛をはじめ、共演者としてこの日明らかになった飯島直子、山口まゆ、潤浩、広末涼子、瑛太、そしてメガフォンをとった権野元監督が登壇した。

主人公の棟梁・川崎信吾役の長渕は役衣装で登場し「この現場に携わることができて最高ですね!まさにファミリーです。笑顔の絶えない毎日で、綺麗な方にも囲まれて、映画界のカリスマ・瑛太もいて、可愛い孫ができたようなものです」と充実した表情。信吾の妻・美沙希役の飯島は「夫を掌で転がしている妻で、こんな機会がない限り長渕さんを転がすことができないので楽しい」と悪戯っぽく語る。信吾の娘・柑奈役の山口は「長渕さんをはじめ皆さんが優しく明るいので、私自身も明るくなっている気がします」と報告した。

信吾と関わっていくシングルマザーの池田芽衣役の広末は「長渕さんと共演するなんて想像もしていなかったので光栄。現場にも長渕さんならではのライブ感があってワクワクしながら撮影しています」と述べた。芽衣の愛息子・龍生役の潤浩くんから「(広末と)一緒に遊んだり、お菓子をもらったりしました」と言われると、広末は「もうメチャメチャ可愛いです。最近はキャッチボールで遊ぶ余裕も出てきました」と仲良さそうだった。

信吾の愛弟子・河井高史役の瑛太は、「長渕さんには小学校の頃から影響を受けていて、どんなに苦しい時も剛さんの曲に支えられ、這い上がらなければと生活してきた」と多大な影響を受けている様子。亡くなった自身の父親も長渕同様鹿児島出身で「だから剛さんに会うと、父親とはこうであってほしい、強く優しく笑っていてほしいと思うし、父性を背中から感じる」とシミジミし「剛さんは役を演じるにあたり、アイデアを出して台本を立体的にさせている。芝居をする、映画を作る、という作業の上で楽しい毎日。今にも涙が溢れそう」と感激で目元を拭っていた。

そんな瑛太に長渕は「どこからどこまでが本気かわからない」とおどけつつ「僕自身、30代40代は瞑想の日々で悩みぬいていた。その渦中に瑛太はいる」と心情を察しつつ「瑛太をはじめ、皆さんが一つの台本に対して色々な思いと愛情を抱いていて、それぞれのプロ根性で作品を立体的にしようとしている。映画は共同芸術だから、みんなでワッショイ!と積み上げていく作業。みんながそこにいてくれればいい」と持論を述べた。長渕自身も現場では「俺の実人生にこういうことがあるのかなぁ?と涙が出たり、父や母、妻や娘のことを思い起こしたり。この映画には『いいなぁ』という響きがある。涙がヤバイ!と思うくらい出てくる」と深い思い入れを明かした。

妻役の飯島については「飯島さんが来られた瞬間にフラフラ~と寄って行っちゃった。人生がもう一度あったらなぁと思ったり」とゾッコンも「早朝から僕の顔をひっぱたくシーンがあって、3度ひっぱたかれました。3発目は思い切りヒット!」と舞台裏を明かすと、その重要なシーンの説明を細部までしてしまう勢いで、権野監督から「長渕さん、そろそろネタバレ部分に…」とストップをかけられていた。

飯島は長渕について「いつも怒っているのかと思っていたら、ずっと優しい。不機嫌なところを見たことがなくて、気遣いが凄い」と長渕の一面を明かすと、広末も「チャーミングな信吾さんを演じてくれるところが意外。『棟梁です』というセリフの時に、目を疑った動きがあって、それが可愛くて。チャーミングで最高です。凄く面白い動きをされています」と見どころ予告。長渕は照れながら「みなさん繊細な気遣いをされる方。とにかく楽しい現場です」と笑顔を浮かべた。

最後に権野監督が「普遍的ではあるけれど、新しい家族の形が見えるような映画になっている。まだ大変なシーンの撮影が残っているけれど、いいものを届けたい」と意気込み。長渕は「たくさん泣いて、たくさん笑って、観終わった後に誰かと手をつなぎたくなるような、そんな映画です」とアピールした。

【物語】
神技的な腕を持つ大工の棟梁・川崎信吾(長渕剛)。普段はサングラスに強面風な川崎は、やんちゃで人情味の厚い男。そんな川崎が現場で木と向き合えば、職人気質なオーラを放つ。年頃の娘としっかり者の女房と幸せに暮らす川崎だが、そこは男!好みの女性には少々弱い。いつものように弟子の入江たちと現場で仕事に励んでいるところに川崎が無視できない保険会社の営業ウーマンが通りかかる。彼女の名前は池田芽衣。独身だと思っていた芽衣には、息子が一人。シングルマザーだった。父親を知らずに育った少年・龍生が気になる川崎。俺が男にしてやる!とばかりに、川崎の血が騒ぐ。半ば強引な川崎になかなか懐かない龍生だったが、徐々に男同士の触れ合いができるまで心を開いていく。そんな折、川崎はこの親子に家を作ろうと思い立つのだが、そんな父親の様子にどうも納得がいかない、娘と妻と弟子たち。しかし周りの不穏な空気も気にせず、家づくりに没頭する川崎の前に、突如龍生の父と名乗る男が現れて・・・。

出演:長渕 剛、飯島直子、山口まゆ、潤浩 / 広末涼子、瑛太
監督:権野 元
脚本:江良 至
製作:喜本孝
プロデューサー:遠藤茂行、飛田野和彦
制作:楽映舎
配給:REGENTS
Ⓒ2019映画「太陽の家」製作委員会

2020年、全国公開