Open Close

伊藤万理華、金子大地登壇! 映画『サマーフィルムにのって』第33回東京国際映画祭 特別招待作品上映 舞台あいさつ

『サマーフィルムにのって』

女子高生が時代劇に挑むSF 青春映画!
「時代劇ファンにも納得してもらえるような動きを研究しました」
伊藤万理華 初の殺陣に込めた意気込みを語る!

メイン

伊藤万理華が主演を務める『サマーフィルムにのって』が2021年全国公開する。
黒澤明やマキノ雅弘作品など、時代劇を溺愛する女子高生ハダシ。所属する映画部では、彼女の趣味とは真逆のキラキラ青春ラブストーリーの制作ばかり。そんな状況に落胆するハダシの前に、理想とする武士役にぴったりな少年、凛太郎が現れる。彼との出会いに運命を感じたハダシは、親友のビート板とブルーハワイを巻き込み、自分の愛する時代劇の制作に乗り出すことに。個性豊かなスタッフを集め文化祭での上映を目指し、ひと夏の映画作りに熱中するハダシ組。しかし、実は凛太郎はタイムトラベルしてきた未来人だった――!

主演のハダシ役には2017年に乃木坂46を卒業し、現在は映画をはじめドラマや舞台など活躍の場を広げ女優として開花しつつある伊藤万理華。未来から来た少年 凛太郎役には、「腐女子、うっかりゲイに告る」でNHK初主演を果たし、一躍脚光を浴びた金子大地。監督は、ドラマやCM、MVなど幅広く手掛ける松本壮史が務め、主演の伊藤さんとは、2018年にTOKYO MXドラマ「ガールはフレンド」以来のタッグとなりました。長編映画デビューとなる本作では、かけがえのない青春の一コマを、SF要素を織り交ぜながら描きます。また、映画が時代を繋いでいくことの尊さも語られ、監督の映画に対する愛も十分に感じられる仕上がりとなっている。
そして、今回脚本を担当したのは、劇団「ロロ」主宰の三浦直之。演劇の枠にとらわれず、歌詞提供やワークショップ講師など幅広く活動しており、松本監督とは数々の映像作品を共に作り上げてきた盟友。様々なジャンルの垣根を超えて活躍する気鋭の若手クリエイターの元に、初々しさが眩しい次世代俳優たちが集結!忘れかけていた記憶と、忘れたくない感情を思い起こさせる、新たな青春映画が誕生した。

11月2日、本作が第33回東京国際映画祭にて特別招待作品として上映され、キャスト・スタッフ登壇の舞台挨拶が行われた。映画祭での上映は1回限り。上映会のチケットは発売開始3分で売り切れになるほどの人気を見せた。どこよりもいち早く本作を観た観客を前に、主演の伊藤万理華、金子大地、そして本作がデビューとなる松本監督は何を語ったのか・・・。

<舞台挨拶>
主人公・ハダシ役の伊藤万理華さん、未来から来た少年・凛太郎役の金子大地さん、本作の監督を務めた松本壮史さんが登壇した。まず、松本監督より「晴れ舞台で上映することができて大変光栄に思っております」、伊藤さんより「映画祭という憧れの場に立つことができて本当に嬉しいです」、金子さんより「このような時期に足を運んでくださって、この作品を観てくださって本当にありがとうございます」とそれぞれ挨拶。金子さんが客席に「どうでしたか?」と投げかけると会場からは大きな拍手が沸き起こり、それを受けて金子さんは、「僕自身は本当にすごく自信作なので、こういう反応がいただけて嬉しいです」と、手応えを掴んだ様子で初めてお客さんの前で上映できたことへの喜びを語った。

本作は、青春映画であり、恋愛映画であり、友情物語であり、時代劇であり、SFであり・・・と様々な要素が盛り込まれた作品である。監督は「青春映画を撮ろうというところから始まり、部活ものにしよう、であればものづくりをする部活で、映画作りにしようと思いました。映画の題材を考えた時に、色々考えているうちに、未来から主人公のファンがやって来るという設定を思いつき、時代劇が好きな子を主人公にしたら、その子の矢印が過去に向かって面白くなるのではと思い、青春とSFを掛け合わせた物語を思いつきました」と、本作の一番の魅力とも言える誰も真似できない唯一無二の設定について成り立ちを披露した。

伊藤さま

伊藤さんは「ただの時代劇オタクというだけではなくて、殺陣を実際にやるというのが面白いと思いました。殺陣はやったことながないので不安もありありましたが、やりきりました!」、金子さんは、「まさか未来から来た人を演じるとは思っていなかったです。脚本を読んだ時は映像を想像できていなかったのですが、試写で観た時に、物語に本当に感動してしまいました。演じられてよかったなと思います」と、それぞれ本作の設定の面白さ、演じてみた感想を述べた。

金子さま

本作の一つの要素として挙げられる時代劇について、伊藤さんは「時代劇はこれまであまり観てこなかったのですが、ハダシという役を機にこれから観てみようと思いました。時代劇は色褪せることなく、若い世代にも楽しめるエンタメの要素がちゃんとあって、ラブストーリーの要素もあって、まさにハダシが描きたかった時代劇が詰まっていると思います。だからハダシはこんなにも時代劇に惚れ込んでオタクになったんだというのを実感しました。特に勝新の座頭市はシビれました!」と、時代劇の魅力にどっぷりハマった模様。伊藤さんも金子さんも初めての殺陣にかなりの練習を重ねたそうで、伊藤さんは「ものすごく研究しました。きっとこれから『サマーフィルム』を観る人に時代劇ファンの方がいらっしゃると思うので、そういう方にもちゃんと納得していただけるような動きを意識して研究しました」と殺陣に込めた意気込みを語ると、監督は「二人ともすごくセンスがありました。伊藤さんは元々ダンスが得意なのを知っていましたが、金子くんも身のこなしが軽やかですぐに出来ていました」と二人の殺陣を大絶賛!

現場の雰囲気について、伊藤さんは「実際に女子3人組やハダシ組の仲が良くないと画面上で伝わってしまうと思ったので、人見知りはしていましたが、自分から話しかけに行きました。みんなも同じ気持ちだったので、すぐに打ち解け、楽しい時間を過ごすことができました」、金子さんは「僕は未来から来たキャラクターなのに、最初から馴染みすぎと言われました(笑)」と、青春映画なだけに、とても和気あいあいとした、まさに青春と呼べるような現場であったことを振り返った。

最後に伊藤さんから「映画が好きな人はもちろん観てもらいたいですが、これから何かに踏み出そうとしている人にも、この映画を観てもらいたいです。映画って素晴らしいと思ってもらえると思います」、金子さんから「観終わった後にほっこりできる作品です。このような時期に少しでも元気を出してもらえたら嬉しいなと思います」、監督から「今日観てくださった方、一人一人に感想を聞きたいです。来年公開ですが、少しでも長くスクリーンに愛される作品にしていきたいので皆さんお力を貸してください」と、熱いメッセージが送られた。

『サマーフィルムにのって』メインスチール

<STORY>
ハダシは時代劇映画オタクの⾼校三年⽣。所属する映画部では青春恋愛映画ばかりで、自分の撮りたい時代劇が中々作れずにくすぶっていた。そんなある日、ハダシの前に現れたのは武士役として理想的な男子、凛太郎。すぐさま幼馴染のビート板、ブルーハワイを巻き込み映画制作に乗り出したハダシは、個性豊かなスタッフを集め文化祭での上映を目指すことに。順調に制作を進めていく彼らだったが、実は凛太郎はタイムトラベルしてきた未来人だった――!

伊藤万理華 金子大地 河合優実 祷キララ
板橋駿谷 甲田まひる ゆうたろう 小日向星一 池田永吉 篠田諒
監督:松本壮史
脚本:三浦直之(ロロ)、松本壮史
製作:サマーフィルムにのって製作委員会
配給:ファントム・フィルム
制作プロダクション:パイプライン
©サマーフィルムにのって製作委員会
公式サイト:http://phantom-film.com/summerfilm/

2021年、全国ロードショー