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東出昌大、公開するまで死ねない! 映画『寝ても覚めても』に熱い思い! 瀬戸康史は平泉成のモノマネで会場を和ませる! プレミア上映会

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映画『寝ても覚めても』のプレミア上映会が、8月21日、東京・テアトル新宿にて行われ、キャストの東出昌大、唐田えりか、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知(黒猫チェルシー)と、濱口竜介監督が舞台挨拶に登壇した。

第71回カンヌ映画祭のコンペティション部門に出品された本作は、柴崎友香の同名小説を「ハッピーアワー」の濱口竜介が映画化。同じ顔だが全くタイプの違う二人の男性、亮平と麦(ばく)の間で揺れ動く女性・朝子との8年間の愛を描く。亮平役と麦役を東出、朝子役を唐田が演じた。

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一人二役を演じた東出は「この映画の感想は千差万別だと思います。僕は観終わったあと、台本を知っているのに、うずきのようなものを感じてヒリヒリした思いになりました」とコメント。

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ミステリアスな自由人・麦について、朝子の親友で女優のマヤ役の山下は「麦、怖いよね・・・って女子たちで話していました」と告白。朝子が大阪で過ごしていたころの親友・春代役の伊藤も「ミステリアスで読めなさすぎて。宇宙人か異生物のよう」と言いたい放題。唐田は、「目が合ったら殺されそう、気がついたら死んでたりして」と言い、東出は苦笑い。
しかし、麦とのシーンだけ共演となった岡崎役の渡辺は「壁はあるけれど、長い時間をかけて知りたいと思うヤツ」とフォローし、東出も嬉しそうに「聞いたか!?」と言って満足げ。

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また、それぞれの恋愛観を聞かれると、亮平の会社同僚・串橋役を演じた瀬戸は「ピュアって、怖ぇ~と思った」と答え、「唐(唐田)ちゃん演じる朝ちゃんをとても怖いと感じました。ピュアというのは、幸せなことだけじゃないんだなと」と語った。

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唐田は、朝子を演じたことを通し「朝子と自分が似ているところがあると思ったので、改めて自分に嘘をつきたくないと思いました」と話す。

山下は「私は朝子には共感できなかったんですが、朝子のように目が合った瞬間に心を奪われるような経験をしてみたいです」とニッコリ。伊藤は「思うままに行動するのはなかなかできないことなのでいいことだなと思う」と述べた。

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渡辺は、主題歌の「RIVER」という曲が象徴しているように、時間を意識させられた。時間が流れる中でも自分の中に強い思いとかとどまるものがある。恋愛ってそういうことなのだなと感じさせる映画なのではないかと思いました」としみじみ。

濱口竜介監督は「(朝子を)観て、驚くと同時に納得するのではないか、と思います。僕は原作を読んでそう思いましたが、映画を観てそうなるかは皆さん次第です」と笑顔を見せ、壇上に並ぶキャストたちを眺め「皆さんがこんなに仲良くなってくれるとは」と嬉しそうに微笑んだ。すると、伊藤が瀬戸に向かって「ずっとふざけてますよね!」とチクリ。そこから、なぜか瀬戸に「モノマネやってよ」とキャスト陣からリクエストが入り、瀬戸が平泉成のマネをしながら「『寝ても覚めても』ね、うちの母さんも泣いていたよ!」と、映画をPR! 大ウケとなって会場は笑いの渦に。

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キャストたちは撮影が終わっても、月に1回くらいに会っているという。瀬戸が「会う度に、どうしてこんなに仲がいいんだろうという話になるんです。理解できないけれど、感覚的なものなのかも」と、親睦を深めている様子を話すと、東出が「監督の映画愛が純粋で、それに引き寄せられたんだと思う」と濱口監督を称えた。

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最後に東出が「胸を張れる映画になりました。この作品の撮影中、まさに寝ても覚めてもこの映画のことしか考えられなかった。この映画が公開されるまで死ねないなって思いましたし、僕は本気でこの映画を愛してます」と熱く語り、濱口監督も「皆さんと撮れて幸せでした。これからは観客の皆さんのものになってもらえたら嬉しいです」とメッセージを伝え、舞台挨拶を締めくくった。

『寝ても覚めても』本ビジュアル

映画『寝ても覚めても』
二人の同じ顔をした男とその間で揺れ動く女の物語である映画『寝ても覚めても』。主演・東出昌大が、同じ顔をしていながらも全くタイプの違う男・亮平と麦(ばく)という一人二役に挑み、新星・唐田えりかがヒロイン・朝子を演じる。濱口監督自ら熱望した芥川賞作家の柴崎友香の小説「寝ても覚めても」の映画化で、満を持して商業映画デビューを果たし、初の世界三大映画祭への出品ながら、第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出され た。瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知、仲本工事、田中美佐子の豪華キャストが脇 を固める。

【STORY】
東京。亮平は、コーヒーを届けに会社に来た朝子と出会う。真っ直ぐに想いを伝える亮平に、戸惑いながらも朝子は惹かれていきふたりは仲を深めていく。しかし、朝子には亮平には告げていない秘密があった。亮平は、かつて朝子が運命的な恋に落ちた恋人・麦に顔がそっくりだったのだ――。恋に落ちた時の甘さ、せつなさ、苦しさとともに、先の読めないスリリングさを併せ持つ「大人の恋愛映画」の傑作が誕生した。

出演: 東出昌大 唐田えりか 瀬戸康史 山下リオ 伊藤沙莉 渡辺大知(黒猫チェルシー)/仲本工事/田中美佐子
監督: 濱口竜介
原作:「寝ても覚めても」
柴崎友香(河出書房新社刊)
脚本:田中幸子、濱口竜介
音楽:tofubeats 2018/119分/カラー/日本=フランス/5.1ch/ヨーロピアンビスタ
製作:『寝ても覚めても』製作委員会/ COMME DES CINÉMAS
製作幹事:メ~テレ、ビターズ・エンド
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
配給:ビターズ・エンド、エレファントハウス
©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/ COMME DES CINÉMAS
公式サイト:http://www.netemosametemo.jp

9/1(土)より、テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、
渋谷シネクイントほか全国ロードショー!