第28回映 CINEMA FORUMの「第10回TAMA映画賞」の授賞式が、11月17日、東京のパルテノン多摩大ホールにて行われ、受賞作品に携わったスタッフや受賞者が登壇。記念の盾や花束を受け取り、受賞の喜びを語った。
最優秀新進女優賞は、深川麻衣と伊藤沙莉が受賞。
『パンとバスと2度目のハツコイ』で主演を務めた深川は「憧れだった映画の世界に飛び込んだ作品で、とても大切で思い入れがあります。信じられないくらいうれしいです」と、興奮ぎみに心境を明かす。また、「主演を引き受けさせていただき、自分に足りないものもたくさん感じました。皆さんからエールをいただいたと思って、来年も今まで以上に成長していきます」と決意も新たに意気込みを語った。
伊藤は『榎田貿易堂』でその存在感を見せつけたほか、『パンとバスと2度目のハツコイ』『寝ても覚めても』『blank13』で熱演。「9歳からこの仕事をしていますが、今までの15年間は楽しいことだけではなく、心底悔しい思いをしたり傷ついたこともたくさんありました」と声を詰まらせるも、「でも、こうして誰かに認めてもらえることは本当に幸せなことだと思っています」と最高の笑顔を見せた。
その他、「最優秀作品賞」は『万引き家族』 （是枝裕和監督）と『寝ても覚めても』（濱口竜介監督）が受賞。
「最優秀男優賞」に東出昌大と、松坂桃李。「最優秀女優賞」には安藤サクラと松岡茉優。最優秀新進監督賞」には、今泉力哉監督と、三宅唱監督。「最優秀新進男優賞」は、吉村界人と吉沢亮。「特別賞」には、沖田修一監督及び山崎努・樹木希林はじめスタッフ・キャスト一同（『モリのいる場所』）、上田慎一郎監督及びスタッフ・キャスト一同（『カメラを止めるな！』）が、それぞれ輝いた。
「第28回映画祭TAMA CINEMA FORUM」は11月17日～25日（19日は休映）
東京都多摩市内の3会場にて開催。
公式サイト：https://www.tamaeiga.org/2018/
