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木村拓哉&二宮和也、次回作の共演にも意欲! 木村は「ギットギトの悪人に」二宮「一緒にできるのなら!」 映画『検察側の罪人』初日舞台挨拶

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映画『検察側の罪人』の初日舞台挨拶が、8月24日、東京・TOHOシネマズ 日比谷にて行われ、主演の木村拓哉と二宮和也をはじめ、共演の吉高由里子、松重豊、八嶋智人と、原田眞人監督が登壇した。

本作は、2013年に発表された雫井脩介の同名小説を映画化。時効、冤罪など司法制度への考察とともに、都内で発生した強盗殺人事件の被害者の捜査方法を巡り、エリート検事と若き検事が「正義とは何か?」をかけて熱い闘いを繰り広げるサスペンス・エンターテインメント。監督は歴史大作映画『関ケ原』で知られる原田眞人。エリート検事・最上役を木村、若き検事・沖野役を二宮。沖野をバックアップする検察事務官・橘沙穂役を吉高由里子、殺人事件の被疑者の一人・板倉重生役に酒向芳、闇社会の運び屋の女役を芦名星が扮し、そのほか、大倉孝二、八嶋智人、山崎努ら豪華キャストが脇をしめる。

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公開前の試写会でも「これまで見たことのなかったような二人の表情、演技に驚いた。すごみを感じた」という声が多くあがり、すでに木村と二宮の演技に注目が集まっている。木村は「すべて原田監督が導いてくれた結果がスクリーンに表れているだけなので監督に感謝です」と素直な気持ちを吐露。二宮は「この作品は伝えたいことが明確だからこそ、賛否が分かれると思うんですが、そういう声をたくさんいただいているというのはありがたいです」とコメントした。

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そんな二人について原田監督は、「木村さんと二宮さんの共演は、日本のエンターテインメントにおいて歴史的なイベントなので、神経を使って脚本にあたりました。僕自身が二人の演技派としての真の部分を見たかった」と述べ「二人以外の役者全員とも前からずっと一緒にやりたいと思っていたんです。そういう人たちとぶつかることで、新たな木村拓哉と新たな二宮和也、演技のバトルロイヤルみたいなものを見たかったんです。二人はどんどんそれを広げていって、みんな楽しんで臨んでくれましたので、僕も刺激を受けました。スタッフ、キャスト全員が誇りをもてる作品になっていると思います」と自信をのぞかせた。

正義を貫くために罪人に落ちてしまう主人公という難しい役にチャレンジした木村だが、「検察官という責任のある立場における人間が一線を越えて罪人になるのですが、最上の彼なりの正義を自分が理解しないと、演じていてすべてが嘘になってしまう。最上のいち理解者の諏訪部だったり、原田監督が加えてくださった原作にない戦時中の話なども含めて、とことん理解したいと思いました」と振り返った。

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一方、若き検事・沖野が松倉と対峙するシーンでは鬼気迫る演技を見せるが、二宮は「最初は小田島さんらに頼っていたが、どんどん生気が戻っていく感じを出したかった。でも、僕は通年顔色が良くなんで、(元気になっていくのは)なかなかそこは難しいかなと(笑)」と話すと八嶋が「ゲームばっかりしてるからね」と茶々をいれる。「そう、日に当たらないから(笑)」と返しつつ、「だんだんより思いが強くなっていくということは考えていました」と話す。

そんな二宮について原田監督は「とにかくナチュラルで。本人が本人らしくやってもらえればいいなと思っていました」と絶対的な信頼を寄せていた。注目の取り調べのシーンでは「彼だったらできると思った。本番ではこちらの思っていた2倍から3倍のテンションでキレてくれて凄かった。もの凄く良かったです」と太鼓判を押した。

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吉高も「監督には好きなようにやらせてもらいました」とニッコリ。原田監督は、「吉高さんは、見つめている目の表情がとてもいいので、カメラの動線だけ説明してあとは好きなようにやってもらいました」と明かし、「セリフを間違えても途中でやめないでそのまま演じてほしいと言いました。『カメラを止めるな!』ってね(笑)」とジョークを飛ばす一幕も。

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八嶋と松重はドラマ「HIRO」でも木村と共演済み。八嶋は「僕は吉高さんと二宮くんとのちびっ子チームでしたから」と言い、本作で木村と絡むことはなかったようだが、松重は「前からいつか一緒に他の作品で一緒にやりたいと思っていましたが、まさか対峙する役になるとは・・・。だから、役者はやめられない職業なんですよね」と新しい役柄での共演を喜んでいた。

もし、次に木村と二宮をまた共演させるとしたら、どんな作品がいいですか?と聞かれた監督は、「『KAMIKAZE TAXI』のリメイクをしてもいいかな。そうしたら主役を変えて悪役のアニマルを木村さんにやってもらって、ニノを追い回す役とか。ギトギトの悪党の木村さんを見てみたいなと」と語り、会場から拍手が上がる。木村も「ギットギトにいきたいと思います!」とやる気満々。二宮も「一緒にできるのなら! この二人でやれることはなかなかないこと。そう言っていただけるだけで感謝です」と恐縮しきりだった。

映画『検察側の罪人』
監督・脚本:原田眞人
原作:「検索の罪人」雫井脩介(文春文庫刊)
出演:木村拓哉 二宮和也
吉高由里子 平岳大 大倉孝二 八嶋智人 音尾琢真 大場泰正
谷田歩 酒向芳 矢島健一 キムラ緑子 芦名星 山崎紘菜 ・ 松重豊 / 山崎努
©2018 TOHO/JStorm
公式サイト:http://kensatsugawa-movie.jp/

8月24日(金)より 全国東宝系にて公開中!