『STAND BY ME ドラえもん2』の初日舞台挨拶が、11月20日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、吹替えキャストの妻夫木聡、宮本信子、バカリズム、羽鳥慎一と、監督の八木竜一、共同監督の山崎貴、ドラえもんが登壇した。
まんが連載開始から50周年を迎えた、国民的キャラクター「ドラえもん」。その記念の年に3DCGアニメーションで描かれる『STAND BY ME ドラえもん2』が誕生した。2014年に公開された『STAND BY ME ドラえもん』の続編となる本作は、のび太としずかちゃんの結婚前夜のストーリーに、原作でも人気の「おばあちゃんのおもいで」を加えた心温まる物語。前作に続き、妻夫木が“大人のび太”を続投、のび太のおばあちゃん役を宮本、未来デパートのセールスマン・ナカメグロ役をバカリズム、ひみつ道具・入れ替えロープを羽鳥が担当した。
まずは、ドラえもんがステージに登場し会場のテンションをあげ、キャストらが登場！
原作の中で「おばあちゃんのおもいで」が一番好きだと話す妻夫木は、「脚本を読んでいるときからウルっときて心を鷲づかみされていました。できあがった作品を観たときに宮本さんの声が素晴らしすぎた。おばあちゃんが出てくるだけで泣いてしまう（笑）。“ドラ泣き”しまくりでしたね」とニッコリ。
妻夫木から褒められた宮本は「あんまり褒められると･･･本当？」と大照れ。「『ドラえもん』が始まったころは子供たちが見ていて、私は片づけをしているという感じでした。それでもこんなに素晴らしい役をいただいて、長生きしてよかったです（笑）」と笑顔を見せる。
ドラえもん大好きを公言しているバカリズムは、この日もネクタイと靴下もブルー色に揃えて登場。「おばあちゃんがこんなにも立体的になって。今までイメージにあったものがよりリアルに感じられるんです。グラフィックにずっと感動しっぱなしでした。柔らかくて、より“おばあちゃん”でした」と感動しきり。
その言葉に八木監督は「おばあちゃんの丸みを出すのがすごく大変で、立体形状化するのに3カ月くらいかかりました。宮本さんの声に負けないように頑張りました」と明かした。
劇中ではのび太としずかちゃんの結婚式を描くことから、どこか頼りないのび太を心配したドラえもんから「のび太くんとしずかちゃんがずっと仲良しでいられるように」と夫婦円満の秘訣の聞かれた登壇者たち。妻夫木は「ドラえもんは一緒にいてくれないの？」とのび太の気持ちを伝えつつ、「とにかくいっぱいお話することかな」とアドバイス。宮本は「とってもステキな2人なのでそのまんまでいいと思います。しずかちゃんはしっかりしているし、のび太くんは本当に素直。何も心配していません」と映画のおばあちゃんのように優しく話しかける。
バカリズムは「しずかちゃんがのび太くんを選んだ決め手は、ダメなところ。のび太くんが立派になりすぎちゃうと愛せなくなってしまうかもしれないから、ほどほどにダメっぷりを発揮したほうがいいと思う」と。八木監督は「しずかさんの話をよく聞くこと。のび太くんは人の話を聞かずに突っ走るところがあるので」と言うと、山崎監督も「お互いのいいところを見つけて褒めてあげること。気持ちを伝えることが大事」と述べた。
皆さんの意見を聞いたドラえもんは「僕、のび太くんにしっかり伝えます！」と約束していた。
最後に、妻夫木は「やっぱり、皆さんにとっての『ドラえもん』であると思います。僕も子どものころからずっと夢をもらってきましたが、40歳になった今でも夢をもらいたいと思っています」と長年愛され続ける魅力について言及。続けて「新型コロナウイルス感染により我慢しなければいけない年でしたが、どこか心を癒してくれる作品であり、来年の新しい一歩を踏み出す勇気になってくれると思います」とアピールした。
『STAND BY ME ドラえもん2』
原作：藤子・F・不二雄
監督：八木竜一(『friends もののけ島のナキ』・『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』)
脚本・共同監督：山崎貴
(『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズ・『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』・『ルパン三世 THE FIRST』)
キャスト：ドラえもん：水田わさび
のび太：大原めぐみ
しずか：かかずゆみ ジャイアン：木村昂 スネ夫：関智一
のび太のおばあちゃん：宮本信子 大人のび太：妻夫木聡
主題歌：菅田将瞳「虹」(Sony Music Labels Inc.)
作詞・作曲：石崎ひゅーい
編曲：トオミヨウ
制作：シンエイ動画、白組、ROBOT
制作協力：藤子プ・·阿部秀司事務所
配給：東宝
©Fujiko Pro/2020 STAND BY ME Doraemon 2 Film Partners
公式サイト：https://doraemon-3d.com/pc.html
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