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斎藤工&高橋一生登壇! 「友達枠」の山田孝之も飛び入り参加で舞台上に! 映画『blank13』舞台挨拶&ティーチイン

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第10回したまちコメディ映画祭in台東のそのオープニング作品『blank13』が、開催日9月16日に上映され、齊藤工監督はじめ、キャストの高橋一生、神野三鈴、金子ノブアキが舞台挨拶に登壇。上映後には観客とティーチインを開き、飛び入りで山田孝之が舞台に登場! 会場は驚きの声に包まれた。

俳優の斎藤工が「齊藤工」の名義で世に放つ長編監督デビュー作の本作は、放送作家・はしもとこうじ氏の実話を基づいた家族の物語。13年前に突然失踪した父が亡くなり、葬儀の参列者から語られる思い出話によって、本当の父の姿を知ることになる。主人公・コウジ役には、高橋一生。失踪した父親役をリリー・フランキー、母親役を神野三鈴、斎藤工自身も主人公の兄役で出演。音楽監督はミュージシャンで俳優の金子ノブアキが務めた。

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舞台挨拶では、第15回ウラジオストク国際映画祭にて齊藤、高橋、リリー・フランキーがベストアクター賞を受賞したとの一報も。本来、1作品につき1人の受賞だが、今回は特別に3人へ送られたという。「なぜか僕もベストアクター賞を受賞しました。僕はおまけです」と笑う齋藤監督。「ロシアの方たちが、この作品に奇妙な愛着を持ってくださったみたいで、何か賞をあげたい、と。心でキャッチしていただいた」と受賞を喜んだ。

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上映後には、ティーチインが行われ、一同が再登場。さらに本作に出演の大水洋介(ラバーガール)も登場。会場に遊びに来ていたコウジの少年時代を演じた大西利空も舞台上にあがりトークに参加。
観客から「華やかに大きなお葬式で送られた人と、ささやかなお葬式で送られた父親のどちらが幸せだと思うか?」という質問に、高橋は「たぶん、どうしても比べてしまうと思うんですが、自分の人生を自分が肯定しないと、人生は始まらない。隣の庭を気にしてしまいがちですが、まず自分の庭をきれいにしていこうというメッセージもこの作品に含まれていると思います」と真摯に語り、「葬式の規模が大きいとかではなく、どれだけその人のことを思うかが大切なのでは? だから僕は甲乙付けがたいですね」と微笑んだ。

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お葬式で父親の思い出を語るシーンについて、「基本的にカメラ2台で長回しです。関係性や流れだけを伝え、後半はドキュメント。何が起きても撮り続けるという演出でしたが、何かトライしたいという気持ちだったので」と、その手法を説明。個性派ぞろいの俳優たちの演技に「笑いをこらえきれなかった」と大水。高橋も「僕も自分の視線に入っていたら吹き出していたかも・・・」と語ると、斎藤は「僕はちょっと笑っちゃいました」と明かしていた。

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イベント終盤に差し掛かると、斎藤が「友人枠で、日本映画の救世主を呼んでいます」とさらなるゲストを呼び込む。すると、舞台上に俳優の山田孝之が登場し、会場は大盛り上りに。

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斎藤とガッチリ握手を交わすも、「僕は全然関係ないんですけど」と恐縮しきり。「齊藤さんと会いたいですね、と連絡をとっていたら『16日とかどうですか? 高橋くんとか金子くんもいるけど』と言われて、みんないるんだったら行っちゃおうかな・・・って(笑)」と話す。
斎藤は「山田さんは映画のプロデュースもされていて、とても面白い存在なんです。いつかご一緒できたら」とラブコールを送り、「孝之さんと一生さんが一緒だったら最高じゃないですか?」と共演を希望。さらなる期待に観客を喜ばせていた。

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映画『blank13』
監督:齊藤工
出演:高橋一生、松岡茉優、斎藤工、神野三鈴、佐藤二朗、リリー・フランキーほか
原作:はしもとこうじ
脚本:西条みつとし
音楽:金子ノブアキ
配給:クロックワークス
(c)2017「blank13」製作委員会
公式サイト:http://www.blank13.com/

2018年2月3日から東京・シネマート新宿にて公開