劇団鹿殺し15周年記念イベント『人気No.1作品上映会』開催！『名なしの侍』アフターイベントも決定！

in Report(STAGE/MUSICAL), STAGE/MUSICAL · 2016/06/05

Tags: 丸尾丸一郎, 劇団鹿殺し, 劇団鹿殺し15周年記念イベント, 菜月ちょび

2016年に劇団の活動15周年を迎え、この夏劇団史上最大の公演、怒パンク時代劇『名なしの侍』を上演する劇団鹿殺し。5月22日、15周年を記念して、東京・新宿ロフトプラスワンにて『人気No.1作品上映会：最強の強者は誰だ！～本公演人気ランキング～』を開催した。過去の劇団本公演11作品の中から、ホームページにて投票を行い、No.1を決定。どの作品が栄冠に輝くのか！？オスカー像ならぬ“オシカー像”を手にするのは？
それぞれの作品に対する熱い思いや、今だから言える話など、思い出を振り返りながら、楽しいトークが展開された。

アカデミー賞を意識したという、第一部の司会は、オレノグラフィティと鷺沼恵美子が務めた。一番ドレッシーな服を選んだという鷺沼と、2万円で用意したというオレノグラフィティ。まずは“シカデミー賞”ノミネート作品を紹介。

『殺ROCK ME』、『電車は血で走る』（初演、再演）、『ベルゼブブ兄弟』、『スーパースター』、『僕を愛ちて。～燃える湿原と音楽～』、『岸家の夏』、『青春漂流記』、『田舎の侍』、『BONE SONGS』、『無休電車』を紹介しながら、劇団員が登場。

さて、ワクワク・ドキドキの発表！司会者に渡された封筒をオープン！･･･というところで、鷺沼が中身も一緒にハサミで切ってしまうというハプニングを。ここが、鹿殺しらしいところ(笑)。なんともゆる～い雰囲気の中、結果が発表された。

第5位は、2009年上演の初演『電車は血で走る』。第4位は、2012年『青春漂流記』。第3位は2012年初の時代劇・ロックオペラ『田舎の侍』。第2位は2013年上演の音楽劇『BONE SONGS』。
そして、いよいよ第1位は、2011年に上演の『岸家の夏』に！
“夏の女優祭り”とし、2011年7月～8月の夏、東京・青山円形劇場と、大阪・ABCホールで上演。丸尾丸一郎は、「自分のことは書き尽くしたから、そろそろ違う道に進まなければと考えていて。物語を創造することができた作品」と振り返り、脚本家としての自信をみせた。

作品代表者として菜月ちょびに、金色に輝くオシカー像が送られると、会場は拍手喝采。
「実は、この三姉妹にはモデルがいるんです。知り合いなんです」と明かし、映像を上演するも、途中でストップをかけながらその時の様子を説明するなど、思い出話に花を咲かせた。

なお、この日エントリーされた作品を含む、劇団鹿殺しによる15作品がYoutubeにて無料公開中（12月31日（土））とのこと。ぜひ、Youtubeを開いて楽しんでほしい。

第二部は、劇中歌のミニライブ。『BONE SONGS』より「なくならへん」、『スーパースター』より「星のかけら」、『電車は血で走る』より「電車のうた」を生演奏で披露。今にも劇が始まりそうな元気な演奏に客席のファンもノリノリに。劇中歌を芝居以外で披露したのは初めてとのこと。会場の様子に上機嫌となった菜月は、「20周年は武道館とかで･･･」と笑った。

7月には、劇団鹿殺し15周年記念・怒パンク時代劇『名なしの侍』が上演される。チラシ画撮りの裏話も明かされ、会場は大爆笑。ちなみに、橘輝には本来カツラがあったはずとのこと。それを吹き飛ばす表情をぜひご確認を(笑)。

また、この日に『名なしの侍』のアフタートーク＆イベントも発表され、ファンを喜ばせた。7月も熱い舞台を見せてくれるに違いない、劇団鹿殺しの夏が楽しみで仕方がない。