
2026年6~8月に、イッセー尾形、中島裕翔出演の舞台『セールスマンの死』(原題:Death of a Salesman)が上演される。演出は小川絵梨子。共演は入野自由、堅山隼太、内藤栄一、松田佳央理佐藤 誓、長谷川初範、高橋惠子。
本作は『みんな我が子』『るつぼ』などで知られるアメリカ現代演劇の旗手アーサー・ミラーが1949年に発表した作品。消費主義によって繁栄が促進されたアメリカ社会。その中で疎外されまいと必死にもがく老セールスマンとその家族の姿を描き、ブロードウェイ開幕と同時に大きな反響を呼び、742回のロングランを記録。そして同年のトニー賞ベストプレイ賞、ピューリッツァ賞、ニューヨーク劇評家賞など名誉ある賞を数多受賞した。
さらに2012年にはトニー賞のリバイバル賞受賞。1951年、85年の2度に亘り、映画化もされ、大きな話題となった。
主演のウィリー役は「一人芝居」の第一人者としてその比類なき演技力のイッセー尾形、ウィリーの長男役に秀逸な表現力と存在感で数多のドラマ、映画、舞台において充実の活躍をみせる中島裕翔。
さらに入野自由、竪山隼太、内藤栄一、松田佳央理。そして佐藤誓、長谷川初範、高橋惠子といった実力派俳優陣が、演劇界最高峰のスタッフと共に珠玉の名作に挑みます。新たな小川版『セールスマンの死』にどうぞご期待ください!
【ものがたり】
ウィリー・ローマンはかつて敏腕セールスマンとして鳴らしてきたが、60歳を過ぎた今、昔のような精彩を欠き、輝かしい未来が広がっているかに見えた2人の息子たちも30歳を過ぎても自立できず、妻のリンダは献身的に夫を支えるが、家庭の中に希望の光は見出せそうにもない。
夢を叶えるにふさわしい仕事こそセールスマンだと信じてきたウィリーに、時代の変化は容赦なく彼を置き去りにしようとしている。信念に固執するウィリーが家族のため、そして何より自分のために選んだ道とは …。
《イッセー尾形 コメント》
昔のアメリカドラマを観ていると、馬鹿でかい、四畳半ぐらいの車がよく登場するのですが、この台本を読みながら始終そのキャデラックぽい車が頭に浮かびました。まさにアメリカンドリームに敗れ果てた一家の悲惨な物語と言ってもいいでしょう。現代人がこれをどう観るか興味があります。「今だからこそ意味がある」と思われる作品にしたいものです。そのためにはまず台詞の一行一行から掘り下げなきゃ。
《中島裕翔 コメント》
人は、自分を定義するアイデンティティや肩書きみたいなものがないと不安になる生き物だと思います。何者でもない自分でいる状態が怖い。だから何者かになろうとする。
でも今度は、周りが求める期待に応えようとすればするほど、本当の自分との差に耐えきれず、いつか自分の心を壊してしまいます。過去の輝きに囚われることなく、“本当”の自分や、“今”の自分を自認する勇気を持てるか。そんな要素がビフを演じる上で、ひいてはウィリーと対峙する上で大事な気がします。
演劇の金字塔である作品に参加するのはとてつもなく緊張しますが、このような機会をいただけたことに感謝し、しっかりと学ばせていただきます。
舞台『セールスマンの死』
作 アーサー・ミラー(原題:Death of a Salesman)
翻訳 小田島創志
演出 小川絵梨子
【キャスト】
イッセー尾形:ウィリー・ローマン
中島裕翔:ビフ(ウィリーの長男)
入野自由:バーナード(ビフの友人・弁護士)
竪山隼太:ハッピー(ウィリーの次男)
内藤栄一:ハワード・ワグナー(ウィリーの上司)/スタンリー
松田佳央理:女(ウィリーの顧客)
佐藤 誓:伯父ベン(ウィリーの兄)
長谷川初範:チャーリー(ウィリーの友人)
高橋惠子:リンダ(ウィリーの妻)
【公演日程】
東京 東京劇術劇場プレイハウス:6月26日㈮~28日㈰
埼玉:彩の国さいたま芸術劇場大ホール:7月3日㈮~12日㈰
大阪:COOL JAPAN OSAKA WWホール:7月18日㈯~20日㈪
愛知:東海市芸術劇場大ホール:7月24日㈮~26日㈰
富山 富山県民会館:8月1日㈯~2日㈰
長野 ホクト文化ホール中ホール:8月14日㈮~15日㈯















