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城田優 が演出と2役 ミュージカル『ファントム』記者発表会

2023年7月・8月に大阪・東京で上演されるミュージカル『ファントム』の記者発表会が4月5日に行われ、加藤和樹、城田優、真彩希帆、sara、大野拓朗が登壇した。

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フランスの小説家ガストン・ルルーのベストセラー小説『オペラ座の怪人』を原作としたミュージカル『ファントム』は、脚本家アーサー・コピットと、作曲家モーリー・イェストンの黄金コンビにより誕生。怪人ファントムを一人の青年エリックとして描き、その人物像に焦点をあてたストーリーと独創的な楽曲が世界中の観客を魅了した。

日本では、2004年に初演されて以降、空前の大ヒットを記録。2019年には城田がファントム役を演じ、演出も手掛けるという『ファントム』史上初の挑戦を成し遂げた。

今回の公演では、引き続き、城田が演出、主演を務め、さらにダブルキャストでシャンドン伯爵も演じる。城田は、「この挑戦によって、エンターテインメントに携わっている方たちはもちろん、お客さまとして足を運んでくださる皆さまにも、『城田がこれだけのことをやれるなら私にもできるかもしれない』という希望を持ってもらえたらと思います。全てを片手間にせず、誰よりも輝けるよう自分を鼓舞しながら、素敵なキャストの皆さん、愛のあるスタッフの皆さまに囲まれながら、なるべくご迷惑をおかけしないように一生懸命頑張っていきたいと思います」と想いを語った。

2019年に続き、ファントム役を務める加藤は「再演に向け、気持ちも新たにワクワクしております。ほとんどのキャストが一新する中で、また新たなものを演出・城田優の元で見つけていきたいと思います。同じことをやるのではなく、また新たに生まれ変わる『ファントム』を目指していきたいと思います」と挨拶。(2019年ミュージカル『ファントム』ゲネプロの動画

クリスティーヌをダブルキャストで演じる真彩は、宝塚歌劇団に在籍時、雪組で上演された『ファントム』でもクリスティーヌを演じて称賛を浴びたが、「退団して数年が経ち、自分の気持ちも変わったので、今回、新たにチャレンジする気持ちで向かっていきます。どんなふうに城田さんが演出してくださって、それに向かって色々なお話ができることもすごく楽しみにしています」と思いを寄せた。

同じくクリスティーヌを演じるsaraは、「クリスティーヌを演じられることが夢のようですが、今、ここに立たせていただいて、“これから始まるんだ”とワクワクとドキドキで胸がいっぱいです。この役をしっかりと全うできるように頑張ります」と意気込んだ。

クリスティーヌに想いを寄せ、ファントムと恋敵になるシャンドン伯爵を城田とダブルキャストで演じる大野は「城田さんから直接ご連絡をいただき、『シャンドンが輝けば輝くほど、ファントムの闇が深くなる。だから、ぜひ拓朗にやってもらいたい』とお声がけをいただきまして、参加させていただくことを決めました」と出演の経緯を明かし、「近年は、一つひとつの作品としっかりと向き合う時間をとって、大切に演じ、結果を出していけるようにという思いで芝居に取り組んでいます。観に来てくださった皆さまに元気と勇気をおすそ分けできるように精一杯シャンドンを演じたいと思います」とコメントした。

演出、主演、そしてシャンドン伯爵役と1人3役を務める城田だが、そこまでする理由を問われると「自分でも分からないです」と笑いながら、「僕自身、エンターテインメントの仕事をしていく上で決めているのが、“挑戦を続ける”ということです。絶対にできないであろうということを、いかに努力をしてできるようになるか。当たり前のようですが、実はすごく難しいことだと思います」と思いを明かした。

そして、「2019年に演出と主演の二刀流に挑戦した時もヒーヒー言いながら、(加藤)和樹に助けてもらいながらやってきましたが、また同じことをやっても自分の中での“挑戦”は大きいものにならない。それで、色々な話し合いの中でシャンドンも挑戦することになりました。悩みに悩んだ末のことでしたが、僕が三刀流に挑戦すること、そしてそれが成功した暁には、関わってくださった方、観てくださった方に素敵な刺激やポジティブなエネルギーを届けられるのではないかという思いがあります。皆さまにはご迷惑をおかけすると思いますが、それを超えるシャンドンを作り上げられるよう精一杯努力していきたいと思います」と言葉に力を込めた。

また、改めて本作の魅力を聞かれた加藤は、「僕と(城田)優が演じるエリックは孤独や闇を抱えながら生きる中で、クリスティーヌという希望を見出して、そこに向かって手を伸ばし、愛を見つけていきます。そして、それだけでなく、父親からの愛、母親からの愛も描かれます。物語のあちこちに散りばめられた愛を観ている方にも届けたい。愛が詰まった作品です」とアピール。

さらに城田も「ご覧になったお客さまは、この作品が持つ愛や悲しみの深さ、表裏一体ともいえる憎しみと愛が、エリックという役を通して客席にとても大きなエネルギーになって伝わっていくことを体感してくださっていると思います」と本作について言及し、「次が集大成として、自分の中でベストの演出、ベストのお芝居、ベストのプロダクションになるように精一杯努力したいと思いますし、新たに観てくださるお客さまには、この作品を通してミュージカルの素晴らしさ、音楽を通して感情を表現することの素晴らしさも音楽に乗せてお届けしたいと思います。2023年、間違いなく一番熱い劇場にしたいと思いますので、どんなもんなんだと思って観にきていただければと思います」と呼びかけた。

ミュージカル『ファントム』
脚本:アーサー・コピット
作詞・作曲:モーリー・イェストン
原作:ガストン・ルルー 「オペラ座の怪人」より
演出:城田 優
出演
ファントム(エリック):加藤和樹/城田 優(Wキャスト)
クリスティーヌ・ダーエ:真彩希帆/sara(Wキャスト)
フィリップ・シャンドン伯爵:大野拓朗/城田 優(Wキャスト)
カルロッタ:石田ニコル/皆本麻帆(Wキャスト)
アラン・ショレ:加治将樹
ジャン・クロード:中村 翼
文化大臣:加藤 将
ルドゥ警部:西郷 豊
ゲラール・キャリエール:岡田浩暉

荒田至法 池谷祐子 伊宮理恵 岡 施孜 上條 駿 川口大地 川島大典 木村朱李
木村つかさ 關さや香 玉山珠里 照井裕隆 遠山さやか 轟 晃遙 蛭薙ありさ
増山航平 松島 蘭 幹てつや 横関咲栄(五十音順)
少年エリック:井伊巧/野林万稔/星駿成(トリプルキャスト)

【大阪公演】
期間:2023年7月22日(土)~8月6日(日)
会場:梅田芸術劇場メインホール
チケット代金(全席指定・税込):S席14,000円 A席9,000円 B席5,500円
一般発売日:2023年5月20日(土)
<公演に関する問い合わせ>
梅田芸術劇場06-6377-3800(10:00~18:00)
<主催>梅田芸術劇場/ABCテレビ/ワタナベエンターテインメント

【東京公演】
期間:2023年8月14日(月)~9月10日(日)
会場:東京国際フォーラム ホールC
チケット代金(全席指定・税込):S席14,000円 A席9,000円 B席5,500円
一般発売日:2023年6月3日(土)
<公演に関する問い合わせ>
キョードー東京0570-550-799 (平日11:00~18:00、土日祝10:00~18:00)
<主催>梅田芸術劇場/TBS/キョードー東京/ワタナベエンターテインメント

協力:三菱地所株式会社(東京公演のみ)
企画・制作:梅田芸術劇場
公式サイトhttps://www.umegei.com/phantom2023/