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「初春歌舞伎公演 市川團十郎襲名記念プログラム『SANEMORI』」開幕!

市川團十郎、市川右團次、中村児太郎ら歌舞伎俳優陣に加え、Snow Manの宮舘涼太の出演で、新橋演舞場にて「初春歌舞伎公演 市川團十郎襲名記念プログラム『SANEMORI』」が1月6日(金)に初日を迎えた。

古典歌舞伎の名作『源平布引滝』より『実盛物語』を主軸に作り上げられた本作・歌舞伎『SANEMORI』は、本公演で主演を勤める十三代目市川團十郎白猿が、2019年に“伝統の継承”と“新時代の歌舞伎の創造” を目標に上演した自主公演「ABKAI」にて上演した演目をブラッシュアップ。
その初演では、十三代目市川團十郎白猿は、実盛と源義朝の弟で無念の死を遂げる先生義賢(木曽義仲の父)と源義朝の霊を演じ、宮舘涼太が若武者・木曽義仲を演じたが、今回は團十郎は実盛を、宮舘が先生義賢と木曽義仲の父子の2役を演じる。(以下ネタバレあり。)

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源義仲(宮舘涼太)   團十郎(実盛)

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倶利伽羅峠での平家と激しい立ち回り 源義仲(宮舘涼太)

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時を遡ること二十数年 源義仲の父、源頼朝の異母弟・木曽先生義賢(宮舘涼太)が平家に反旗を翻す決意を語るも…

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源氏方でありながら平家に従わねばならぬ身の上だった斎藤実盛。憎まれながらも源氏の白旗を守る。

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そこで生じた因縁が、20数年の後に実盛に返ってくるのだった…。

市川團十郎コメント
新年おめでとうございます。
昨年11月、12月、歌舞伎座で十三代目市川團十郎白猿を襲名披露させていただきました。新橋演舞場の初春公演には平成20年より出演しておりますが、本年は團十郎として初めての正月の舞台でもありますので、いつも以上に身の引き締まる思いです。
團十郎の名跡を継ぐことは同時に、古典を継承し発展させていく責務を背負うことでもあると感じております。初代團十郎から続く、古典を守りながら新たな歌舞伎の創造へ挑戦していく姿勢を、私も十三代目としてしっかりと受け継いでいく所存です。
今回の『SANEMORI』は2019年以来の再演となりますが、宮舘涼太さんが木曽先生義賢と源義仲の父子二役を勤めるなど、脚本や演出なども練り直しての上演です。より磨き上げた舞台にするべく、皆で稽古を重ねてきました。歌舞伎を観るのが初めてのお客様にも存分に楽しんでいただける作品ができたと信じております。本作を通して『源平布引滝』の魅力を再発見していただけたら幸甚です。

宮舘涼太(Snow Man)コメント
この度は『SANEMORI』に参加させていただける事を大変うれしく思います。
お話をいただいてから初日を迎えるにあたり、たくさんの方々から愛の溢れるご指導をいただきました。
Snow Manとして毎年新橋演舞場に立たせていただいておりますが、今回は宮舘涼太として舞台に立ち、皆さまに生き様、幸せ、歌舞伎の魅力、表現できる喜びを感じながら演じていきたいと思います。

 
初春歌舞伎公演
市川團十郎白猿襲名記念プログラム
『SANEMORI』

日程:2023年1月6日(金)~27日(金)【休演】13日(金)、20日(金)
会場:新橋演舞場
並木千柳 作『源平布引滝』より
三好松洛 作『源平布引滝』より
石川耕士 脚本
SANEMORI

出演・配役
斎藤実盛:市川團十郎
源義仲/木曽先生義賢:宮舘涼太(Snow Man)
瀬尾十郎/権頭中原兼任:市川右團次
小まん/巴御前:中村児太郎
葵御前/平維盛:大谷廣松
小よし:中村梅花 ※
進野次郎宗政/根井主膳行親:市川九團次
九郎助:片岡市蔵
平知度:市村家橘
平宗盛:大谷友右衛門
※市川齊入休演につき、配役変更にて上演
歌舞伎公式総合サイト「歌舞伎美人」: https://www.kabuki-bito.jp/theaters/shinbashi/play/799