©原泰久/集英社
2023年2月に帝国劇場で初の舞台化される舞台『キングダム』【信役】と【嬴政・漂役】が発表された。いずれもWキャストで、【信役】は三浦宏規、高野 洸、嬴政・漂役は小関裕太、牧島 輝が演じる。脚本 藤沢文翁、 演出 山田和也、 音楽 KOHTA YAMAMOTOも明らかになった。
累計発行部数は9000万部を突破している大ヒットコミック「キングダム」の初の舞台化となる本作。
演出は、帝劇で『ローマの休日』『風と共に去りぬ』『ダンス オブ ヴァンパイア』など数多くのスケールの大きな作品を手掛ける山田和也。
脚本は、イギリスでの演劇活動から体得した朗読手法と、日本古来の話芸である落語や常磐津、声優文化、オペラやミュージカルの手法を混ぜ合わせた「藤沢朗読劇」と呼ばれる独特の朗読スタイルで唯一無二の存在感を放つ藤沢文翁。
音楽は TV アニメ版『キングダム』(第 3 シーズン、第4シーズン)を手掛けたKOHTA YAMAMOTO。
上段左から 三浦宏規(信役)、高野洸(信役)
下段左から 小関裕太(嬴政・漂役)、牧島輝(嬴政・漂役)
キャスティングで帝劇のセンターポジションを射止めたのは、フレッシュな二十代の4名。
【信役】の三浦と高野は、二人とも2017年からミュージカル『刀剣乱舞』に兄弟(三浦=髭切・高野=膝丸役)の役で出演。
三浦は、ミュージカル『GREASE』(2021 シアタークリエ)主演や、舞台『千と千尋の神隠し』(2022 帝国劇場)ハク役など着実にキャリアを重ねての帝劇初主演。
高野はダンスユニット「Dream5」としてキャリアをスタートさせ、映像・舞台・音楽と活動の場を多彩に広げながら、満を持して、異例の帝劇初出演にして初主演。
中華統一を目指す若き秦国王「嬴政」と、信の親友でともに天下の大将軍を目指す「漂」の二役は、映像・演劇で鮮烈な活躍を見せる小関裕太と牧島 輝。
今年5月にこのコロナ禍で全日程完売となったミュージカル『四月は君の嘘』で主演を務めた小関と、今もミュージカル『刀剣乱舞』を中心で支える牧島が、いずれも帝国劇場に初登場となる。
【三浦宏規 コメント】
帝国劇場で『キングダム』が舞台になります。
その初演の信役を演じさせて頂きます。
信の熱さ、そして政や漂とのかけがえのない友情を皆様にしっかりと感じて頂けるように
演出の山田和也さんをはじめ、とても信頼している高野洸くん、
素晴らしいスタッフキャストの皆さまと一緒にこの作品を創っていけることに今からとても楽しみで
【高野 洸 コメント】
初めて帝劇に立たせて頂きます。
多くの読者の皆さんが愛する『キングダム』の初舞台化、そして僕は信の役ということでとても恐れ多いのですが、信と同じような気持ちで、歴史に名を刻む覚悟でやりたいなと思っています。
一人の少年が、やがて中華統一を果たしていく、その第一章の部分を、帝国劇場の舞台でやるということで今から準備をしていきたいと思っております。
そして信役をダブルで演じる三浦宏規は、信頼していますし、一緒に頑張っていけるような仲なので今からとても楽しみです。
『キングダム』初演を成功させたいと思います。
【小関裕太 コメント】
このたび『キングダム』が帝国劇場で初めて舞台化されることになり、僕は政・漂役を演じさせて頂くことになりました。
春秋戦国時代を生き抜いた人々を描いているこの作品、時代は違えど、なんとなく舞台と共通している部分がある気がします。
同じ戦場で戦う中で、心の中で横一列になって手をつないで一つの目的に向かっていくのは舞台と通じるのではないかと思います。
物語と同じようにキャスト同士激を飛ばしあいながら、自分を鼓舞しながら、素晴らしい作品というゴールに向かって突き進んでいきたいと思っています。
【牧島 輝 コメント】
舞台『キングダム』の政・漂役で初めて帝国劇場に出演させて頂きます。
僕は漫画から入ったのですが、漫画の1巻のスタートが、信が大将軍になっているところから始まり、政も始皇帝になることが決まっている。どうなるのかが分かっているのに、こんなにワクワクできる、素晴らしい作品です。
政の役は大好きですけれど、この政なら始皇帝になれそうだな、という希望を皆さんに感じ取ってもらえるように立派に演じていきたいと思っています。
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