兵庫県立芸術文化センターが、2022 年に「詩」をテーマとして立ち上げた新しい企画、「100 年の詩（うた）物語」の第 1 回公演として、南野陽子、林田一高が出演する 朗読劇「アネト～姉と弟の八十年間の手紙～」を１１月２３日（水・祝）に上演する。
“神戸の詩人さん”として親しまれた竹中郁の詩からインスパイアされたイメージを基に、土田英生が互いを知らずに育ち離れて暮らす姉と弟、二人の人生と情愛を描く。
兵庫県立芸術文化センターの新企画「100 年の詩物語」は、この100年に活躍した詩人たちの「詩」をモチーフに、現代に生きる作家や俳優が生み出す新たな作品を上演するもの。
第 1 回目の今回は、フランスに留学し、当時の最先端の表現を取り入れながら、神戸の海と山、そこに暮らす人々を機知に溢れる暖かな筆致で描き、今も多くの人々に愛されている竹中郁（1904～1982）を取り上げる。
作・演出は京都を拠点とする劇団 MONO 代表として活動しながら、劇作とともにテレビドラマ・映画の執筆を手がける土田英生。詩の朗読を織り込んだ全く新しい形の朗読劇を生み出す。
出演は、兵庫県出身の南野陽子と林田一高（文学座）。さらに関西で活躍する若手俳優陣８名の＜朗読アンサンブル＞が詩のパートを担当。土田曰く、ミュージカルにおける“バンド”的な役割を担う。
作・演出 土田英生コメント
「アネト」は姉と弟の手紙のやりとりで描く二つの人生を、竹中郁さんの詩とともに綴る物語です。
二人による手紙の朗読、そして詩の朗読をまるで楽団が演奏するようにアンサンブルキャストが読
んでいく形になります。現在執筆中ですが竹中さんの詩も素晴らしい化学変化をもたらしてくれて
います。兵庫出身の南野陽子さん、林田一高さん、また朗読をするキャストは関西の精鋭。素晴ら
しいメンバーが揃いました。兵庫発信の新しい朗読劇にぜひご期待ください。
朗読劇「アネト～姉と弟の八十年間の手紙～」
【日時】2022 年 11 月 23 日(水・祝) ２：00ＰＭ開演
【会場】兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
【作・演出】土田英生
【詩】竹中 郁
【出演】
姉役：南野陽子
弟役：林田一高（文学座）
朗読アンサンブル：
池川タカキヨ 石畑達哉 高阪勝之 髙橋明日香 竹内宏樹 立川 茜 東千紗都 松原由希子
【料金】一般：3,500 円 Ｕ-２５チケット：1,500 円
※全席指定税込 ※未就学児入場不可 ※Ｕ-２５チケットは観劇当日 25 歳以下対象
【一般発売】９月１１日（日）
【関連企画】
◆土田英生ワークショップ「台詞を書いてみよう」
10 月 16 日（日） 会場：兵庫県立芸術文化センターリハーサル室１ 定員：20 名
◆アフタートーク １１月２３日（水・祝） 公演終了後
登壇者：土田英生（作・演出）、南野陽子（姉役）、林田一高（弟役）
https://www1.gcenter-hyogo.jp/contents_parts/ConcertDetail.aspx?kid=5022412336&sid=0000000001
