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劇団を跨ぎ若手俳優が集結した舞台『紫猫のギリ』上演中!エネルギッシュな殺陣と繊細な芝居

劇団を跨ぎ若手俳優が集結した舞台『紫猫のギリ』が初日公演に先駆け、1月23日(木)にシアターグリーンBOX in BOX THEATERにて公開ゲネプロが行われた。

石原壮馬_ギリ
石原壮馬

劇団プレステージよりドラマ、CM、舞台主演と活動著しい石原壮馬、太田将熙。劇団30-DELUXより、昨年「ワンピース音宴」のシャンクス役で活躍した村瀬文宣を始め、数々の舞台出演を重ねる竹之内景樹、森大、中村悠希、田沼ジョージ、寺田遥平、篠崎淳志、東京ワンピースタワーにてトラファルガー・ロー役で人気を博した西村信章、日テレ「ZIP!」そらMAPレギュラ-の小野匠、劇団4ドル50セントの奈波慎剛、そして明道皐我、羽田将大と14人の若手俳優が出演。
脚本には、アニメ「フルーツバスケット」、「BLEACH」の中瀬理香を迎え、演出は声優活動、舞台作品を多数の作品を手がけるIKKANが担当する。

左から_珠ノ新(西村信章)、如月優馬(竹之内景樹)、梅田妙庵(森大)、朝倉宗次郎(村瀬文宣)

左から 珠ノ新(西村信章)、如月優馬(竹之内景樹)、梅田妙庵(森大)、朝倉宗次郎(村瀬文宣)

5年前の夜。征夷大将軍の愛妾・茉莉花が暗殺された。
無事、逃げ出した将軍と茉莉花の隠し子・珠ノ新(西村信章)は、朝倉宗次郎(村瀬文宣)、梅田妙庵(森大)、如月優馬(竹之内景樹)ら家臣たちと共に、居所を転々と変えて隠れ住む日々を続ける。
同じく5年ほど前から、江戸の夜道に侍ばかりを狙う、全身の毛も瞳も紫色に輝く『紫猫(しびょう)の化け猫・ギリ(石原壮馬)が現れだす。まだ誰もその本当の正体を知らないでいた……。
春をひさぐ陰間の乙(太田将熙)だけは、化け猫・ギリが侍を斬るのを目撃してからというもの仲間気取りでギリについて回り、斬る侍を勝手に吟味したりもしている。その乙が新しく目をつけたのが、珠ノ新一行だった。ギリは、早速化け猫に姿を変え、珠ノ新らの隠れ家へ向かう。
そこで、まだ執拗に珠ノ新を付け狙う邪悪な存在・恩蛇(小野匠)率いる暗殺者の八咫羽(中村悠希)、愚利墨(奈波慎剛)たちと鉢合わせしてしまい、成り行きで珠ノ新たちを助ける形になる。
だが、珠ノ新の刀に巻きつけた鈴が鳴ったとたん、ピタリと動けなくなるギリ。珠ノ新もギリの紫の瞳を見て、5年前の夜に母親とともに亡くなった飼い猫を思い出す。

朝倉宗次郎(村瀬文宣)VSギリ(石原壮馬)

朝倉宗次郎(村瀬文宣)VSギリ(石原壮馬).

冒頭から共演の劇団30-DELUXによる殺陣アクションをギリ演じる石原壮馬が体当たりで演じ、スピード感溢れる殺陣アクションで客席を魅了し、軽快な音楽も相まって作品の世界観に入っていく。
劇団は違えど、同世代の俳優達が呼吸の合った殺陣・アクションを展開しながら、それぞれの役の背負った悲しみを表現しながら、ストーリーはあっという間にクライマックスへ。
新たな時代物エンタテイメント誕生を予感させた。

左から陰間の乙(太田将熙)_ギリ(石原壮馬)

左から陰間の乙(太田将熙)  ギリ(石原壮馬)

ギリ_殺陣シーン1

ゲネプロ後の取材会には、石原壮馬、太田将熙、西村信章、小野匠、村瀬文宣、森大、竹之内景樹、奈波慎剛(劇団4ドル50セント)と演出のIKAANが出席した。

【石原壮馬コメント】
今回主役の“紫猫のギリ”で、初めて殺陣を挑戦させていただいたのですが、殺陣のアクションの斬っていく動きの中でギリの持つ内に秘めた心情を描いていきたいと思います。人間離れした獣のような殺陣を表現しています。こうして初日を迎えられたのは他キャスト、スタッフが一致団結したから迎えられることを実感しております。是非、「紫猫のギリ」の世界観を楽しんでいただければと思います。

【太田将熙コメント】
演じている乙という役は、明るく振舞っているが孤独を抱えている二面性を持った役であり、その二面性を表現していき、演目のドラマの部分を担当して作品に深みを与えていきたいと思います。

【西村信章コメント】
愛に溢れた役だと思っています。稽古ではIKKANさんの指導とか受け辛い部分もあったのですが、良い経験をさせていただきました。役の中でも強くなっていくキャラクターなので、そこを上手く表現したいと思います。

【小野匠コメント】
悪役に挑戦しているのですが、キャラクターとしては「自分の行いに正義がある」と信じているということを表現しつつ、悪役としての憎さの2つを表現していきたいと思います。各キャラクターも台本にないバックボーンを考えて演じているのでそこを感じ取っていただければ嬉しいです。

【村瀬文宣コメント】
殺陣アクションは何度か経験があるのですが、今回は役の中で“守る殺陣”というものを意識してやっていきたいと思います。

【森大コメント】
演じる役の人情味と無骨さを上手く演じていきつつ、今回は殺陣の指導もしましたが、どんどん全体で精度を上げていきたいと思います。

【竹之内景樹コメント】
おっちょこちょいではりつつも自分に嘘がなく真っ直ぐなキャラクターをしっかり演じていきたいと思います。

【奈波慎剛(劇団4ドル50セント)コメント】
悪役に挑戦しているのですが、普通の悪役でなく愛される可愛らしい悪役を目指していきたいと思います。

【IKAANコメント】
今回、幾つか脚本の候補がある中で、一番“萌える”台本でした。
今回は初めて演出する俳優さん達でしたが、其々の役に関しては個性的になるように俳優の皆さんと話し合いを重ねて台本に描かれている以上のキャラクターを創り上げることができ、キャラクター一人一人が楽しめる作品になり、この「紫猫のギリ」の世界観から今後スピンオフとか妄想できる素敵な作品となりました。

【公演スケジュール】
■東京公演
2019年1月23日(水)~2月3日(日)/シアターグリーンBOX in BOX THEATER (全18ステージ)
■大阪公演
2019年3月1日(金)~3日(日)/ABCホール (全4ステージ)
※開場は開演の30分前
【脚本】中瀬理香
【演出】IKKAN

【出演】石原壮馬/村瀬文宣/太田将熙/森大/竹之内景樹/西村信章/小野匠/奈波慎剛(劇団4ドル50セント)
中村悠希/田沼ジョージ/寺田遥平/篠崎淳志/明道皐我/羽田将大

【料金】 当日券 6,800円 (全席指定・税込)
※当日券等、詳しい情報はオフィシャルサイトまで
http://www.30-delux.net/shibyou/