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ミュージカル『さよならソルシエ』囲み取材&ゲネプロ

昨年3月に初演され、大きな反響を呼んだミュージカル『さよならソルシエ』が、1年ぶりに再演となる。3月17日(金)の初日を控えて、16日(木)に囲み取材とゲネプロが行われた。

ミュージカル『さよならソルシエ』は、「このマンガがすごい!」2014年オンナ編1位を獲得した人気コミック『さよならソルシエ』を原作に、脚本演出・西田大輔がミュージカルとして舞台化した、本格的なミュージカル。「ノンフィクション」と「フィクション」が同時に存在し、大きな衝撃を与える作品だ。

ゲネプロ前には囲み取材が行われ、良知真次、平野良、反橋宗一郎、輝馬、上田堪大、Kimeruが登壇。気心が知れたメンバーならではの「あうんの呼吸」にも似たツッコミの応酬があり、現場は笑いが絶えなかった。

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上田堪大、輝馬、良知真次、平野良、反橋宗一郎、Kimeru

昨年に続き、今年も主演・テオドルス・ファン・ゴッホを演じる良知真次は「今日が誕生日です。34歳の1発目のこの『さよならソルシエ』。気合を入れて、責任もって主演舞台を作り上げたいと思っています」「ピアノ1本のミュージカルです。アート性の強い作品で、だからこそ新しい2.5次元のジャンルを作り出せたと思います。是非楽しんで頂きたい」と再演の喜びと作品への誇りを表した。

同じく続投の平間良はフィンセント・ファン・ゴッホ役。「昨年出し切ったが、向き合う時間が増えた分、一年間寝かせた分、台詞1個1個に深みが増したような感じがしています」「画家メンバーの4人中3人が新メンバー。新しい風が吹いて、一層さわやかになったのではないか」と、更なる進化を期待させる言葉があふれた。

今回から加わった反橋宗一郎、輝馬、上田堪大、そして続投のKimeruは、若手の画家を演じる。
反橋は「若手4人で歌う『モンマルトルの丘』が一番好き。アフタートークイベントではスペシャルバージョンも歌う」とお楽しみな予告も。
輝馬が「見どころ聞きどころが多い作品。ピアノ1本の生の姿を観て頂きたい。全ての曲が繊細で大胆。肌で感じて好きになって欲しい」と言うと、良知から「そのピアノニストさんの前でアドリブするんだから」と突っ込みが入った。
上田堪大が「兄弟の絆がステキに描かれている。その兄弟に僕たち4人がどうかかわるか、生きざまを観て欲しい」と緊張気味に。
Kimeruは「原作に出ているのはアンリだけ。原作にない僕たち3人がどのようにストーリーに絡んでいるかが見どころだと思います」と話す姿からも、自信と余裕を感じさせてくれた。

【ゲネプロ】

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ゴッホの実の弟・テオ(良知真次)。研ぎ澄まされた視線と身のこなしは、鋭いキャラクターを的確に深く描き出し、その底に隠した悲しさをにじませる。

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才能あふれる兄、ゴッホ(平間良)。その体全体から醸し出す雰囲気を、生で味わって欲しい。

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兄弟を囲む個性が光る若手画家4人。そのハーモニーも聞き逃せない。

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旧体制として立ちふさがるジャン(泉見洋平)と対立するテオ。登場人物たちの宿命、絆・・・そして確執。
19世紀・芸術の香り高いパリの街にあふれていた情熱が迫りくる。

原作を知らなくとも、その緊迫したストーリーと人物像の鮮烈さに夢中になる。
原作ファンなら見どころはさらに多いはず。 そして変幻自在の音楽も聴き逃せない!

公演は3月20日(月・祝)まで、シアター1010にて。

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© 穂積/小学館フラワーコミックスα © ミュージカル「さよならソルシエ」プロジェクト

タイトル ミュージカル「さよならソルシエ」再演
■原作 「さよならソルシエ」(小学館)
■脚本・演出 西田大輔
■音楽 かみむら周平
■出演 テオドルス・ファン・ゴッホ役:良知真次 フィンセント・ファン・ゴッホ 役:平野良 /
ポール・ゴーギャン役:Kimeru / ムッシュ・ボドリアール役:窪寺昭
ジャン・サントロ役:合田雅吏 / ジャン・ジェローム役:泉見洋平 他
■公演日程 2017年3月17日(金)~20日(月・祝)/東京 シアター1010

公式HP: http://www.marv.jp/special/m-sorcier/
公式ブログ:http://ameblo.jp/m-sorcier/
公式Twitter:@m_sorcie