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松岡昌宏『ダニーと紺碧の海』本日開幕! 公開ゲネプロ&囲み取材

2017年5月13日(土)から5月21日(日)まで紀伊國屋ホール、5月27日(土)・28日(日)兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールで上演の舞台「ダニーと紺碧の海」が、東京初日公演に先駆け、ゲネプロと囲み取材を行った。

松岡昌宏の4年ぶりに出演する舞台は、蜷川幸雄の愛弟子、土井ケイトとニューヨークのブロンクスでの男女の2人の物語。
演出は、蜷川幸雄のもとで長く演出助手をつとめ、近年めざましい活躍で読売演劇大賞の優秀演出家賞・最優秀作品賞に続き、菊田一夫演劇賞をした藤田俊太郎。

初日を翌日に控えて公開されたゲネプロでは、シンプルだが工夫を凝らした舞台に、爆発しそうなエネルギーを抱えた会話の応酬が繰り広げられ、絶望と希望のないまぜになった、濃厚なアメリカのにおいが香った。

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傷つきやすい心を拳骨を振り回すことで隠してきた孤独な男・ダニー(松岡)。
過去を悔やみ、現実に疲れて、自分は幸せにはなれないと思っている女・ロバータ(土井)。
ブロンクスの深夜のバーで男と女が出会い、他人なんてどうでもいいはずの2人が、なぜか会話を始めた。

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交わす言葉は荒々しく、無遠慮。
だがなぜか、会話は終わらない。孤独な人間の絶望を「これでもか、これでもか」とさらけ出して、2人は次第に近づいていく。

そして、その先に2人を待っているのは・・・。
現実とつかの間の夢、そして希望。男と女の考え方を圧倒的なエネルギーで生な生しく描き出す。

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カーテンコールが終わった後にも、舞台の余韻が押し寄せ、2人のその後の人生を想像せずにはいられなかった。

 

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ゲネプロ終了後には、囲み取材が行われた。
40才となった松岡にとって「経験したことのない扉を開けたいと挑んだ舞台」。「2時間40分(舞台から)はけることなく、ずっとしゃべりっぱなし」というハードな作品だが、「不器用な男はよくしゃべるから」と役柄を形容して苦笑い。

演出助手時代をよく知る土井から「演出家(になって)は別人」と評された藤田は「今日は蜷川さんの命日」「灰皿や怒号はとばない。愛だけ飛ばしました。後は持って帰って下さい」「稽古場で積み重ねてきたことは間違いがなかった」と自信作であることをアピールした。

公演は、5月21日(日)まで紀伊國屋ホール、5月27日(土)・28日(日)兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールで。

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【公演概要】
公演タイトル : 「ダニーと紺碧の海」
作 : ジョン・パトリック・シャンリィ
演 出 : 藤田俊太郎
出 演 : 松岡昌宏、土井ケイト
企画・製作 : パルコ、兵庫県立芸術文化センター

[東京公演]
公演日程 :2017年5月13日(土)~5月21日(日) 12回公演
会 場 : 紀伊國屋ホール
入場料金 : 8,500円(全席指定・税込)
※未就学児入場不可  ※営利目的の転売禁止
※車イスでご来場予定のお客様は、ご購入席番号を公演前日までにパルコステージ宛にご連絡ください。
一般のお問合せ : パルコステージ 03-3477-5858(月~土 11:00~19:00/日・祝 11:00~15:00)
http://www.parco-play.com/

[兵庫公演]
公演日程 : 2017年5月27日(土)~5月28日(日) 2回公演
会  場 : 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
兵庫県西宮市高松町2-22阪急西宮北口駅南改札口より連絡デッキで直結/JR西宮駅徒歩15分(阪急バス7分)
入場料金 : 7,500円(全席指定・税込)
*未就学児はご入場いただけません。
一般のお問合せ : 芸術文化センターチケットオフィス  0798-68-0255
(10:00AM~5:00PM月曜休*祝日の場合翌日)