「バクマン。」THE STAGEの製作発表会が、7月2日、東京・丸の内ホールにて行われ、ダブル主演の鈴木拡樹と荒牧慶彦、演出・脚本のウォーリー木下、プロデューサーの松田誠が登壇した。
2008年から2012年まで「週刊少年ジャンプ」で連載されていた、大場つぐみ（原作）・小畑健（作画）による大人気マンガ『バクマン。』を鈴木拡樹・荒牧慶彦W主演で舞台化。
「週刊少年ジャンプ」編集部をモデルに、鈴木演じる真城最高(通称:サイコー)と、荒牧演じる高木秋人(通称:シュージンの高校生漫画家コンビが「週刊少年ジャンプ」のトップを目指して奮闘する様子を描く。これまでアニメ化や実写映画化もされてきた話題作がついに舞台化される。
鈴木は、「この作品の舞台化が発表されたとき、想像を超える反響でびっくりしまして、本日も製作発表会に多くの方に集まっていただいてびっくりしています」と驚きを口にし、「映画とはまた違って、生の迫力で皆さまに熱い臨場感を届けるものになると思います。想像を超えるものになって皆さんに楽しんでもらえるように精一杯、務めていきたいです」と意気込んだ。
以前から原作が好きだったという荒牧は「大場つぐみさん、小畑健さんの世界観に、自ら俳優として加われることに誇りと喜びを持って臨みたいと思います」と意気揚々に語り、「頼もしい仲間たちとともに素晴らしい演劇を作り上げていきたいなと思っています」とやる気十分。
舞台化のきっかけは松田プロデューサーと荒牧の何気ない会話からだったそう。松田は「荒牧くんが『バクマン。』が大好きだという話をしていて、『いつか舞台ができたらいいね』と話していたんです」と振り返り、荒牧も「ただただ願望をお話ししていたんです」と述懐。
そこで、「相棒役は誰にする？」という話から、荒牧は「理想ですが、たぶん無理だと思いますが、鈴木拡樹くんがいいです。（一緒に）やりたいですね」と松田に伝えたが、鈴木のキャスティングも荒牧からの提案だったそうで、荒牧は「理想ですけど、多分無理だと思うんですけど、鈴木拡樹くんがいい」と松田に伝えたというが、その夢が実現。鈴木を指名した理由は「“鈴木拡樹”という役者は僕が最も尊敬する役者の一人であり、その拡樹くんと相棒という間柄で芝居をしてみたいという役者の気持ちです」とし、「やりたい作品を共演したい俳優さんとご一緒することができました」と満面の笑みを浮かべる。
ここで、初めてこの事実を初めて知ったという鈴木は、「企画もしていただいて、キャスティングもしていただいて･･･」と荒牧に頭を下げ感謝。「荒牧くんとは何度も共演していますが、同年代でタッグを組むことは少ないので、すごく楽しみです。今までの作品とはまた違った形で過ごすことができて嬉しいです」とニッコリ。
本作の製作について松田は「漫画、アニメ、劇場においても全てがクオリティが高い作品。このタイミングで舞台をやる意味を考え、舞台ならではの『バクマン。』を考えました。新しいことをやりたいと思ったらウォーリーさんの顔が浮かんだんです」と吐露。
今回の演出を務めることとなった木下は「舞台化してこけたら大変だなと思った」とジョークを飛ばしつつ、「舞台は生身の俳優が今、演じているということが魅力の1つ。それを最大限生かしていきたい。舞台上で漫画を描いていてもお客さんにとってはよく分からないので、直感的に分かる仕組みにしようと思っています。想像を超えるものが出来上がると思います」と熱く語った。
また、真城最高と高木秋人のほか、新妻エイジ役：橋本祥平、福田真太役：オレノグラフィティ、平丸一也役：福澤侑、中井巧朗役：村上大樹、佐々木尚役：唐橋充、服部哲役：長谷川朝晴、川口たろう役：片桐仁ら全キャラクターのビジュアルも解禁され、個性豊かな俳優たちによる舞台に期待を寄せた。
最後に荒巻は「『バクマン。』ならではの空気感、夢に向かうということはこんなに素晴らしいことなんだ、こんなに熱い気持ちにさせてくれるんだということを、僕ら自身も持って、見にきてくれた方々にもそういう気持ちを持っていただけるような作品作りをしていきたいと思います」と述べ、鈴木は「こういう話をしているとすぐに稽古をしたい気持ちになってきます。これからが楽しみです」と言い、「演劇はお客様が入って初めて完成するもの。（お客さまも）たくさん想像していたいて、お客さまのピースも1つ加えさせていただいて作品を完成させたいと思っております。劇場でお待ちしています」と声をかけ、製作発表会を終了した。
この日は本作が高校生マンガ家コンビがトップを目指すという夢を追う作品にあわせ、同じように夢を追う学生たちを招待。登壇者たちに直接質問をし熱いトークセッションも繰り広げた。
『バクマン。』とは
2008年から2012年まで｢週刊少年ジャンプ｣（集英社刊）で連載されていた原作：大場つぐみ、漫画：小畑健のコンビによる大人気マンガ。
真城最高（ましろもりたか）（通称：サイコー）と高木秋人（たかぎあきと）（通称：シュージン）の高校生マンガ家コンビが、「週刊少年ジャンプ」のトップを目指して奮闘する様子を描いた作品。「週刊少年ジャンプ」編集部がモデルになっていることで話題になり、2010年から2012年にかけて3期にわたってアニメ化、2015年には実写映画化もされている。
「バクマン。」THE STAGE
【公演期間・劇場】
＜東京公演＞ 2021年10月8日（金）～17日（日） 天王洲 銀河劇場
＜東京公演＞ 2021年10月21日（木）～24日（日） TOKYO DOME CITY HALL
＜大阪公演＞ 2021年10月28日（木）～31日（日） メルパルクホール大阪
【原作】 大場つぐみ 小畑 健「バクマン。」（集英社 ジャンプ コミックス刊）
【演出・脚本】 ウォーリー木下
【音楽】 和田俊輔
【キャスト】
真城最高役 鈴木拡樹
高木秋人役 荒牧慶彦
新妻エイジ役 橋本祥平
福田真太役 オレノグラフィティ
平丸一也役 福澤 侑
中井巧朗役 村上大樹
佐々木 尚役 唐橋 充
服部 哲役 長谷川朝晴
川口たろう役 片桐 仁
【一般発売日】 2021年9月12日（日）10:00
【チケット料金】 S席¥12,000 ・A席¥8,000（全席指定／税込）
【チケット取扱い】
チケットぴあ https://w.pia.jp/t/bakuman-stage/
銀河劇場チケットセンター ※天王洲 銀河劇場公演分のみ取り扱い
https://www.gingeki.jp
TEL:03-5769-0011（平日10:00～18:00）
【チケットに関するお問い合わせ】
チケットぴあ information2@pia.co.jp
【公演に関するお問い合わせ】
ネルケプランニング TEL：03-3715-5624（平日11:00～18:00）
https://www.nelke.co.jp/about/contact1.php
【監修】 集英社
【票券協力】 ぴあ
【協賛】 株式会社セブン-イレブン・ジャパン
【協力】 一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会
【主催】 「バクマン。」THE STAGE製作委員会
【公式サイト】 https://bakuman-stage.com
【公式Twitter】 @bakuman_stage
©大場つぐみ・小畑健／集英社・「バクマン。」THE STAGE製作委員会
