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ドラマ「平成ばしる」稲葉友インタビュー! 稲葉友の大晦日の思い出は? 「豪華なキャスティングは僕にとってご褒美!」

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テレビ、ラジオ、インターネット、メディアの境界を超えた異色コラボが実現した“多メディア”混乱パニックコメディ、ドラマ「平成ばしる」が2018年の年の瀬に放送される!

舞台は『テレビ朝日』!『J-WAVE』!『AbemaTV』! 六本木ヒルズに集まる実在のメディアが前代未聞の総協力でお届けする今作。新進気鋭クリエーター松井大吾が監督・脚本を務め、主演に稲葉友、ヒロインに阿部純子というフレッシュな顔が揃い、松重豊を始め、豪華タレントたちが本人役で多数出演する。
東京のど真ん中・六本木を激走する猫宮役の稲葉友に話を聞いた。

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― ドラマ主演を務める今のお気持ちはいかがですか?
(主演と言われて)おお!って感じです。肩書きに怯えるタイプなので(笑)、プレッシャーや不安もありますが、やっぱり主演って楽しいなって思います。役者の中で一番多くの人と関われるし、現場にいる時間も長い。みんなとお芝居できるのが楽しいです。

― 今回は、稲葉さんが日ごろお世話になっているAPという役がらです。特に気にしたことはありますか?
今回、職業についてはあまり掘り下げる作業はしませんでした。職業の内容うんぬんというより、みんな普段お仕事をしていて「あ、こんな人いるな」と感じることや、壁にぶつかることもある。そういうところに焦点を当てて演じました。

― どこの会社にいても、どんな仕事でもトラブルが起きたり、上手く回らなくてドタバタしたりすることはありますよね。
新人の時期を過ぎて、でもベテランでもない。仕事を理解し始めてきたけれど「自分はどうして(この仕事を)続けているんだろう・・・」と、わからなくなる時ってあると思うんです。でもまだ熱を持っていて青臭いことを言うこともあって。そういうところを描いていければいいなと。

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― 視聴者の皆さんは、等身大の稲葉さんだと思ってご覧になると思います。
そうだと嬉しいですね。実年齢も猫宮と同じ25歳ですし、大学4年通って新卒で社会人になった地元の友達も話をしていると、こんな感じなんですよ。社会人になって3~4年目になると1~2年目の時とは話の内容も変わってくる。「へぇ、そうなんだ」と聞いていたものがこの物語にあるんです。自分がこの年齢で演じることができてよかったなと思っています。

― また、ドラマをご覧になる皆さんは、普段見られないテレビ局やラジオ局などの内側が見られるということも楽しみかと。
そうですね。皆さんがどう観てくださるんだろうと思って。特に僕はJ-WAVEではレギュラー出演させていただいているので、もう身内的な感覚。外から見たらどんな感じなんだろう・・・と、凄く不思議な気持ちです。皆さんのリアクションが気になっていますが、一番は働いている人たちの気持ちに共感してもらえると嬉しいです。

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― バタバタしているというか、本当によく走っているようですね。
タイトルが「平成ばしる」ですからね。想像以上に走ってます(笑)。撮影初日から凄く(笑)。

― 撮影で大変だったことは? 走ること?
でも、ずっと楽しかったです。大変だったことってあったかな? 目の前のことを解決しようと必死になっている結果がドタバタになっているわけで。とにかく楽はしないようにしよう、冬だけど汗をかこうと思って臨みました。エネルギーに溢れていたので、体力は使いました。

― 物語が目まぐるしく進んでいくわけですね。
あっという間の1時間なので、途中でトイレに行かないでほしいです(笑)。放送がちょうど年末仕事終わり(であろう)の金曜日の深夜なので、「今年も終わったなぁ~」と思いながら、ちょっとのんびりしながら見ていただければ。

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― 実名で出演されていらっしゃる方々の顔揃いも凄いです。
はい、凄いです。感慨深いです。特に松重さんとの共演は4度目ですが、がっちり向き合うのがデビュー作以来なんです。僕にとって松重さんが初めての大御所俳優さん。改めて向き合えたのが自分の主演作品だったので、とても嬉しくてありがたかったです。松居さんとも付き合いが長いし、(石崎)ひゅーいさんがひゅーいさんとして歌を歌ってくださるのも最高! 芸人さんもたくさん出演してくださっていて、嬉しくて怖いくらいです。
皆さんがよくご存知の俳優さんももちろん、僕が演劇でお世話になっている先輩などが集まっていて、凄く贅沢です。1時間ではもったいないけど、連ドラになったら(体力的に)死んじゃうかも(笑)。

― そんな濃いキャラクターが揃った現場をまとめる松居監督と一緒にお仕事されていかがでしたか?
松居さんゆえに集まっているキャスティングなので、監督の人柄だと思います。僕は出演しませんが、2月7日から上演されるラジオ局J-WAVE とのコラボレーション舞台「みみばしる」に出演される俳優さんたちも今作にたくさん出ていただいています。そんな中でお仕事できる幸せ、僕にとってご褒美のようなものです。

― ドラマは大晦日のお話ですが、稲葉さんご自身の大晦日の思い出があったら教えてください。
子供の頃は毎年、父の実家のおばあちゃんちに行っていたんです。そこで3年連続風邪を引いてました(笑)。あと、7歳のときの印象深い思い出があります。おばあちゃんちの近くの神社で大晦日に花火が打ち上げられるんですが、それを見に行ったとき隣に立っていた母親が「これからは君たちの時代だよ」と何げなく言って、その言葉を今でも覚えていて心に残っています。ちょうど20世紀を終え、21世紀を迎えるときでした。
そのせいか、この平成の終わりに関しては特別な思いはないんです。たしかに激動の時代だったし、時代のうねりのようなものは感じていますが、自分の中ではあくまで途中。平成時代では区切れないものがあります。平成生まれですしね。

― それでは、今年1年を振り返っていかがですか?
いい年だったとも思うし、色々凹むこともあった年。例年通りだったかな。本当の最高、最悪がまだ分からないんです。毎年いいことあって毎年キツイこともあるし、ステキな出会いもたくさんある。今年も新しい経験がたくさんできました。キツかったことのほうが多かったぶん、来年はもっと飛躍できるかなと思います。まだまだ道途中という感じです。

― 来年はどんな年にしたいですか?
堅実に今年悔しかったことを消化してステップアップしたいです。あと、男の27歳って重要だと思っているのでそれにつながる年にしていきたいです。自分の兄2人を見ていてもそう思うことがあるんです。そのためにもこのドラマのように熱くドタバタとしていたいですね。

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― 稲葉さんから見たこのドラマの見どころは?
まず、ひゅーいさんのライブシーンは半端ないです。凄すぎます。あと、失敗起こした猫宮が落ち込んで、屋上庭園で猫宮と彩香が話すシーンがあるのですが、この場面はドラマの見どころになっていて伝えたいことが詰まっていると思います。ぜひ注目していただきたいです。

― 最後にドラマをご覧になる皆さんへメッセージをお願いします。
師走にピッタリのパニックコメディードラマです。みんなが仕事納めであろう28日金曜日、飲んで帰ってきたくらいの時間に観るのにちょうどいい温度感です。実力派のステキな俳優さんもたくさん出ています。ぜひお楽しみに!!

ドラマ「平成ばしる」
テレビ朝日 2018年12月28日(金)24:20~25:20
(※関東ローカル)
監督:松居大悟
脚本:きたむらけんじ、松居大悟
出演:稲葉友 阿部純子
松重豊 本仮屋ユイカ 石崎ひゅーい 他

<あらすじ>
2018年12月31日。テレビ朝日では『東京らふストーリー』の収録が行われ、APの猫宮唯(稲葉)は2本目の収録の特別ゲスト・松重豊(松重)の出迎えへ。だが途中、スタッフ用に用意した年越しそばが足りないことに気付き、先にスーパーへ向かうことにする。同時刻、J-WAVEは生放送中の番組対応でスタッフがバタバタ。そんな中で、番組内で紹介するそばを運んでいた江國彩香(阿部)が転倒! そばを全てこぼしてしまい、慌てて代わりのそばを買いに走ることになる。しかしこの年末で、どこもそばだけが売り切れ……。諦めかけたその時、大量のそばをカゴに入れた猫宮が目の前を通り過ぎた。テレビ朝日のスタッフパスを付けていることに希望を見出した彩香は猫宮に「そばを一つ分けてください!」と頼むが、猫宮は冷たい対応。
「同業者なら分かるでしょ!?」「ラジオだったら音でなんとかなるでしょ!?」言い争いをしている中、猫宮に着信が。予定時刻よりも早く来たゲストの松重がテレビ朝日の入り口に誰もいないため、六本木ヒルズの車寄せに移動してしまったというのだ。その場所が分からない猫宮が焦っていると、彩香が「近道、知ってるなぁ」とポツリ。2人は話し合いの結果、彩香が松重の迎えに、猫宮がJ-WAVEのスタジオにそばを届けに走るが……!?

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