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『笑いのカイブツ』完成披露舞台挨拶 in 大阪! 岡山天音、ロケ地・大阪での最速上映に「嬉しいじゃ収まらないくらい感慨深い」

主演:岡山天音×監督:滝本憲吾

タイトル

2024年1月5日(金)テアトル新宿ほか全国ロードショー

岡山天音、ツチヤタカユキ(原作者)、滝本憲吾監督 登壇
完成披露舞台挨拶 in 大阪

ロケ地・大阪での最速上映に岡山天音「嬉しいじゃ収まらないくらい感慨深い」
原作者ツチヤ「メーター振り切った演技。とんでもない才能!」
滝本監督「岡山演じるツチヤは、最高!」

笑いのカイブツ_大阪完成披露舞台挨拶1

主演:岡山天音×監督:滝本憲吾の最新作『笑いのカイブツ』が、2024年1月5日(金)よりテアトル新宿ほか全国公開する。公開に先立ち、11月28日(火)にロケ地の大阪で国内最速となる舞台挨拶付き完成披露上映会を開催。岡山天音、ツチヤタカユキ(原作者)、滝本憲吾監督が登壇した。

東京に先駆けて、ロケ地である大阪で完成披露を行なった『笑いのカイブツ』。いち早く本作を観たいと駆けつけた熱気溢れる満席の会場に、主演の岡山天音、監督の滝本憲吾、原作者のツチヤタカユキが登場。

岡山「ようやくはじめてみなさんにご覧いただける機会が来たことをとても嬉しく思っています」、滝本監督「これでもくらえ!という意気込みで作品を作りました。岡山さんとツチヤさんの原作のパワーも相まって、力強い作品ができたと思っています」と感慨深い表情で挨拶。原作者で大阪を拠点に活動するツチヤは、「実はこの映画館は家からすごく近くて。普段からよく行く場所で自分が原作の映画が上映されるということが嬉しいし、光栄。ちょっとヤラシイ話ですが、これまで何度も通って結構な金額を使わせていただいてきたので、本作の上映の際にはぜひ社をあげて特別扱いしていただければ」と、笑いも誘いつつ、初お披露目となった本作への想いを語った。

また、不器用で人間関係も不得意。自分が信じる“笑い”を信じ猛進する主人公のツチヤを演じた岡山は、「原作を読んだ時から、ツチヤというキャラクターを自分と遠い存在だと感じたことはあまりなく、理解できました。カイブツにシンパシーを感じるのはどうなのかわかりませんが、主人公としては珍しいキャラクターで存在感もある。加えて、数年間を描いているということもあり、ディティールも含めどう演じるかは監督とも話し合いながら作っていきました」と役柄について振り返った。

一方、本作を一足先に見た原作者のツチヤは「映画では、普段の穏やかな岡山さんからは想像できないくらいメーターを振り切った演技を見せてくれて、とんでもない才能だなと。撮影現場を見に行った時も、「あしたのジョー」が灰になったところみたいな雰囲気があった」と、岡山の役作りを絶賛。滝本監督も撮影時を振り返り、「岡山さんが演じたツチヤは『最高』でした」と賛辞を贈りつつ、「(岡山さんは)一番しんどかったと思う。監督としては俳優部がベストを尽くせる環境を作るしかないなと思っていました。岡山さんは、台本を深く読み込んでくれる役者なので、面白い表現を毎シーンしてくれる。ありがたかった」と語った。

笑いのカイブツ_大阪完成披露舞台挨拶2

また、仲野太賀、菅田将暉、松本穂香など同世代のキャストとの共演について岡山は、「16歳で初めてドラマに出演したんですが、その時にすでに菅田くん、(仲野)太賀くんは同級生役としていて。本作は、自分の中の『カイブツ』と対峙する感覚だったので、作品にいてくれて救いだったし、とても温かかったです」。それを受け、滝本監督も「俳優たちの演技はもちろん良かった。岡山さんを主演として盛り立てているし、友情もいいなと。もちろん役者としてもプロフェッショナルですし、いい環境でした」と振り返った。

また、劇中の関西弁での自然な演技について問われ、岡山は、「最初は芸人さんで(方言や話し方を)参考にする人を探すことも考えたが、オリジナルな人物なのでなかなかいなかった」と語りつつ、「(関西弁での演技は)本当に大変でした。俳優として出演もしている方言指導の方とマンツーマンで練習しました。そのおかげです」と謙遜。滝本監督も「ヘビーな気持ちを維持しながら話す関西弁は相当大変。(今日来ているお客様は全員大阪の方なので)チェックが厳しいかもしれないけど、かかってこいですね!」、ツチヤも「途中まで関西の人かと思いました」と太鼓判を押した。

また、改めて自身の私小説の映画化の感想を問われツチヤは、「原作は尖った作品。映画化されることでマイルドになるかと思っていたが、ハバネロの量はそのまま。現代でこんな表現していいの?!というくらい、原作に対する愛を感じて幸せな気持ちになりました」と感無量の面持ちで語った。

最後に、ツチヤが「大阪の人が今日はたくさん来ている、みんなが育った街を舞台にした映画。皆さんは、世界で最初にこの映画を見ることができるので、特別に熱のこもった応援がないと3人は路頭に迷います。ぜひ応援よろしくお願いします」、滝本監督も「2時間たっぷり“岡山天音”を堪能して欲しい。彼のことが何倍も好きになる映画だと思います」、岡山は「ついに一人ひとりに作品が届くと思うと、嬉しいじゃ収まらないくらい感慨深いです。ツチヤという、こんな風に命を繋いだ人間が生きていることを心の片隅に置いてもらえれば。今日を迎えられて嬉しく思います」と締めくくり、大きな拍手のなか舞台挨拶は終了した。

また、大阪に続き、12月12日(火)には東京でも完成披露舞台挨拶の開催が決定。岡山天音、ツチヤタカユキ、滝本監督に加え、仲野太賀、松本穂香、片岡礼子の登壇も予定している。

主演:岡山天音×監督:滝本憲吾×原作:ツチヤタカユキ
笑いに取り憑かれた男の類(たぐ)い稀(まれ)なる半生。魂に突き刺さる衝撃の実話

何をするにも不器用。人間関係も不得意なツチヤタカユキの生きがいは、「レジェンド」になるためテレビの大喜利番組にネタを投稿すること。狂ったように毎日ネタを考え続けて、6年。実力が認められてお笑い劇場の作家見習いになるが、笑いだけを追求し、常識から逸脱した行動をとるツチヤは周囲から理解されずに淘汰されてしまう。自暴自棄になりながらも笑いを諦め切れず、ラジオ番組にネタを投稿する“ハガキ職人”になると、次第に注目を集め、尊敬する芸人から声が掛かるが──。

原作は、Web連載で熱狂的に支持され、書籍化された“伝説のハガキ職人”ツチヤタカユキ氏による同名私小説。笑いにのみ人生を捧げる実在の人物の痛いほどに純粋で激烈な半生を、井筒和幸、中島哲也、廣木隆一など名だたる名匠のもとで助監督を務め、本作で満を持しての長編商業映画デビューを果たす気鋭・滝本憲吾監督が映画化する。主人公のツチヤを演じるのは話題作への出演が続く、日本映画界に欠かせない実力派俳優・岡山天音。さらに、仲野太賀、菅田将暉、松本穂香、片岡礼子と名優たちが集結、驚異的なアンサンブルで物語へと引き込む。世の中の不条理にもがき苦しみながらも笑いに猛進するツチヤと、その熱量に突き動かされていく人たち。観る者の魂に突き刺さる、圧倒的な人間ドラマが誕生した。

笑いのカイブツ_本ビジュアル

『笑いのカイブツ』
【あらすじ】
笑いに人生を捧げるツチヤタカユキは毎日気が狂うほどにネタを考える日々を過ごしていた。念願叶ってお笑い劇場の小屋付き作家見習いになるも、愚直で不器用なツチヤは他人には理解されず淘汰されてしまう。失望していた彼を救ったのはある芸人のラジオ番組だった。番組にネタや大喜利の回答を送るハガキ職人として再びお笑いに人生をかけていた矢先、「東京に来て一緒にお笑いやろう」と憧れの芸人からラジオ番組を通して声がかかった。そんなツチヤは東京で必死に馴染もうとするが…。

岡山天音
片岡礼子 松本穂香
前原滉 板橋駿谷 淡梨 前田旺志郎 管勇毅 松角洋平
菅田将暉 仲野太賀

監督:滝本憲吾 原作:ツチヤタカユキ『笑いのカイブツ』(文春文庫)
脚本:滝本憲吾、足立紳、山口智之、成宏基
グゼクティブプロデューサー:成宏基 プロデューサー:前原美野里
音楽:村山☆潤
企画・制作・プロデュース:アニモプロデュース 企画協力:文藝春秋
製作:「笑いのカイブツ」製作委員会
配給:ショウゲート、アニモプロデュース  宣伝協力:SUNDAE

©︎2023「笑いのカイブツ」製作委員会
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
2023年/日本/アメリカンビスタ/5.1ch/カラー/116分/映倫区分G
sundae-films.com/warai-kaibutsu

2024年1月5日(金)テアトル新宿ほか全国ロードショー