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磯村勇斗、恋愛相談でエール! 自身の初恋デートでは反省!? 「どうして手を繋がなかったの?」 映画『Summer of 85』リモート舞台挨拶

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映画『Summer of 85』リモート舞台挨拶付きプレミア上映会イベントが、8月12日に行われ、本作のスペシャルミュージックビデオのナレーションを務めた、磯村勇斗が登壇した。

フランス映画界の巨匠フランソワ・オゾンの最新作『Summer of 85』は、英作家エイダン・チェンバーズによる青春小説「Dance on my Grave」(おれの墓で踊れ/徳間書店)を原作に、17歳で本小説と出会い感銘を受けたオゾン監督が、約35年の時を経て映像化。1985年夏のフランスを舞台に、少年たちの瑞々しい初恋と生涯忘れられない“6週間の青春”を描く、儚くも美しいラブストーリー。

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大好評を得ているミュージックビデオのナレーションについて、磯村は「非常に緊張しました」と一言。「アレックスの気持ちを伝えるということで、感情を入れすぎても邪魔になってしまうし、平坦すぎると伝わらない。世界観を邪魔しないように監督と相談しながら臨みました」と振り返りつつ、アレックス役のフェリックス・ルフェーヴルとダヴィド役のバンジャマン・ヴォワザンの演技、さらにオゾン監督の手腕を絶賛。

また、全編フィルムで撮影されている本作。フィルム撮影の現場も増えてきたという磯村は「フィルムの質感がより作品の世界を引き立てていたと感じました。ざらざらした質感や色味はデジタルでは出せない。特に夕日のオレンジ色はデジタルでは出せない、鮮やかではない、けれど美しさがありました」と述べた。

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本作の内容にちなみ、MCから初恋の思い出を聞かれると、「え?初恋ですか?」と戸惑いながらも「中学生の時ですね。思い出の小学校に行ってデートしました」と告白。しかし、「その日の夜、『なんで手をつながなかったの? 嫌いなの?』って、メールがきて・・・。好きな人とは手をつながなきゃいけなかったんだと気づいて」と猛反省。「それ以来、好きな人と出かけるときは手汗をかくほど意識するようになりました。トラウマみたいになっちゃって(笑)」と打ち明けた。

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イベントでは劇場の観客と事前にTwitterで寄せられた “恋愛相談”に全力で答えた磯村。「好きってなんでしょう?」という質問には「マンネリ化しているカップルなのかな? 刺激を与えるとまた盛り上がるかも。ケツバットをしてみるとか(笑) 。日常と違うことをするっていう意味でね。陶芸でもいいし、相手の違う魅力に気づくことができるのでは」」と答え、「好きな人と話すと緊張してしまうけれど、どうしたらいい?」という問いには「少しずつ慣れていくことがいい」。「僕も偉い人がいる会議とかは苦手だけれど、相手のことを知ろうと思って参加すると楽しくなる。興味を持つことで苦手なことを克服しようとしています」と苦手意識を克服するアドバイスも。

「仕事と恋愛、自分の時間のバランスを取るためにはどうしたらいい?」という悩みには、「僕も両立が難しくてバランスが取れないんです。でも、バランスを取ろうと思うとストレスになるから、その日の気分で動けばいいかと。今日は恋愛、今日は仕事・・・というように。無意識にバランスが取れていることもあると思う」と話した。

さらに、「磯村さん的にはどこからが恋ですか?」との質問には「YUIさんの『CHE.R.RY』を聴いて共感したら、恋じゃないでしょうか」と笑顔で回答。ほかにも多くの質問に真摯に答え恋する人たちにエールを送っていた。

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最後に「『Summer of 85』はアレックスとダヴィドの6週間の短い時間の中に初恋から悲しい別れまで、長い時間をかけて人生で経験するはずの心情が詰まっています。ぜひそれを一緒に劇場で体験していただきたいなと思います。そして、観終わったあとにご自分の初恋を思い出していただけたらなと思います」とメッセージを送り、イベントを締めくくった。

★磯村勇斗ナレーション入り “耳で恋する”スペシャルMV

『Summer of 85』第1弾ビジュアル

映画『Summer of 85』
<STORY>
セーリングを楽しもうとヨットで一人沖に出た16歳のアレックス。突然の嵐に見舞われ転覆した彼を救助したのは、18歳のダヴィド。二人は急速に惹かれ合い、友情を超えやがて恋愛感情で結ばれる。アレックスにとってはこれが初めての恋だった。互いに深く想い合う中、ダヴィドの提案で「どちらかが先に死んだら、残された方はその墓の上で踊る」という誓いを立てる二人。しかし、ダヴィドの不慮の事故によって恋焦がれた日々は突如終わりを迎える。悲しみと絶望に暮れ、生きる希望を失ったアレックスを突き動かしたのは、ダヴィドとあの夜に交わした誓いだった─。

監督・脚本:フランソワ・オゾン
出演:フェリックス・ルフェーヴル、バンジャマン・ヴォワザン、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、メルヴィル・プポー
配給:フラッグ、クロックワークス
【PG-12】
原題:Ete 85/英題:Summer of 85
公式サイト:http://summer85.jp/
公式Twitter/Instagram:@summer85movie
© 2020-MANDARIN PRODUCTION-FOZ-France 2 CINÉMA–PLAYTIME PRODUCTION-SCOPE PICTURES

8月20日(金) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、
Bunkamuraル・シネマ、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国順次公開