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荒木宏文を共演者が絶賛! 長妻怜央、天然ぶりを 松田凌に明かされる?「緊張したら人を書いて舐めるといい」!? 映画『漆黒天 -終の語り-』初日舞台挨拶

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映画『漆黑天 -終の語り-』の初日舞台挨拶が6月24日、東京・新宿バルト9にて行われ、主演の荒木宏文をはじめ、共演の小宮有紗、松田凌、長妻怜央、鈴木裕樹、唐橋充が登壇した。

本作は映画と舞台を完全連動させるプロジェクト【ムビ×ステ】の第三弾。映画の主人公は記憶をなくした流浪の男。記憶を追い求める中、数々の刺客たちに狙われる。いったい彼はなぜ襲われるのか…。謎多き男をめぐる本格派ミステリー時代劇。映画は舞台『漆黒天 -始の語り-』へと続いていく。

映画・舞台ともに主人公となる「名無し」を荒木宏文が主演を務め、そして、映画の脚本、舞台の作・演出には、 舞台『刀剣乱舞』シリーズや、舞台『TRUMPシリーズ』などの脚本・演出を手掛ける末満健一が担当。映画の監督・アクション監督は、「仮面ライダー」や「スーパー戦隊」、「ウルトラマン」など特撮作品で第一線を走るアクションの名手・坂本浩一が担う。

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公開を迎え、荒木は「朝からたくさんの方が観に来てくれて、本当に嬉しいです。幸せです」と感慨深げ。撮影について「楽しかったです!めちゃくちゃ」と笑顔で振り返ると、長妻が「休憩中も常に殺陣をされていて、闘志がみなぎりまくっている状態で撮影に臨んでいらした。素晴らしい方だなと尊敬させていただきました」と荒木を褒めちぎる。

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松田も「座長として背中が大きいんです。誰よりもスケジュールが大変で、寝ているかな・・・というくらいなのに、滞在所から撮影所までを40分かけて歩いて往復していたんですよ。自己管理の徹底ぶりや、現場での立ち振る舞い、お芝居、これまでこんな完璧な人とお会いしたことがない。ご一緒できて良かったです」と絶賛し、共演を喜んだ。

荒木が撮影場所に40分かけて歩いていたことに皆が驚くと、荒木は「行きは、撮影までに体を起こしておかないといけないのでちょうどいいし、帰りはクールダウンできる。次の日の段取りを確認しながら」とさらり。

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小宮は、荒木に「とても頼もしかったです! いるだけで安心する存在感で、ありがとうございました!」と感謝する。

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玄馬宗吉(げんばそうきち)役の唐橋は「ずっと糸がピンと張ったような緊張ということはなく、いつも自然体で行こうという信念を感じました」と荒木の印象を語り、「後輩のこと、役の事、自身の体調のことを考えているけれど、煮詰まっているという感じではなんです。カッコいいなと」と称えた。

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玖良間士道(くらましどう)を演じる鈴木は撮休日に荒木と2人で京都の町を歩いたことを明かし、「古着屋を巡って、荒木が選んだ服を僕が買いました。あんなにすごい芝居をしているのに、ファッションセンスもあって凄い!」と述べ、荒木を照れさせた。

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また、ごろつきの邑麻兄弟の兄・二郎太を演じる松田と、弟・三郎太を演じる長妻の間がらも劇中の見どころの一つ。松田は長妻について「さっき、控室で長妻くんに『緊張する』って言ったら、『人を(手に書いて)舐めるといいですよ』って言ったんです」と告白。「僕の言い方もおかしいかもしれなかったけど、『人って食べるものじゃなかったっけ?』って返したら、彼は『確かに食べたほうが美味しいかもね』って。愛され力も含めて凄いなと思いました(笑)」とエピソードを披露し、会場の笑いを誘う。

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その言葉に長妻は「ちょっと緊張していたので、ちょっと舐めました、食べました」と照れ笑い。長妻は「松田さんは本当にストイックな方。ずっとお仕事をしたいと思っていた」と憧れの松田との兄弟役を喜ぶと、そんな仲睦まじい2人を見ていた荒木は「ずっと一緒にいましたよね。初共演には思えない」と言って、ほほ笑んだ。

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劇中で、「見えていることが全て正しいとは限らない」というセリフがあることから、荒木は「刃先は自分に向けるべきだ」と、役を通して感じたと語る。「最強の男を演じるにあたって何が最強なのかを考えていて。敵を制圧し勝利し、敗者を生むことと考えがちですが、自分を律するために強くならなきゃいけないんだということが分かった。それをジムでサンドバックを殴っていて気付きました。おかげで拳がアザだらけになりましたが(笑)」と常にストイックに向かう姿を吐露。

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記憶を無くした“名無し”にちなみ、「忘れたいけど忘れられない記憶、恥ずかしかったことは?」と問われると、荒木は「ないですね。僕の脳は忘れたいことはちゃんと忘れるので、覚えていることはありません!(笑)」と先手を打って答える。

小宮は「戦隊を撮影していた時に、撮影所の近くに住んでいたんですが、朝早くて寝ぼけていてブラしないまま撮影所に行っちゃったことがあって」とまさかのぶっちゃけエピソードを。「着替える時に気づいたんですが、スタッフさんたちに促されて家に戻ったんですが、面倒くさいなと思って・・・。ベンチコートとか着ていると気が付かないんです」と続け、会場を沸かせた。

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最後に荒木が「表と裏、光と影が表裏一体となっている部分が多く、作品を見るコンディションが違えば、着地する答えも変わってくる作品。何度も見ていただけたら嬉しいです」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。

漆黒天キービジュアルs
【ストーリー】
「この町で……俺を見たことはないか?」ぼろを纏った男(荒木宏文)が江戸の町に現れた。
男はなりゆきから喜多(小宮有紗)というコソ泥女を助ける。喜多は「助けてくれた」お礼にと、記憶を失くした男に<名無し>の名を与えて、狂言作者の玄馬(唐橋充)、ごろつきの邑麻兄弟(松田凌・長妻怜央)らを巻き込みその素性の手がかりを求めはじめる。
現状で名無しについてわかっている事実は、どうやら自分は謎の剣客たちに命を狙われている、ということ。
しかもその度に圧倒的な剣技で返り討ちにしてきたらしい。なぜ自分がこれほどまでに強いのかも思い出せない。
だが、町で悪事の限りを尽くしてきたという<日陰党>の名を聞いた時、記憶の中にただひとつ残る<愛する者の死に際>が思い出される。
同じ頃、与力である玖良間士道(鈴木裕樹)や皿月壬午(小澤雄太)はある計画を実行に移そうとしていた。

愛する者の死の記憶、尋常ならざる剣の腕、その命をつけ狙う謎の刺客たち
……どうやらこの男には、何かある。

【ムビ×ステ】とは
ひとつの作品世界で語られる「ムービー(映画)」と「ステージ(演劇)」を公開&上演するプロジェクト。
映画と演劇はそれぞれ独立した作品ながら、物語は連動。メディアの境界線を行き来する物語は、これまでにない新しい感覚を呼び覚ましている。プロジェクト第一弾は、映画『GOZEN-純恋の剣-』(2019年7月公開)、舞台『GOZEN-狂乱の剣-』(2019年9月東京・大阪上演)を製作。第二弾は、映画『死神遣いの事件帖 – 傀儡夜曲-』(2020年6月公開)、舞台『死神遣いの事件帖 –鎮魂協曲-』(2020年7月・8月上演)を製作。第三弾となる本作では、ワタナベエンターテインメントとともに、【ムビ×ステ】としてより連動した新作をお届けする。

◆予告編

【映画 2022年6月24日公開】
出演 :
荒木宏文
小宮有紗 松田凌 長妻怜央(7ORDER)
橋本祥平 松本寛也 / 小島藤子
梅津瑞樹 小澤雄太 鈴木裕樹
唐橋充 / 宇梶剛士

脚本 : 末満健一
監督・アクション監督 : 坂本浩一

【舞台 2022年8月上演】
出演 :
荒木宏文
松田凌 長妻怜央(7ORDER) 梅津瑞樹 / 小島藤子
橋本祥平 松本寛也 加藤大悟 安田桃太郎
小澤雄太 鈴木裕樹

作・演出 : 末満健一

公式HP : https://toei-movie-st.com/ ※映画舞台共通
著作権表記 : @2022 movie-st ※映画舞台共通

映画『漆黒天 -終の語り-』
2022年6月24日 (金) 新宿バルト9ほかにて公開

舞台『漆黒天 -始の語り-』
2022年8・9月 東京、大阪にて上演