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シュー・グァンハン来日! 日本の美しい景色に感激しきり! 「この映画は大人の魂が宿っている」とアピールも! 映画『青春 18×2 君へと続く道』 来日記者会見

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映画『青春18×2 君へと続く道』の 来日記者会見が、3月27日、ホテル雅叙園東京にて行われ、W主演のシュー・グァンハンと清原果耶、監督の藤井道人が登壇した。

藤井道人監督最新作にして初の国際プロジェクト、日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』。本作は、エッセイ「青春18×2 日本慢車流浪記」を原作に、台湾の超人気スター俳優 シュー・グァンハン演じるジミーと、日本の若手実力派女優、清原果耶演じるアミが【日本×台湾】【18年前×現在】を舞台に紡ぐ、切なくも美しいラブストーリー。

18年前の台湾で、高校生のジミー(演:シュー・グァンハン)は日本から来たバックパッカー・アミ(演:清原果耶)と出会い恋に落ちる。そして18年後、彼女と交わした約束から、ジミーは日本を旅することになる。さらに、ジミーが日本を旅する中で出会う個性豊かで魅力的な人々に道枝駿佑、黒木華、松重豊、黒木瞳らが演じ、Mr.Children が奏でる主題歌「記憶の旅 人」が切なく儚い恋模様を彩っている。

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日本の公開に先駆け、3月14日に世界最速で台湾にて公開。初日興行収入No.1となる大ヒットスタートしたことを受け、主演のシュー・グァンハンが来日。

冒頭の挨拶で、グァンハンは流ちょうな日本語で「美味しいご飯、食べましたか?」と呼びかけ会場を和ませる。日本公開を前に念願の来日を果たしたことに、「たいへん興奮していますし、うれしく思っています。この映画は台湾ではすでに公開されていますが、その時は監督をはじめ、皆さんが台湾にいらしてくださいました。そして今回は自分が日本に来ることが叶い、お互いに旅をしているような感じがして楽しいです」と、本作の台湾と日本の旅に絡めて万感の思いを口にした。

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日本が好きだと公言しているグァンハンは「日本の街をブラブラするのが好き。日本の食べ物が大好きです。美味しいものがたくさんありますよね」とニッコリ。特に今回のロケ地となった長野県の松本市と福島県南会津郡の只見町は印象的だったそうで、「幸運なことに今回は俳優の仕事として日本を訪れたので。撮影でいろいろと知らないところに行くことができました。松本市は静かな環境で、水がきれいで、清らかな感じがしました。そして福島県の只見町は大自然が本当に美しくて壮観でした。撮影をしていない時に周囲の景色を見渡すと本当にすばらしい景色だなと思って、心から感嘆していました」と感激しきり。

台湾ではあまり見ることがない雪景色には「心から美しいと感じました。撮影はほとんど電車の中でしたが、(撮影していないときに)その美しい景色を写真に収めました。時間が限られている撮影だったので、まるでフェイクドキュメント映画を撮っている感じでした。(道枝演じる)幸次とお別れするシーンは、本当に電車で“バイバイ”してそのまま(別れた)でしたから(笑)。制約の中にロマンがありました」と、新しい体験を述懐。

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一方の清原も台湾の撮影を振り返り、「私はほとんど台湾での撮影だったので、最初は環境に慣れるまで時間がかかるだろうなと思っていたのですが、グァンハンさんをはじめキャストの皆さんが温かく迎えてくださったので、緊張しすぎることなく、柔らかで温かい気持ちで現場に行くことができました。本当にありがたかったです」と感謝の気持を表した。

18歳と36歳の役を演じたグァンハンだが、その役作りについて「36歳は今の自分に近いので、2年後はどうなっているのかなと想像しながら演じました。18歳の役は以前にもやったことがあるのですが、また違うチャレンジ。いかに違う側面を見せられるかじっくりと考えれ取り組みました」と話す。

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そんなグァンハンをキャスティングした監督は、「面談のときから静かさと情熱を感じていた。18歳と36歳の変化を見事に見せてくれて感動しました」とグァンハンに太鼓判を押す。

台湾の反響を直に受けてきた監督と清原だが、「本当に熱が凄い」と清原。監督も「舞台挨拶も凄かったです。Q&Aの時は学校の授業のように手があがるんです。作業についてもシェアしたいという気持ちが伝わってきて、作品に対するリスペクトが感じられました」と興奮した様子。

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台湾では公開するやいなや大ヒット公開中で、今後も香港、シンガポール、マレーシア、韓国などアジア10以上の地域で公開が続々と決定している。グァンハンは、「今回、私たちは日本のすばらしい俳優陣、そして監督をはじめとしたスタッフの皆さんと、本当に力を込めて、このようなすばらしい作品を作り上げました。そんな作品がアジア各地で公開されると聞き、嬉しいですし光栄です」と述べる。

清原は「緊張します」としながらも、「映画は世界共通の文化。多くの方に届くことを願っています」と吐露。監督は「世界各地での公開は当初からの目標の1つでもありましたし、この映画のテーマ自体が“旅”ということもありますので、この映画が旅をしながら、アジア各地に届けられるということ自体がまるでツアーのように思えて、感慨深いです」としみじみ。

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本作は藤井監督初挑戦の日台合作の国際プロジェクトとなるが、監督は「言葉が通じない中で、自分の求める世界にスタッフをどう導くかということに不安がありました。しかし今回は言葉が違うからこそ、分かり合おうとする濃度が強かった。映画って言語を越えた素晴らしいものだなと、再確認できました。」と、日本と台湾のスタッフが協力して作り上げた本作の撮影についてコメント。

監督の言葉に同調する清原は「お互いが分かろうとする力がすごく働いていました。互いに日本語と中国語を教え合ったりもしました」とニッコリ。覚えた日本語を聞かれたグァンハンは「『食べましたか?』『おはようございます』や『あざす』『ありがとうございます』とかです」と答え、「あざす」は藤井監督の口癖であることから、「はい、監督から教わりました」と言って会場の笑いを誘い、監督は照れ笑い。

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最後に、監督は「日本では5月3日から公開となります。海を渡って仲間たちと一緒につくりあげた映画です。そして何度見ても色あせない映画になったと自負しております」と自信をのぞかせ、清原は「私にとってとても大切な、かけがえのない作品になりました。この作品をご覧になった皆さんが、ご自身にとっての青春や、初恋などの記憶を優しく包みこんで、また前に進めるきっかけになれば嬉しいなと思います」と。そして、グァンハンが「この作品は青春ラブストーリーを描いていますが、単にそれだけの作品ではなく、この作品の中には大人の魂が宿っていると思っています。旅に出て、自分の過去を振り返ってみたくなるようなすばらしい作品なので、ぜひ映画館でご覧ください」とメッセージを送り、会見を終了した。

『青春18×2 君へと続く道』ティザーポスター

『青春18×2 君へと続く道』
シュー・グァンハン 清原果耶
ジョセフ・チャン 道枝駿佑 黒木 華 松重 豊 黒木 瞳
監督・脚本:藤井道人
原作:ジミー・ライ「青春18×2 日本慢車流浪記」
主題歌:Mr.Children「記憶の旅人」(TOY’S FACTORY)
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2024「青春18×2」Film Partners
公式サイト:https://happinet-phantom.com/seishun18x2
公式 X・公式 Instagram・公式 TikTok:@seishun18x2
#青春18×2 #君へと続く道

5月3日(金)TOHO シネマズ 日比谷ほか全国ロードショー